【4月開始】不動産業未経験な自分が独学で宅建に受かった方法

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Daisuke

本業SEな総合旅行業務取扱管理者

割と行き当たりばったりな一人旅中心。基本は自由行動。たまに現地ツアーに参加。

得意分野:乗り物全般/一人旅/海外

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宅建は不動産業に携わらなくても多くの人が知っており人気のある資格です。今回は不動産業未経験な私が4月に勉強を開始し、なんとか一発合格したのでその手法を共有したいと思います。

目次

完璧でなくていい

宅建は去年私が取得した旅行業務取扱管理者試験と同じようにかなりの暗記が必要な資格になります。

より試験勉強に多くの時間を掛けたり、不動産業に従事しているとそれは確実なものになっていきますが、私のように不動産に関係のない仕事をしている方は業務でそういった知識が付くこともなく、また普段の業務が多忙で中々時間をさけないことも多いと思います。

しかしながらこの試験、極論点数は重要ではなく合格さえしてしまえば問題ないのです。つまり高い点数を取る必要性はなく、何とかボーダーラインをちょっと超えるくらいの点数を取ればよいと言うこと。仮に本業の方でも、知識なんてのは後からついてくると思いますし、実務の方が実態としては複雑怪奇で覚えることが多いと思います。

このように完璧を目指すのではなく、何とか合格できる方法を今回は共有したいと思います。

学習に必要な4つのもの

独学で合格を目指しましたので、宅建専門塾や通信講座には申し込んでいません。

私は下記の4つのテキストやサイトを利用することで合格することができました。

順番内容
1宅建教科書 動画で学べる宅建士テキスト
*YouTube講義含む
2みんなが欲しかった! 宅建士の教科書
3こざりえの裏技宅建合格チャンネル
4宅建試験ドットコム

ここで記載している順番は学習する優先順位です。ただし「1が終わらないと2に行かない」という代物ではなく、何となく重みをつけるとこんな順番になるという塩梅です。

実際にはこれらで学習している期間は重複していますし、わからないことがあればテキストに戻って学習するということもしていました。

しかしながら一定の目安があった方が分かりやすいと思いますので、次の章では学習の全体スケジュールと、それぞれのテキストやサイトをどのように利用したのかを説明したいと思います。

勉強の方法

紹介するテキストは最新版を掲載するように心がけますが古い場合もあります。ご自身で最新版であるかご確認いただきますようお願いします。

スケジュール

勉強に費やした時間の内訳はこの通り。

一般的に宅建の学習時間は400~600時間と言われています。600時間だとすると1日3時間ちょっとは勉強する計算になります。

ですが私はそこまで勉強した記憶がありません!今回はあまり時間を計測していませんでしたが、平均しても1日1時間未満の勉強量です。つまり多めに見積もって200時間程度。

もちろんその中には5時間以上勉強した日もありましたし、2,3日勉強しない日もありました。これが達成できたのはこれから説明する各テキストやサイトをうまく活用したからだと思います。

以降にそれをどのように活用したのか説明していきますね!

1.動画で学べる宅建士テキスト

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まず利用したのはこの国際弁護士であるTokyo Joe先生が販売しているこのテキストです。

このテキストの特徴は何といってもYouTube講義動画付きであると言うこと!

何が良いかと言うと、テキストを一から読み込まなくてもYouTubeの講義動画を聞けば自然に情報がインプットできるところですね。

YouTube動画はテキストの内容に準拠しており、その説明はシンプルながらわかりやすく、さらにテストで問われる間違いやすい問題なんかも解説されています。

そして動画なのでスマホさえあればいつでも学習可能!それは社会人であれば通勤時間であったり、主婦であれば家事のスキマ時間であったりです。

私の場合流し見も含めて初期に一気に基礎情報のインプットに利用しました!

ちなみに動画の一部は無償で公開されていますので気になる方は是非ご確認ください!

▼Tokyo Joe先生のYouTubeチャンネル

国際弁護士Tokyo Joeの宅建講座/YouTube

2.みんなが欲しかった!宅建士の教科書

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Amazonでもベストセラーなこの滝澤ななみ先生のこのテキストはまさに教科書です。

「動画で学べる宅建士テキスト」でも基本的な情報は身に付きますが、シンプルなのでやや理解が不足する部分があり、それはこのテキストで補いました!

まずは動画でベースを作りつつ、このテキストで追いかけて足りない知識を補完していくのが良いでしょう。かなり丁寧なので情報量が多めで2025年度のテキストは608ページもありました。

これらを全て覚えるに越したことは無いですが中々難しいので、私の場合は先ほどの「動画で学べる宅建士テキスト」やこの後のYouTube講義で疑問が出てきた際に確認するサブなテキストとして活用しましたよ!

3.こざりえの裏技宅建合格チャンネル

YouTube

こざりえの裏技宅建合格チャンネル

女神がいた!

ようやくテキストや講義動画も2か月で2周程度は追えて知識の定着に苦手分野を攻めだしたころ、YouTubeでこざりえ先生の動画を見つけました。

この動画を見てその素晴らしさに脱帽しました!

ここまでテキストを読んできましたがあくまでも教科書的な成分が強めです。ですがこざりえ先生は違います。いかに効率よくテストに受かるかを要点を押さえて必要な部分だけを解説してくれるのです!

業務で必要なことは後で学べばいいのです。まずは登竜門として宅建の試験に合格しなければ何にもなりません。

こざりえ先生の授業では権利関係や宅建業法等の大きな分野に分けて、1~2時間程度でエッセンシャルの詰まった動画を提供してくれています。

何よりも素晴らしいのはこれが無料だと言うこと…!

もちろん先生も別に講義を持っているので、合格を確実にするような詳細な内容までは解説されていないですが、この動画の内容だけでも合格点の8割は確保できるような内容だと感じました!

勉強も終盤の頃、私は何度もこの講義動画を趣味のランニングの際に繰り返し聞くことで確実に要点を定着させていくことが出来ました!

最終的には同じ動画を見過ぎて、余談まで覚えてしまう始末(笑)。

4.宅建試験ドットコム

過去問

宅建試験ドットコム

終盤となると後は過去問を繰り返し行うのみです。

知識としては定着しても宅建の試験問題は法律も絡むため難解。これには慣れが必要です。

そしてこの宅建試験ドットコムはその過去問を解くためには最適なサイトです。なんと2025年12月時点の情報によると、約26年分の過去問がこのサイトに集約されているそうなんです!

どんな試験でもそうですが出題の傾向はあります。これにはやはり多くの問題をこなして慣れることが必要です。実際に私もこのサイトで実に500問(10年分)の過去問に挑戦しました。

なお、このサイトでの出題形式は過去問に沿った内容と、〇×で答えられる一問一答形式があります。個人的にはまずは一問一答形式に着手してそれが何故〇なのか×なのかを理解して回答できるようにしていくことが重要なポイントだと認識しました。

そして最終的に過去問に沿った内容で提供される「過去問道場」に着手。最終的に宅建試験のボーダーラインである7割ちょっとの正答率が得られるようになりました。

さらにうれしいことにどちらの出題形態でも丁寧な解説がついているので間違えたとしても復習に役立ちます。

驚くべきことはこのサイトもまた無料で提供されているのです!もちろん課金すればかゆいところに手が届くようになるのですが、はっきり言って無料でも十分すぎる機能です!

どの分野に重きを置くか

大きくは下記の分野に分かれます。

  • 宅建業法(40%)
  • 権利関係(25%)
  • 法令上の制限(25%)
  • 税・その他(10%)

まず、絶対押さえたいのは宅建業法です。

この分野は個人的に思ったところとしてはひねくれた問題は他の分野に比べて少なく、また出題数も最も多いので、ここはできれば100%、少なくとも80%は正解するレベルに持っていくことが大事です。

次は権利関係または法令上の制限

これは暗記が得意かそうではないかによって対応が分かれるところです。権利関係は解釈が難しいですが、覚えるべき事項は比較的少なく感じました。一方法令上の制限は例えば建築基準法を代表に細かい部分を正確に覚えておかないと答えられない問題もあります。

私の場合、暗記は得意な部類ですが、より配点の大きい権利関係に重きを置いて学習しました。正直権利関係の一部は諦めた所もあります。

最後は税・その他

はっきり言って運ゲーなところがあります。地方税と国税に分かれますが、所得税のような国税に関しては複雑怪奇で年によっては専門家でも間違うような問題が出題されることもあるそうです。

これに関しては最低限過去問で出てきたところを押さえておくしか方法はないかなと…。

まとめ

ここまで説明してきたように宅建は不動産業未経験な方にとっても勉強方法を工夫すれば独学で費用を最小限に抑えて取れる資格の1つです。

人気があり所有者も多いと言われる宅建ですが、決して簡単な部類の試験ではなく、持っていると確実にメリットになると思います。

特に私のようなIT職で不動産業に関するシステム開発に従事する方は宅建の知識は無駄にならない他、基礎知識があるものとしてアピールできるのではないでしょうか。特にフリーランスの方は技術を持っていること前提ですのでそこに箔がつくのでは…。

他にも人生で一度は家を借りたり買ったりすることはあるでしょう。その際に宅建知識があれば有利になるとは言いませんが、少なくとも不利にならない状況で契約できる可能性が高まります。実際の所私も賃貸アパートを借りた際、よくわからない手付金を支払ったのですが、今思えばかなり不明瞭なものだったと思います…。こういった部分でノーと言えるようになるかもしれませんね!

このようにプライベートでも役に立つ宅建、皆様も挑戦されてみてはいかがでしょうか。

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