台灣糖業博物館エリアで昔のサトウキビ運搬列車「五分車」に乗車!【2日目】

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Daisuke

総合旅行業務取扱管理者の資格持ち。
テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

週末2泊3日で行く台湾高雄の旅。高雄郊外の台灣糖業博物館エリアでサトウキビ運搬列車であった「五分車」に乗車。

目次

この記事の旅程

アクセス

最寄りは橋頭糖廠駅

2日目はしっかりと高雄観光へ。

まずは朝から郊外の観光スポット「台灣糖業博物館」へ向かいたいと思います。

ホテル近くの三多商圏駅から乗車し、同じMRTレッドラインの橋頭糖廠駅まで乗車します。市内中心部からだと所要時間は約30~40分といったところでしょうか。

新幹線駅でもある左營駅を過ぎるとMRTは地上へと上がってきて高架に切り替わりました。

橋頭糖廠に到着。

橋頭糖廠駅の猫駅長

さて、この橋頭糖廠駅には猫駅長がいまして、その名前は蜜柑(みかん)だそうです。

その蜜柑駅長は常時この駅にいるのではなく、本社の方で基本は勤務しているようです!

関係あるようでないような話ですが、日本でも和歌山電鉄の猫駅長が有名ですよね。こちらの猫駅長は副駅長と交代交代で貴志駅に常時勤務をしています。

先日会いに行った際には中国語を話す観光客が多かったのは、もしかするとこの辺りに事情があるのかもしれません。

「近くの会えない猫駅長より、遠くのいつでも会える猫駅長」みたいな。

とは言え台湾においても日本と同じくらい猫に対する情熱は高く、蜜柑駅長の人気はすごいみたいです。

最近のニュース記事を見てみると、どうやら左營駅に専門店が出来たみたいですよ!

猫好きの方は是非行ってみて下さい。

なお、猫駅長の勤務時間は公式Instagramを参考にしましょう。

▼(外部リンク)高雄捷運-蜜柑站長/Instagram

台灣糖業博物館

概要

台灣糖業博物館と言いましても博物館の建物がポツンと1つある訳ではなく、台灣糖業股份有限公司(旧台湾製糖株式会社)の広大な敷地含めて博物館になっています。

様々なエリアがありますのでこの先順々に巡っていきます。

五分車

アクセス

運行は土日祝のみです。

まずは橋頭糖廠駅付近から乗車できる「五分車」という列車に乗ってみたいと思います。

「五分車」とは線路の幅が762mmの”特殊狭軌”と呼ばれるものが採用されており、これは日本の新幹線で採用されている”標準軌”1435mmの半分に相当するからだそうです(⇒”広軌”の説もあり)。

用途としては御察しの通り、精糖に必要なサトウキビを運搬するためですね。

乗車するにはまずは橋頭糖廠駅南側にあるこの小さなカウンターできっぷを購入しましょう。

なおこの五分車はこの紫線の部分を運行し、南は高雄花卉農園中心と言うレジャー施設があるところに到着します。

時刻と料金

発車時刻についてはイレギュラーもあると思いますが、概ね下記の通りです。

高雄花卉農行中心駅(南側)橋頭糖廠駅(北側)
10:0010:30
11:0011:30
13:0013:30
14:0014:30
15:0015:30
16:0016:30
17:00
出発時間

南からやってきた列車には多くの乗客が乗車していました。

丁度カウンターも空いたのできっぷを購入。大人料金は2024/11時点で往復で80NTD、中学以下は50NTDです。

乗車&旅の様子

改札ではきっぷにパンチで穴があけられました。早速列車に乗車しましょう。

これが客車の内側。

簡素な造りで窓などもなく籠に乗っているような気分です。

こちらが牽引していく機関車。反対方向にも同じものが連結されています。

比較対象がパッとしないので分かりにくいですが、やはり線路の幅はかなり狭いですね。

定刻になると列車の扉は遊園地のアトラクションのように駅員さんが閉めていき出発。

お隣には台鉄の列車が走っており、その隣をゆったりと時速10kmかそのくらいの速度で進みます。

出発してすぐの所で比較的大きな道路を横断。

台鉄の踏切は自動制御ですが、こちらは本数も少なく小規模なのでスタッフさんが人力で踏切管理をしていました。

途中子供が手を振ってくれたので返してあげました。何とも微笑ましい光景…。

小学校のすぐそばを通過。

鬱蒼と木々が繁る中を直進。

途中には畑。サトウキビにしては低いような気もしますね。別の何かかもしれません。

もうすぐ終点の高雄花卉農行中心駅です。ここまで約10分程度の旅でした。

終着駅付近は住宅か何かの開発が行われていますね。この辺りの静かな地域から、高雄市内中心部への通勤通学なら1時間以内で抑えられそうなので住むのもアリかもしれないですね。

高雄花卉農行中心駅。

こちらの駅には他の機関車も留め置かれていました。

相当年季が入ったこの機関車はドイツのDIEMA社製なんですが、調べてみた所もう存在しない会社のようでした。どうやって整備しているのか…。

駅も質素です。

駅前にはかつて貨車をけん引していたであろうベルギー製の機関車C-0-6-0が展示されています。

なお、この朝の時間帯の折り返し列車を逃すと、昼時間は運行していないので戻るのが若干面倒になります。

すぐに折り返して出発するので列車に乗車しておきましょう。

帰りも景色は同じなので割愛。

「五分車」乗車体験を終えまして、次は工場やその敷地にある各種歴史ある建築物の観光へと向かいます。

観光地情報

スクロールできます
観光地名橋頭糖廠 五分車站
住所825 台湾 Kaohsiung City, Qiaotou District
営業時間10:30~16:30
定休日土日祝以外

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参考

みんなの台湾修学旅行ナビ
https://taiwan-shugakuryoko.jp/ SNET台湾が運営する、学習目的に基づく旅をデザインするためのウェブサイトです。

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編集:地球の歩き方編集室
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