台灣糖業博物館エリアで製糖工場見学!【2日目】

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Daisuke

総合旅行業務取扱管理者の資格持ち。
テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

週末2泊3日で行く台湾高雄の旅。高雄郊外の台灣糖業博物館エリアで工場や敷地に広がる付帯施設を見学。

目次

この記事の旅程

台灣糖業博物館

概要

台灣糖業博物館と言いましても博物館の建物がポツンと1つある訳ではなく、台灣糖業公司(旧台湾製糖株式会社)の広大な敷地含めて博物館になっています。

前回の記事ではサトウキビを運搬する「五分車」の様子をお届けしまいたので下記を参考に。

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製糖工場史跡エリア

レンタサイクル

博物館はいくつかのエリアに分かれているのですが、まずは精糖工場史跡エリアへ。

ちなみにそのエリアへの入口付近(物産店付近)にレンタサイクル屋があります。私は利用しなかったのですが、結果としては利用したほうが良いです。何故なら敷地が広大で歩くのはかなり疲れるから。

見ていた感じ、自力でこぐものから、電動バイクでフルアシストタイプのものまで色々ありました。

トトロの猫バスまでありましたよ!

橋頭廠長宿舍(吉照故里茶道院)

こちらの和風な建物は橋頭廠長宿舍跡を利用した和カフェです。

1940年に建てられた建物だそうで、「血観音」と言う台湾サスペンス映画で撮影スポットとしても利用されたそうです。

社宅事務所

このヨーロッパ風の建築物は当時社宅事務所として利用されていたものです。

上部に小さい穴があるのがわかりますでしょうか?こちら装飾ではなく、銃を向ける為の穴だったそうです。

大きな窓と入口は開放感がありますね。

この日は日本の政治家兼実業家、そして「日本製糖業の父」とも呼ばれている鈴木藤三郎という方の展示会が行われておりました。

日本の製糖会社やここ台湾においても「台湾製糖株式会社」の設立者の1人となり、初代社長をも務めた人物でもあります。

こちらは後継会社である台灣糖業公司の商品紹介。黒糖成分多めから白い砂糖まで色々ありますね。

鈴木氏の出身が静岡県と言うことで、ちびまる子ちゃんランドの紹介もあったり。

クラブ

こちら1901年に建築され、クラブハウスとして利用されていた建物。元々は日本軍の訓練場として利用されていたそうです。

建築様式としてはオランダのコロニアル様式を採用していたそうですが、一部は日本的な様式も取り入れられているそうです。

製糖工場

次は製糖工場へ。

この工場跡地は1901年にこの地にできてから1999年までの凡そ1世紀に渡って製糖工場として稼働してきました。

上階の入口から順々にその製造機器をのぞいていきましょう。

配下に見えているのは「壓搾機」と呼ばれる機械。漢字から何となくイメージが付きますが、要は圧縮機です。

圧縮工程は重要らしく、これが糖度にも影響を及ぼすみたい。

手前に見えているタンクが蒸発缶、奥に見えているのが結晶缶です。

蒸発缶にて圧縮したサトウキビジュースを蒸発させて水分を飛ばし、最終的に1/4の体積の「シロップ」にしていきます。その後結晶タンクにて砂糖の核とも言えるものを精製していくようです。

こちらは制御室。

想像ですが、ボタンはON/OFFなんだと思いました。昔の機械はこのくらいの制御で回っていたのかとちょっと関心。

ここで計器類の数値をチェックしながら作業員に指示をしていたのでしょう。

鉄道風景エリア

五分車検査エリア

博物館への正門とも言える場所辺りには、先ほど乗車した「五分車」の検査エリアがあります。

ここには昔活躍した列車から、アーティスティックに造形された列車までもが展示。

この貨車は今では内部にベンチが配置されていますが、当時はここにサトウキビを満載していたのでしょう。

当時はどんな使われ方をしていたのか分からないものも。

メンテナンス用の建屋。

内部構造が露になった車両が展示されていました。今も昔も男はこういうものにロマンを感じますね…!

“働く列車”シリーズが紹介されていました。

農作業器具展示

“働く車”シリーズもあります!

大型の農作業車両にもワクワクしますね!

こちらはサトウキビの頭の部分をカットしていく器具だそうです。

継続的な成長を促すためにカットして頭をそろえることで成長を促すそうです。

糖業歴史館

最後に「糖業歴史館」へ。ある意味こちらが一番博物館っぽい場所…。

ここでは台湾における砂糖産業の歴史を日本統治時代含め紹介されています。

先ほど工場で見学してきたような危機のミニチュアの展示も。

館内には機関車の展示も。

歴史の紹介については台灣糖業公司の施設ですので、最終的に企業紹介になっていました。

飲食/土産エリア

飲食店

最後に飲食店エリアの紹介。

小規模ですが、飲食のできる屋台がいくつか出ていました。

駅の近くには小籠包のお店も。

こちらでも猫駅長蜜柑(みかん)推し!限定で猫の形をした小籠包を売っているみたいですよ!

土産屋

土産物屋もあります。

台灣糖業公司の製品や台湾のお土産が販売されています。軽食はこちらでも購入可能ですので、多くのお客さんが列を成していました。


全てのエリアを見て回れたわけでは無いですが、2時間ほどで重要な部分はしっかりと回れたと思います。

それこそ端から端まで巡ろうと思えば3~4時間は考えておいた方が良いでしょう。その時にはもちろんレンタサイクルのご利用もご検討ください!

次は高雄中心部に戻って引き続き昼食や観光へ!

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