毎年恒例、梅酒作りの時期がやってきました。今年も来年(2021)楽しめるように準備をしたいと思います。
目次
梅酒作りの注意点
これまた去年と同様ですが日本には酒税法と呼ばれるルールがあり、大まかには下記の点を守って作る必要があります。
・自家用である
・20度以上の蒸留酒を利用(日本酒やみりんで梅酒を漬けてはいけない)
・1度以上発酵させてはならない
初心者は度数の高い(35度以上)の蒸留酒でやると失敗は少ないです。これも前回説明した通り、度数が低いと腐敗やカビのリスクが高くなるからです。
知っていましたか?
梅の実の水分量は可食部100gに対して90.4gが水分、つまり梅の実の9割は水です。この後レシピで分量を説明しますが、ざっと単純計算でアルコール(エタノール)濃度が2/3になる計算です。これが先ほど説明した度数高めの蒸留酒をおすすめする理由です。
買ってくるものと費用
今年の材料は下記の通り。
商品 | 金額(円) |
---|
氷砂糖1kg | 410 |
南高梅2kg | 1,900 |
果実の酒用ブランデー2本 | 3,910 |
8L容器 | たぶん500くらい |
計 | 6,720 |
ちなみに瓶と果実酒が既にセッティングされたこのような商品も販売されていますよ!
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作り方
今年も比率は、
梅:砂糖:酒 = 1kg:0.5kg:1.8L
で作りたいと思います。この配分ですとやや酸味が強いので、好みにより砂糖の比率は1kgくらいまで増やしてもいいかも。
1.瓶を洗う
熱湯または蒸留酒で消毒します。
その辺にあった「いいちこ」で消毒しました。(芋でやると匂いが付くかも…)使用予定のホワイトリカーやブランデーを利用するのもありです。
今年は8L瓶を利用しました。梅1kgならこの半分のサイズでOK。
2.梅の実を洗ってあく抜き
梅を流水で優しく洗います。
南高梅はあく抜き必要ないと聞いていましたが、色々サイトによってレシピがまちまちなので、今年はあく抜きすることにしました。
あく抜きは水につけて2時間程度実施。
3.ヘタを取る
あく抜きが終わったら、丁寧にひとつづつヘタを取ります。
このおへそのど真ん中に竹串を軽く刺してやると…
気持ちのいいくらいぽろっと取れます。
4.陰干しで乾燥させる
去年はキッチンペーパーで水分をふき取っただけですが、今年はさらに丁寧にベランダで陰干しもしました。いよいよ5月末となり洗濯物もすぐに乾くような季節になってきたので、陰干しは約30~60分程度で問題ないかと思います。
5.瓶に詰める
梅と氷砂糖をサンドイッチしていきます。
どうせしばらく漬けていると溶けて小さくなった氷砂糖が下に落ちるので、割と適当で大丈夫です。
6.蒸留酒を注ぐ
去年ブランデーで漬けたものが美味しかったので、今年も同じくブランデーで作ることにし、サントリーの「サントリーブランデー果実の酒用V.O」を利用しました。
計3.6L、投入。
出来上がり!
7.冷暗所で保管
漬けた時期、果実や酒をマスキングテープに書いて張っておきます。後で飲んで美味しかった時、レシピを簡単に再現できます。
しばらく熟成させないといけないので、最後に冷暗所にしまっておきます。
目安は1年以上
最短3か月から飲めるようになりますが、長期熟成をさせたほうが味に深みが出てくると言われています。1年は寝かしておいて、来年の今頃飲みたいと思います。
最近ではちょっとおしゃれで記念にピッタリな梅酒キットも販売されています。「あの時は~」みたいな話をしながら楽しむのもよいですね。
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参考
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