宇野港と築港の街が見渡せる「天空の鳥居」。しかしながら天空に至る道は中々ハード…。そんな天空の鳥居がある岡山県玉野市の観音寺とはいかに?
目次
観音寺「天空の鳥居」
天空の鳥居
今回訪れた観音寺とは、岡山県玉野市は宇野駅近くにある日蓮宗のお寺です。
その観音寺の敷地内にちょっとした岩山(天狗山の一部と思われる)があり、その上に「天空の鳥居」があります。
後ほど紹介しますが、少し小高いところにあり、眼下には宇野港周辺地域が一望できる絶景スポットとなっています。
ただ、この天空の鳥居への登山道が中々ハードであり、「まあ、行けるだろう」と割と軽い気持ちで行ってみましたが、想像を超えていました。
検索で「宇野 観光」と調べると出てくるこの天空の鳥居ですが、今回はその様子をお届けします。
アクセス
天空の鳥居のある観音寺は宇野駅から北、1.5kmほどの所にあります。
歩いても行ける範囲ではありますが、駅でレンタサイクル(700~800円)が借りられるので徒歩の場合はレンタルすることをおススメします。また、駐車場も用意されているようですので車やバイクでも行けす。道は狭いですが…。
お寺へはまず玉野高校を目指すと良いでしょう。
玉野高校の北側、正門のある道を北上すると、この三叉路があるので右手へ直進。
この画像でも実は天空の鳥居が映っています。分かりにくいですが右上に見えている茶色の岩山の天辺がその目的地!
天空の鳥居への道
原則として自己責任になりますが、最初に最も大事な注意点3つをお伝えします。軽い気持ちで上ると結構大変な目に合うので覚悟は必要です。
特にお子様連れの方はかなり危ないので個人的にはやめておいた方がいいと思います。
- お子様連れは要注意
- 雨の日前後は厳禁
- かならず動きやすい服装と靴で
麓から中腹あたりまで
先ほどの道を突き当たると境内への階段。
こちらが本堂。その由来はわかりませんでしたが、良縁の寺とのことです。
本堂でお参りを済ませましたら、向かって右手にある天空の鳥居への道へと進みます。
ここから中間の仏様が祀られているところまでは比較的しっかりと道が整備されているので足腰がしっかりしている方であれば特に苦労は無いと思います。ちょっとした登山をする感じ。
イノシシか何かが出るようで、途中防護柵がありますが、こちらは自由に通っていいこになっています。
こちらが折り返しできる最後の場所。
進む決心が出来るかどうかは次をご確認ください。
中腹から天空の鳥居まで
ここから先、無理だと思ったらいつでも折り返しましょう。どちらかと言うと下りの方が大変なのでそのつもりで。
さて、ここでは注意書きがしっかり描かれています。
【重要】天空能鳥居までの道中はボルダリングのようなとても険しい道です。花崗岩の岩場や砂地を通りますので、ともて滑ります。
登られる際は、自己責任でご参拝ください。
引用:観音寺の注意書き
ここで書かれていることは脚色なしのマジです。その理由をお届けできればと思います。
さて、ここから行く天空の鳥居への道はこのような道なき道を進んでいくことになります。
こんな感じの場所によってはガイドケーブルの無い悪路も…。
ここはまだ安全に通れる部類の場所。中にはどこに足を掛ければいいのか迷うような足場も多くあります。正直まだ上る方は大丈夫なんですが、降りるのが大変難しいです。
先ほどの中腹の祭壇のあたりからぐるっと時計回りに回り込むと、このような岩場が最後に見えます。そしてここが最後の難関。
画像では若干伝わるか怪しいところですが、かなり急な斜面が待ち構えています。個人的な感覚としては30度以上の角度があるんじゃなかろうか…。
そしてこの急斜面を昇る為には岩場に打ち込まれたチェーンとロープだけが頼りです。
このような理由からお子様連れである場合や、雨が降った前後においてはおススメしません。
中腹から約10分弱かけて天空の鳥居に到着!
なおこの岩場を昇るために用意されたのはこの小さな脚立のみ…。
まあ上るのはいいんですが、足が短くて下りるときに苦労しそうなので諦めて裏手に回ることにします。そこに回るのもまあまあ険しいのですが、まだ容易…。
そしてそこから広がるのはこの絶景!
瀬戸内海に浮かぶ島々もバッチリと見えまして、鳥居の向こうに見えているのは葛島、そしてその左手に見えているのがあの芸術の島である直島ですね!
ちょっとアップ写真。
ここからは宇野港と築港(宇野駅や観音寺のあるエリア)の街並みが一望できます。ここまでの道のりが結構過酷であった分、見える風景はかなり満足!
なお、11月だと言うのに普通に汗をかきました。その程度に体力は消費します。
下山が一番大変
風景に大満足し下山。先ほど登って来た岩山を下って行くわけですが、実は下山の方が体力を使います。
うっかり勢いよく進むと滑って転げ落ちて大けがをしかねないので、このようなガイドロープがあるところはしっかりとつかみながら慎重に、無いところは木の根っこもロープ代わりにしてしっかりと一歩ずつ進みましょう。
そうしてようやく安全な中腹エリアへ。
ここまでの道中、特に尻を突くようなことは無かったですが、かなりズボンと靴は砂まみれになっていました。大きな注意点ではないですが、汚れても大丈夫な服装で行った方が良いでしょう。
まとめ
宇野駅近くにある観光スポット観音寺の天空の鳥居の様子をお届けしました。
ご覧いただくと分かるようにそこへ至る道はかなりハードですが、上るまでの苦労もありより絶景であると感じられます。
前掲の通り諸注意はありますが、もし宇野駅周辺、玉野を観光することがあればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
直島観光に行く方、行ってきた方には特におススメしたいです!
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