ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。7日目はセビーリャから各国・地域への観光拠点となるアルヘシラスへ。
目次
この記事の旅程
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07.アルヘシラス
アルヘシラスとは
7日目の朝はかなり早いです。
5時半に起床し、軽く朝食をいただいた後にセビーリャ・サンタ・フスタ駅へと向かいます。
さて皆さん、アルヘシラスという地名は御存じでしょうか。もちろん大部分の方は知らないと思います。私もアルヘシラスと言う地名を知ったのは、そこから向かうことのできる3つの地域へ行くための拠点とわかってからです。
どこにあるかと言いますと、スペインのほぼ南端と言って差し支えない場所。
前述の3つの地域とは、具体的にはセウタ、ジブラルタル、タンジェへ向かうことができます。
ジブラルタルについては御存じの方も多いかもしれません。幾度となくTVにて「世界一危ない空港」だとか、「歩いて滑走路を渡れる空港」だとかで紹介されています。そして英国の海外領土でもあります。
セウタは知っている方の方が少ないでしょう。実はスペインはアフリカ側に2つの飛び地を領有しており、その内の1つがセウタと言うところなのです。
最後にタンジェ。これは海を経た先にあるアフリカのモロッコの一都市。今回本命なのは実はこのタンジェです。タンジェへは個人でフェリーに乗って行くこともできますし、日帰りツアーと言うのも用意されていたりします。(この後アルヘシラスへと到着後ツアー会社を回ること)
列車でアルヘシラスへ
さて、気を取り直してアルヘシラスへ。
実はアルヘシラスへはバスの方が本数も多いのですが、正直長距離バスは苦手かつ鉄道の方が好きなので、時間もコストもかかりますが、列車で向かうことにしました。
前日に少しは行ってみたときは結構な数のお客さんがいらっしゃいましたが、朝が早いこともありほとんどいませんでした。
少し時間が早かったので駅にあるマックで少し休憩。
というか30分以上前にきても列車に乗車するためのプラットフォームが決まっておらずやることが無いのです。
ホットチョコレートを注文。自分で作るタイプのようです。
時間が近づきましたらホームへ。
スペインの駅の良く分からないのはAVEのような新幹線が停まる駅には荷物検査があり、中長距離以下の列車が止まる駅にはそれがないこと。意味はあるのでしょうか…。
当駅始発のようであり、少し早かったものの列車には乗車可能でした。
私が利用するのは手前の通路側の席。
中央部分にある座席を倒すボタンを押すと、前に座席がスライドしてリクライニング出来る、何とも斬新な列車の座席でした。
ところでこの座席の案内が中々初見では分かりずらいです。
こんな感じで「81v:82p」と書かれており、どっちが窓で、どっちが通路なのか…。これはvとpの意味を覚えておけば楽になります。
v/ventana ⇒ 窓側
p/pasillo ⇒ 通路側
シートのピッチは広く、割と快適。
列車は暗闇の中を出発しましたが、やがて火が出てくると何とも幻想的な雰囲気も出てきました。
多分これはオリーブの木の畑か何かかと思われます。
2時間弱ほど乗車し、乗換のアンテケラ・サンタ・アナ駅へと到着。
そしてこの駅、「なんでここに駅を作ったの?」と言いたくなるほど、周りには何もありません。
ここでは次の列車を待つために1時間程度の待ち時間がありました。
それにしても汚い…。なぜこんなにゴミが散らばっていて、誰も掃除しないのか…。
やることが無さ過ぎて外に出たんですが、もちろん外でもやることは無い!
そして駅舎に入る際には荷物検査…。面倒!
やがて当駅始発の引き続き中距離列車がプラットフォームにやってきましたので乗車。
多くの部分で山間部を走り、時には放牧された牛などが見られました。
列車はロンダを過ぎたあたりから急勾配、急カーブの多い区間となり、山岳鉄道のようにゆっくりとゆっくりと進みました。
列車はようやくアルヘシラスへと到着。乗り換え時間も含めるとなんと5時間半もかかりました!
バスであればこの半分くらいの時間で来れますので、抵抗の無い方はバスの方をおススメします。
さて、まずはホテルへとチェックインへ。
そして前述の3つの拠点の内、本命であったモロッコの日帰りツアーがあるかどうかを調査するために港のツアー会社へ行ったり、少し観光してみたり…。
その様子は次の記事にて紹介!
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