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ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。2日目は到着後早速リスボン観光へ。まずは前編バイシャ、バイロ・アルトエリアを巡ります。
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
メトロのロシオ駅に荷物を預けて早速観光へいきます。まずは駅の名前にもなっているロシオ広場へ。
広場には屋台が。
時期は年末と言うこともあり、ヨーロッパはどこもかしこもクリスマスムード。
大体どこの国に行ってもこんな感じで臨時のクリスマスマーケットが開かれています。
出発したときは朝早かったので、何も開いていませんでしたが、戻ってきたときにはこんな感じににぎわっていました。
ちなみに中心にそびえる像はポルトガル王ペドロ4世像。ポルトガル王ペドロ4世、またの名をブラジル皇帝ペドロ1世と言い、今のブラジルのルーツの一つであるブラジル皇帝の初代皇帝だそうです。
南北アメリカはスペイン語、ポルトガル語話者は植民地時代の影響で多いですが、南北アメリカで唯一のポルトガル語圏でもあります。
広場なので像以外もなく、これと言って見どころはないですが、この辺りからテージョ川方向に向かった通りは真っすぐなものが多く、その一つ、アウグスタ通りを望むとアルコ・ダ・ルア・アウグスタと呼ばれる門まで美しい街並みが楽しめます。
通りの名前は忘れましが、線対称で美しいです。
「7つの丘の街」とも呼ばれるリスボンの街は、坂道が非常に多く、平面の地図で見ても分かりにくいですが、実際に行ってみると隣り合った通りが全然高低差が異なるとこともしばしば。
そしてここサンタ・ジュスタのリフトはその高低差を埋めるために建築された交通手段の1つになります。
エレベータに乗る人が列を成していたので並びます。
ここではもちろんリスボアカードが利用可能!
逆に利用しなければ往復で5.3EURの運賃が発生します。
エレベータ自体は鉄製で、ネオゴシック様式で建てられているそうです。
ゴンドラ部分は木製。
建築されたのが1900年頃のようですので、実に120年物のエレベータですね。
なおリスボアカードはこちらの端末にタッチしましょう。
ゴンドラはゆっくりと動き出します。
ちょっとした業務用エレベータのサイズがあり、1度に二十数名運べるそうです。
人数が多いと次に回されますが、運航間隔についてはおおむね1時間に4,5本と言ったところ。
このエレベータ自体も公共交通機関になっていますので、以下の運営会社のサイトで詳細な時間が確認できます。
▼(外部リンク)54E Elevador Sta. Justa/CARRIS
座っているとあまり景色楽しめないな…。
乗り込んでいる時間より、上がっている時間の方が短いんじゃないかと言うくらいで頂上に到着。
エレベータ前にある通りを見通してみると、一気に高さがあがったことがわかりますね。
ちなみに奥に見えているさらに小高い丘にはサン・ジョルジェ城があります。こちらについてはリスボン3日目に行ってみたので是非記事をご確認を。
こちらはテージョ川方面。朝日はまだまだ低い位置に…。
本当はエレベータの上にも展望台があるみたいなのですが、この日は昇れないようにロープが張られていました。残念…。
観光地名 | サンタ・ジュスタのリフト |
---|---|
住所 | R. do Ouro, 1150-060 Lisboa, ポルトガル |
電話番号 | +351 21 413 8679 |
URL | carris.pt |
ここからもう一つ眺めのいい展望台を目指しますが、早すぎて外観しか楽しめなった観光スポットも紹介。
こちらは「カルモ修道院」。リスボン大地震で崩壊した修道院は修復されることなく今に至ります。中に入ると天井のない建物や、併設された博物館が楽しめるそうです。
道中それほど広くない道には路面電車の線路も。
次は展望台の隣にある「サン・ロッケ教会」。豪華絢爛な装飾が見どころです。
ちなみに教会のすぐ前にある階段。これを降りていくとロシオ広場の近くに戻れます。
さて、教会のすぐお隣がサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台。
その前にこの機になる路面電車が見えるのですが、後ほど紹介します。
展望台はこちら。
ここでも小規模なクリスマスマーケットが開かれていました。
さて、展望台から眺められる風景がこちら!(北方面)
リスボンの美しい街並みが俯瞰できました。
南のテージョ川方面はこんな感じ。
エレベータのあたりからは500mほど北側にあるので、より広く街並みを見渡せる気がします。
観光地名 | サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台 |
---|---|
住所 | R. de São Pedro de Alcântara, 1200-470 Lisboa, ポルトガル |
URL | informacoeseservicos.lisboa.pt/contactos/diretorio-da-cidade/miradouro-de-sao-pedro-de-alcantara |
さて、展望台に来る前に見えたこのケーブルカー。ちゃんと乗ってきました。
横から見るとすごい!座席の部分を水平に保つために台車のみに傾斜があるのですが、横から見るとどれだけ傾斜が急であるかわかることでしょう。
外観こそ綺麗に塗りなおされていますが、内側は歴史溢れる木製の椅子が並んでいます。
歩いて降りる方もいらっしゃいます。
逆方向はマジでおススメしません。別日に少し上ってみたんですが、ただの登山でした。
乗ったものの、到着は早いです。と言うのもこのグローリア線、実は250mほどの距離しかないのです。
とは言いつつも先ほど紹介したように傾斜がすごく、展望台があるところから一番下までで45mの高度差があるようです。
単純計算で180‰で、一般的なケーブルカーに比べれば緩やかですが、ここ、山ではなくて街中ですからね…。
麓駅に到着。わずか数分…。
なお、リスボアカードやその他1日乗り放題券を利用しない場合、乗車には3.8EUR(往復分)かかります。
さて、グローリア線で降りてきた麓の部分はレスタウラドレス広場。
ここまではバイシャやバイロ・アルトエリアを巡ってきました。ここからは少し遠出をして西方面の観光スポットへと向かいたいと思います。
その様子は次の記事にて紹介!
リスボアカードを利用しない場合にかかる費用は下記の通りです。
観光地/交通手段 | 費用(EUR) |
---|---|
サンタ・ジュスタのリフト | 5.3 |
ケーブルカー/グロリア線 | 3.8 |
小計 | 9.1 |
ポルトガルのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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