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ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。12日目はマラガ観光へと向かい、まずはヒブラルファロ城へ。
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
旅は12日目。この日が実質的に最後の観光となります。
早速この日はマラガ市内観光へと向かいたいと思います。ホテルを出たとこでまだ薄暗いですが実は8時ごろ。ヨーロッパの朝は遅いのです。
トレモリーノスからセルカニアスC-1線に乗り、マラガ中心部のマラガ・セントロ・アルメダ駅へ。
さて、ここからは街の中心地から見て東側にある、ヒブラルファロ城とマラガ砦(アルカサバ)に向かいたいと思います。この2カ所の観光スポットは観光の順番にコツがあるので、行き方も含めて別記事にまとめました。是非ご確認ください。
▼ヒブラルファロ城とマラガ砦の観光
まずはヒブラルファロ城です。
このヒブラルファロ城とマラガ砦の歴史は大変長く、最も古いところでは、紀元前のフェニキア人が統治していた時代に遡るそうです。そして今ある遺跡の多くは1340年、イスラム教徒が統治していたグラナダ王国の王、ユスフ1世により構築されたそう。
これら2つの遺跡は周りを二重の壁である「コラチャ」に囲まれており、2つで1つの史跡です。壁の用途としては兵士や食料の輸送に使われたみたい。
ヒブラルファロ城と言うのは同名の「ヒブラルファロ」という山に建てられており、そこから現在の街の中心部付近にあるマラガ砦までを囲む要塞です。
そのためヒブラルファロ城からは市街地の展望は素晴らしいもの。ここからは市街地全般、そしてマラガ港までが見通せます。
港にはアルヘシラスからセウタに向かう際に利用したフェリーと同じ会社のフェリーが停泊していました。恐らくこちらのフェリーもスペインのアフリカ飛び地であるメリリャに向かうものです。
一方で北側を眺めると、丘に沿って建てられた住宅街も見られました。
奥に見えている住宅(?)、丘に沿ってきれいに並んでいますね。
さてさて、ヒブラルファロ城を見て回ります。御覧のように向こうまで連なるのは前述の壁ですね。
この壁の上は通路になっており、美しい景色を眺めながら観光できます。
場所は変わりまして城の中にある展示施設。
中にはこのマラガの市街地のモデルが置かれており、ヒブラルファロ城やマラガ砦がどのような場所にあるのかよくわかりますね。
右手にヒブラルファロの山と城、そして左手に丘を下ってくるとマラガ砦。そして市街地に聳え立つ大きな塔はエンカルナシオン大聖堂です。
他にも18世紀ごろの武器や軍隊と思われる制服なども展示されています。
兵士が被るあの背の高い帽子…、意味はあるのだろうか…。
17世紀にセビリアで作られたトランプの複製らしい。
こちらは1805年「フィクソ・マラガ」歩兵連隊の精巧なミニチュア。
結構すごいですよ。1つ1つはどれくらいかな…、まあまあ小さいのですが顔の造形もわかるくらい作りこまれています。
ちなみにこの展示室ではスマホで解説が聞けます。但し日本語はないので、英語で確認してみましょう。
外に出て、次は中心部へ。
施設にはカフェやトイレも準備されています。
城の西の部分にやってきました。
ここからは市街地や港が見えるだけではなく、ヒブラルファロ城とマラガ砦を囲む壁の様子が良く分かります。
西には「Plaza de Armas」と呼ばれる広場もあります。
これの訳が難しくて、単純に”メイン広場”と言う意味の他に”武器広場”や”練兵場”のような意味もありそうです。
広場近くには「洗濯場」の遺構もありました。
ヒブラルファロ城はそれほど見どころは多くないのでサクッと見て回れます。
そして次はマラガ砦へと向かいたいと思いますが、この2つの施設は一体でありながら内部ではつながっていないので、城壁に沿って麓へと移動しなければなりません。
その道中には土産物屋が餌付けしているのか、飼っているのか、可愛らしい猫ちゃんが数匹いて癒されました。
途中港の方に見えるルービックキューブみたいなのは後で行きます。
案内に従い麓のマラガ砦の入口へと向かいましょう。
さて、ここまではヒブラルファロ城の観光の様子をお届けしてきました。次のマラガ砦は次の記事で紹介したいと思います。
スペインのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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