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ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。8日目はスペインのアフリカ大陸飛び地、セウタで観光!
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
フェリーでセウタに到着しました。さっそく観光へ。
観光すると言ってもこのセウタの領域はかなり狭い上に、観光スポットが集まるのはこの画像の「観光した範囲」やその周辺のみとなります。
まずは繁華街の西端とも言える場所にあるアフリカ広場(Plaza de África)へ。
道中にはロイヤル・ウォールと呼ばれる砦を通りますが、こちらは後ほど紹介します。
砦をくぐり、すぐに右折すると小さな公園が出てきますが、これがアフリカ広場です。
中心にあるこのオブジェクトは「アフリカ戦争で亡くなった人々の記念碑(Monumento a los caídos en la Guerra de África)」。
アフリカ戦争とはスペインでの呼び方であり、スペイン・モロッコ戦争と呼ばれています。
1859年に開戦したこの戦争は最終的にスペインの勝利に終わりましたが、これを発端にスペインとモロッコは第二次世界大戦の後までも継続的に争いが発生しています。
話はそれましたがここはそんなアフリカ戦争にて無くなった人々の墓の側面もあり、この地下には英雄の亡骸が埋葬されているそうです。
他にもこのアフリカ広場には後述の2つの教会や、この荘厳な雰囲気のある市庁舎もまた見られます。
アフリカ広場には2つの教会がありますが、その内の1つが「アフリカの聖母寺院」。
バロック様式の教会で、内部は装飾が綺麗でした。
天井の梁はシンプル。
チャペル辺りの天井には絵画も描かれており、像もまた金色に輝いており美しい教会でした。
観光地名 | アフリカの聖母寺院 / Parroquia de Santa María de África |
---|---|
住所 | Pl. de África, 51001 Ceuta, スペイン |
電話番号 | +34 956 51 11 72 |
アフリカ広場に面したもう1つの教会「セウタの被昇天大聖堂」はこの日は入れないようでしたのでパス。
そして丁度この裏手に進んだところに砂浜である「プラヤ・デ・ラ・リベラ」がありますので行ってみます。
このアフリカ広場近辺の標高は砂浜からは堤防で少し高くなっていますので、この階段を使って下へ。
他にも階段はありますが、ここは緩やかになるように整備されています。
浜への出口で左手に見えているのが堤防。
ここから見えているのは地中海ですね。南方向を臨んでいます。
砂浜のエリアはそれほどは広くないようです。
アフリカ広場あたりから始まるレベリン通りから始まり、カモエンス通りを経てレアル通りに至る一本道が商店や飲食店が立ち並ぶメインの通りと言えるでしょう。
ZARAもありました。
向かいに少し高くて白い建物が見えてきました。
この建物はアンドレス・ガルメス・ナダルと呼ばれる建築家によって建てられたトリヒーリョビル。ネオ・バロック様式にて建てられているとのこと。
他にもこの変わった建物「ドラゴンの館」があったり。
その名の通り、しゃちほこのごとく建物の最上部にはドラゴンの像が添えられていました。内部は観覧することはできませんが、1Fの物販店くらいなら入れそうです。
これはサンフランシスコ教会。
なんだこれ…。子供が見たら泣きそうな像ですね。
もう少し北に進むと住宅地がメインになってきました。
先ほど紹介したメインストリートの内、内部に入ったものを紹介します。
その内の1つがこのセントラル・デ・アバストス市場。
小さな市場ですが、生鮮食品から日常雑貨まで色々と売っているので見ていて楽しいです。
肉屋。
さすがここはアフリカ大陸であり、モロッコのお隣と言うこともありタジン鍋も売られていました。
観光地名 | セントラル・デ・アバストス市場 / Mercado Central de Abastos |
---|---|
住所 | Calle Dean Navarro Acuña, 51001 Ceuta, スペイン |
営業時間 | 08:00~15:00 |
定休日 | 日曜日 |
レアル通りに面し、商業店舗や住宅に並んでいる教会。
様式は調べても良く分かりませんでしたがこれもベースはバロック様式のように思えます。
1715年ごろに建築されはじめたようで、今となっては改築を重ね元の後続から随分変わってしまったようです。
この像の周りの装飾もまたアズレージョでしょうか。
タイルの一部には「REMEOS」と。これはスペイン語で「救済」と言う意味だそうです。
観光地名 | 救済の聖母教会 |
---|---|
住所 | C. Real, 37, 51001 Ceuta, スペイン |
電話番号 | +34 956 51 37 19 |
URL | obispadocadizyceuta.es/parroquias/nuestra-senora-de-los-remedios-ceuta/ |
中心の通りを外れて東側へ向かいました。通りから東側へは斜面になっており、急な坂を上る必要があります。
閑静な住宅街を歩いているとどこからともなく猫ちゃんがやってきました。警戒されて逃げられてしまいましたが…。
海に面した公園で謎の施設を発見。
調べてみましたが「サン・アンドレス警備隊の歩哨箱」と出てくるだけで詳細は一切不明!
一応スペインの文化遺産のリストには載っているみたいですが…。
同じような正体不明の遺跡が同じ通りにありました。こちらは名前すらわからない!
この辺りから東方向を臨むとアチョ山と上部にある砦、そして崖のそばに立ち並ぶ街並みがよく見えました。
さて、今度は反対方向の海岸線へと向かいます。
その道中には他の猫ちゃんs。こちらは飼い猫っぽかったですが、やはり逃げられた…。
猫様に見下された。
ついでにニワトリも放し飼い…。
北側の海岸線付近は南側が崖に面しているのに対して平坦なところにあります。
道路と海岸線の間には公園やレジャー施設が用意されており、市民憩いの場と言った感じ。
中でも「マリティモ・デル・メディテラネオ公園」と言うのは複合レジャー施設で3つのプールのほか、レストランやバー、カジノと子供から大人まで楽しめそうな施設です。
ここまで観光してきたのはアルミナ半島と呼ばれる大陸から少し突き出たところ。
そしてその付け根にあるのがサン・フェリペ壕と王の壁です。
この壁はかつてポルトガルがこの地を統治していた時代に作られたもの。
このようにこの壁のある部分はアフリカ大陸とアルミナ半島の付け根とも言える部分で、さらにその幅がかなり狭くなっている地峡と呼ばれているところです。
ここの守りを強固にするべく要塞化。間の壕には跳ね橋も掛けられたことで、橋を上げると物理的に大陸側と切り離すことができたそうです。
ついでに猫。
観光地名 | 王の壁 / Murallas Reales |
---|---|
住所 | 51001 Ceuta, スペイン |
最後にランチを紹介。
先ほど紹介した市場のすぐ近くにある「Restaurante Rotterdam」を利用しました。この辺りの飲食店は繁華街の中でも比較的人が少なく、落ち着ているイメージでした。
メニューはスペイン語のみでしたが、文明の利器「Google翻訳」を利用することによりある程度把握。
揚げ物のセットを注文。
あ、スペイン人もイカを食べるんだね。
他には白身魚やエビ、クリームコロッケなどもありました。
付け合わせにパンがありましたが、これは全部はいらないかな。
結構量は多かったのですが、どれも美味でした。
これでセウタ観光については完了です。再び本土側のアルヘシラスへ戻るべく港へ向かいます。
次の記事でセウタ港での手続きや復路のフェリーの様子(往路とは異なる会社)について紹介したいと思います。
飲食店名 | Restaurante Rotterdam |
---|---|
住所 | C/Sánchez Prado, Local 9 – 51001 CEUTA |
電話番号 | +34 856 20 87 70 |
スペインのガイドブック
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*対応していない国もあります。
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