この記事は 2019年08月05日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
目次
大阪=東京のちょっと遠回りルート
大阪=東京間は東海道本線が一般的
「青春18きっぷ」の季節が始まりました。
普通列車のみ1日2,000円ちょっとで乗り放題になるアレです。
通常、大阪から東京へ普通列車で行く際は東海道本線で行くのが一番早いのです。スムーズに行って大体9時間ちょっとくらい。新幹線の3倍くらいかかるものの意外と早いですよね。
もちろん普通列車のみなので、新幹線やら特急やらは使えません。
今回は名古屋までは同じですが、そこからは東海道本線ではなく中央本線で行くちょっと遠回りルートで行ってきました。
▼東海道本線全区間(東京=神戸)を巡る旅はコチラ
中央本線とは
“中央本線”って言うとわかりにくいんですが、”中央線”って言うとどっかで聞いたことありませんか?
そうです。新宿から西の方にまっすぐ伸びている路線「中央線」とはこの中央本線の別名(?)。おしゃれタウン吉祥寺やオタクの聖地中野へ行くアレね。
どうでもいいことですが、新宿から秋葉原に行くときに中央線快速へ乗ると、御茶ノ水で総武線に乗り換えないといけないですよね…。
さて、この中央本線ですがその行程は長く、東京を起点として名古屋まで続く路線になります。実際には長野県にある塩尻駅がJR東日本とJR東海の境目となっており、塩尻駅より東側を中央東線、西側を中央西線と呼ぶようです。
行程
今回は名古屋からこの中央本線(中央西線)の方に行って、塩尻から少し北の松本(長野県第2の都市)で1泊し、そこからまた塩尻に南下し中央東線を経由し東京まで行ってきました。
帰りは新幹線ワープならぬ、飛行機ワープで大阪まで帰ってくるものとします。だって帰りはきついんだもの。
ちなみにここで言う「ワープ」とは、青春18きっぷの旅でありながら一部の区間を別料金を払って時間を短縮すること。例えば静岡で力尽きて新幹線で東京まで行ったり、今回の旅で言うと甲府から東京まであずさで行くとかですね。
絵にかくとこんなルートです。
なお長野県で少し飛び出ているところの塩尻=松本間は篠ノ井(しののい)線ですが、名古屋方面・東京方面のどちらからも乗り入れしています。
1日目
新今宮
出発/06:34
旅のスタートは新今宮駅(JR西日本大阪環状線)です。
1回目のところにスタンプもらいました。
大阪までは外回りの方が少し早いかな。
大阪
出発/7:15
大阪駅(JR西日本)では20分程度の乗り換え時間。
名古屋まではこの先乗り換えに余裕がないのでトイレ休憩しておいた方がよいかも。電車にもトイレがあったかと思いますが…。
大阪駅、綺麗になりましたね。
大きい板チョコが見えるのは明治の大阪工場です。
30分ほどで京都駅。ここからは琵琶湖線(東海道本線)です。
さすがに京都を過ぎると長閑な風景が多くなってきますね。
米原
出発/08:46
米原駅(JR西日本)での乗り換えはそれほど余裕はないです。ガラガラなら余裕なんですが、人がごった返している状況ではギリギリ…。
ここから先名古屋方面の在来線はJR東海の管轄。
ちなみに在来線駅構内はJR西日本、新幹線構内はJR東海の管轄らしい…。
大垣
出発/09:26
大垣駅(JR東海)から名古屋駅までまた30分くらい。
下呂温泉以来の岐阜駅!岐阜と名古屋ってものすごく近いんですよね。20分くらいで着いてしまうんです。
岐阜を出るとすぐに木曽川を渡る。
この後名古屋からは木曽川に沿って北上していくことになります。
やがてビル群が目立ってきて名古屋へ到着。
名古屋
出発/10:24
さて、名古屋駅(JR東海)では東海道本線から中央本線へ乗り換えますが、20分ちょっと乗り換え時間があります。
この先で昼ご飯は中津川くらいですが、何もなかったら嫌なので早めの昼ご飯を決め込むことに。
電車旅らしくホームの立ち食いそばで!
名古屋名物きしめんをいただく。ワンコインきしめん500円!(高い…。)
始めて食べたけどおいしいですね。
この電車半分くらい?は普通の通勤電車みたいな座席進行方向90度のタイプ、もう半分?は関空快速みたいな座席になってるんですよ。もちろん関空快速みたいな方の座席の方が人気で座れなかったので、ガラガラな方の進行方向90度タイプに座りました。
途中の恵那駅。
中津川
出発/12:00
この日の最後の乗換駅である中津川駅(JR東海)へ到着。
ここから先、塩尻・松本方面への普通電車は1時間に1本しかない(15時は0本)ので要注意。乗り過ごすと1時間待ちぼうけ。
駅前のオブジェ?
さて、ここから松本駅までは2時間半弱。しかもこの電車2両しかないので若干混んでます。
外に出て写真を撮りましたが、確実に座りたいなら外に出ずに乗り換えたほうが良いですね。座れないと悲惨なことになりますから…。幸運なことに座ることができましたけど。
途中までは木曽川に沿って進みます。雨が降ったのかあまり綺麗じゃない…。
奈良井駅。中山道の宿場町があったところ。
松本
到着/14:21
塩尻駅で若干の遅延ののち、やっと松本駅(JR東日本)へ到着。
本日の7時間47分(+ちょっと)の行程は完了!
そういえば長野って人生で初めてだった。
奇しくもこの日(2019/8/5)は松本のお祭り「松本ぼんぼん」が開かれる日でした。
松本では松本ぼんぼんを見物した以外はほぼ何もしてないですが、気が向けば別記事で書くことにします。
2日目
松本
出発/7:36
駅前に松屋があったので朝ご飯。
目玉焼きが半熟過ぎて中身が流れちゃう…。もう少し火を通してもらえれば…。
松本駅で二つ目のスタンプをもらう。JR東海はすっ飛ばしてJR東日本のスタンプ。
塩尻を過ぎるとやがて田園風景が広がります。
遠くに見えているのはわかりにくいですが諏訪湖。
茅野って「ちの」って読むんか…。「かやの」って呼んでしまう。
信濃境は長野県最後の駅。これを超えると山梨県へ入ります。
やがて右手には南アルプスが。
さすがにこの辺では乗車率低め。
甲府に近づくにつれて増えてきます。
甲府
出発/9:40⇒10:00
中央本線で人身事故があり、甲府駅(JR東日本)で電車は20分遅延。
ここであずさ乗ると早いんだけどな…。
ちなみにすでにこの段階で飽きてます(笑)
甲府なので多分ブドウ畑かな。よく見ると白い紙みたいなので実を覆っているし。
連日の早起きかつ、心地よいレールのジョイント音で気持ちよく爆睡。
四方津(しおつ)駅から何か長いアーケード?みたいなのが見えるのですが、これはニュータウンである「コモアしおつ」へ至るエスカレータ&斜行エレベータがあるようです。
ここまでくれば東京もすぐ近く!
少し神奈川(相模湖のあたり)を通過し、高尾へ。
高尾
出発/11:30
甲府で遅延があったため、ここ高尾駅(JR東日本)の乗り換えはかなりタイトな感じ。
もうここまで来るといつもの東京の感じがしてきますね。
東京駅までは1時間弱。
東京
到着/12:24
ついに終着の東京駅(JR東日本)です。
2日目の行程は4時間48分の旅。
1日目と合わせると総計12時間35分、総距離623.9kmの旅が完了しました。
この2日の料金は通常ですと10,260円!内訳は6,260円(1日目)+4,000(2日目)。
青春18きっぷなら2日分で4,740円なので、5,520円お得!
でも1回やれば満足かな。2回目は無いかな…。
ちなみに電車旅することが目的(手段ではない…)だったので東京に着いてからはノープラン。
適当にブラブラして飛行機まで時間つぶし。
秋葉原でオムカレー食べた。
飛行機ワープ
行きは12時間以上かけた訳ですけども、帰りは何と1時間!飛行機早いね!
羽田=伊丹のNH39便です。出発は19時00分、到着は20時15分。
羽田空港のてんやで晩御飯。空港限定の海宝天丼!
おいしかった。
この後飛行機は少し遅れましたが無事に伊丹到着。
まとめ
今回も苦行を乗り越えて目的地へ到着。割とこういう目的のない電車旅も楽しいものです。
夏休みだからこそできる青春18きっぷの旅は、やることがないのなら最高の時間つぶし。
ただ飛行機はやっぱり早かった(笑)!
ちなみに後3回分残ってるので消化したいです。
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