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この記事は約 8 分で読めます。
この記事は 2021年10月05日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
大阪を訪ねて三百里…。函館から大阪までひたすら日本海側を観光しながら電車で巡る旅。4日目は新潟から黒部宇奈月温泉まで。少しメインルートから外れて温泉を楽しみます。後半は新潟から宇奈月まで。
出発/12:06 到着/13:22
次は信越本線を利用して直江津まで向かいます。直江津は分割された信越本線の新潟県内の起点駅です。
この8、9番線は仮設ホーム(にしては立派)で、行く行くは本体の1番線を利用するようになるらしい。
しばらく新幹線を含めて3路線が並走。奥に見えているが多分新幹線の高架。
新潟県内の山手の方を走る信越本線。大きな都市部分以外はこのような長閑な風景が続きます。
やがて乗換駅の長岡へ到着。
出発/13:32 到着/14:17
長岡までは長い編成で、乗車率も高めでした。ここから直江津方面への編成はぐっと短くなってしましました。
このワンマン電車で終点の柏崎まで。
柏崎までのその道のりは山間の谷間を進むことが多いので、地平線まで見通せるような場所は少なく、このようにいつも山が見える状態です。
しばらく緑豊かな土地が楽しめます。
やがて谷を抜けるとまた見通しがよくなります。そして終点柏崎もすぐ。
到着しました。
出発/14:23 到着/14:50
次の電車は特急しらゆき。しらゆきはえちごトキめき鉄道に乗り入れて、新幹線乗換駅の上越妙高まで直通しますが、直江津で一旦途中下車です。
ちなみにJR東日本エリアの列車に乗るのがこの区間で最後。以降は全てJR西日本エリアになります。よってこのタイプの特急列車もこれで最後。
チケットホルダーがある特急も最近見ないような…。西日本だとはるかはありましたね。こんな感じじゃないですが。
日本海満喫旅行。まだまだこの先も日本海の景色は楽しめます。
笠島駅を通過。この駅調べてみたら1日12,3本しか止まりません。雰囲気は好きですが、中々途中下車には勇気が必要。
まるで海岸を走っているかのような感覚。申し訳程度に板が立っていますが、海が荒れたときは波がかかりそうな距離です。
短い区間でしたが、直江津に到着
直江津駅は北陸新幹線開業とともに運行形態が変わりましたが、今も昔も路線の分岐駅であることには変わりません。せっかくなのでその名残を探して少し立ち寄ります。
そして今も昔も3社の路線が乗り入れる少し複雑な駅です。
先ほど乗ってきたのはJR東日本の電車。残り2つのうち1つはここから富山方面に向かう旧北陸本線で今はあいの風とやま鉄道の電車(真ん中の緑の車両)。そして残りの1つは北越急行の電車(左の青の車両)。
JRとえちごトキめき鉄道はここが終点起点なのでわかりやすいです。図の通りです。北越急行というのはJR上越線とJR信越線犀潟駅とJR上越線六日町駅をショートカットする路線です。
ご覧のように両端のJR路線に乗り入れているので、上越線側は越後湯沢、信越線側は直江津までの間を運行しています。その昔、北陸新幹線開業前は、東京=金沢のショートカットに利用され、北越急行区間は160km/hと、意味の分からないくらいの高速走行していたようですね。
また、直江津駅には何故かゼロキロポストがあります。本来であれば信越本線の起点駅である高崎駅から数えるのですが、昔から直江津駅でリセットしていたみたいです。
また、新潟県の鉄道発祥の地としての意味を含んで0キロポストの記念モニュメントを立てているとのこと。
この記念モニュメントは2番線ホームの柏崎方の端にあります。是非直江津駅を訪れた際は確認してみてください。
その2番線にはえちごトキめき鉄道の観光列車である「えちごトキめきリゾート雪月花」が停まっていました。食事を楽しみながら上越妙高=糸魚川間の沿線風景を楽しめます。こちらもいつか乗ってみたい。
▼(外部リンク)えちごトキめきリゾート雪月花
次の上越妙高行きまで時間がありますので、少しブラブラします。
駅から北方向に徒歩数分。えちごトキめき鉄道が自社の車庫で開いている「直江津D51レールパーク」です。こちら、いつでも開館しているわけではなく、基本土日のみとなっています。
鉄道博物館のようなものではなく、車庫を博物館にしているだけなので、それほど広いわけではありません。ですが、貴重な昔の車両が保存されており、見て楽しめます。
この施設名の名にもなっているD51はなんと乗車体験することが可能!私は時間の都合上乗れなくて残念でした。
そしてこの車庫は今となっては珍しい扇形車庫です。この手前の台座を車両を載せ、回転させて目的のレールに移動させる装置。私もしっかり現役のものを見たのはこれで3度目です。参考に過去2回分の旅行記記事を張っておきます。
▼彰化扇形車庫(台湾)
▼京都鉄道博物館
それ以外にも線路の石を缶詰につめるユニークな体験ができたり、ショップがあったりと楽しめます。
名残惜しいですが、時間になったので直江津駅へ戻ります。
施設名 | 直江津D51レールパーク |
---|---|
住所 | 〒942-0003 新潟県上越市東町1−15 |
電話番号 | 025-520-5551 |
営業日 | 主に土日祝(3月下旬~12月初旬) *公式サイト(外部リンク)参考のこと |
入館料 | 大人:1,000円 子供:700円 |
URL | naoetsu-d51-railpark.com/index.html |
出発/15:41 到着/15:57
ここからは新幹線乗換駅である上越妙高駅を目指します。
何か北海道フェアーをしていました。北海道から順々に1県ずつ土産を買っていたのですが、肝心の北海道土産を買っていなかったことを思い出しました。ここは新潟ですがこっそり北海道土産を買いました。
この路線案内、若干違和感を感じますね…。
やがて電車は富山方面へと向かう日本海ひすいラインと別れて妙高はねうまラインへと入っていきます。
15分程度の道のり。しばらく住宅地を進みますが、しばらくすると田畑も多くなってきます。
上越妙高に近づくと向こう側に新幹線路線が見えてきました。
新幹線へ乗り換えましょう。
出発/16:16 到着/16:43
えちごトキめき鉄道から新幹線へは直接の乗り換え口が存在しないので、駅コンコースから新幹線改札へと移動。といっても左手に見えるのが新幹線改札でとても近いです。
自由席特急券は事前に新潟駅で準備しておきました。ここで失敗したのが、分割して特急券を買わなかったこと。
言っている意味が分からないと思いますが簡単に説明すると、上越妙高=黒部宇奈月温泉までは2駅ですが、この区間の特急券を買うよりも、糸魚川で分割して2枚の特急券にした方が安く済むのです。
上越妙高=黒部宇奈月温泉間の自由席特急券が1,870円で、糸魚川で分割した場合はそれぞれ880円。都合差額が110円が発生し若干お得です。
北陸新幹線に乗るのは初めて。
北陸新幹線のこの車両は見た目の形が全く同じでJR東日本型(E7)とJR西日本型(W7)があります。側面にJR EAST or WESTと書かれていることと、流れる発車メロディで区別可能です。
2-3配列の座席で快適。
ちなみに乗ったのはJR東日本のものでした。夕暮れ時の日本海もまた美しい。
えちごトキめき鉄道で行けば2時間以上かかりますが、新幹線なら30分弱。ものすごく速い。
出発/17:00 到着17:25
ここからはメインルートから外れます。ここからは兼ねてより行ってみたかった宇奈月温泉へと向かいます。
新幹線の黒部宇奈月温泉駅は名称がややこしくて、この辺りには宇奈月温泉はありません。宇奈月温泉はさらにここから富山地方鉄道を利用する必要があります。
新幹線の黒部宇奈月温泉駅から少し離れたところにある富山地方鉄道の新黒部駅。ここから約30分弱の道のり。
このワンマンでローカルな電車で終点宇奈月温泉駅まで。
こちらの駅で改札業務はしていないようで、乗車時に整理券を取っておきます。まるでバスみたいな乗り方ですよね。
古い車両ですね。
夕暮れ時の景色を楽しみながら終点宇奈月温泉へと到着。
宇奈月温泉駅の駅前。
その駅前には温泉の噴水がありました。
宇奈月温泉はこの地域の電源開発とともにできた温泉で、その源泉は上流の黒薙温泉から引き込まれたものとなります。宇奈月の地名はもとからあるものではなく、
宇治や奈良とならぶ名月の地にしようとの思いをこめて、元々あった「うなづき」の地名に「宇奈月」の文字をあてることにしたのです。
出典:富山県黒部峡谷 つべつべ美肌湯 宇奈月温泉/宇奈月温泉旅館協同組合
富山地方鉄道の宇奈月駅からも徒歩数分の距離にあるホテル、フィール宇奈月にお世話になります。この写真の中心右手に見えるブラウンの建物がそれです。
素泊まりのプランで布団を引くのはセルフですが、このように1人で利用するにしてはかなり広い部屋を利用できました。
最上階に温泉があるので部屋には風呂はありませんが、このように洗面台は部屋に備えられています。
部屋の窓からはこのように黒部渓谷鉄道のトロッコ列車が良く見えます。好きな人にはたまらない部屋になるでしょう。
大浴場は毎日男女入れ替え制で、大小の大浴場が両方楽しめます。
4日目の旅はこれで終了。5日目は一気に帰阪します!
ホテル名 | フィール宇奈月 |
---|---|
住所 | 〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉462−2 |
電話番号 | 0765-62-9520 |
URL | f-unazuki.net |
予約 | じゃらん |
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