【1日目後半】山陰地方の日本海側満喫ツアー【大阪=松江】

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Daisuke

総合旅行業務取扱管理者の資格持ち。
テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

この記事は 2021年11月21日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。

JR西日本どこでもきっぷを利用した山陰地方の日本海側満喫ツアー。1日目は大阪を出発し境港を観光、そして松江に宿泊です。後半は境港観光から松江まで。

目次

01.米子=境港

01-a.水木しげるロード

境港駅に到着。

この境港はあの「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげるの育ちの街で、ここから東方向に水木しげるロードと呼ばれる、水木しげるの色々な作品のオブジェがおかれた道、商店街が続いています。

まずは先ほどの写真にあった大きな駅前のビルに入っている、境港市観光案内所で自転車を借ります。

普通のママチャリで、2時間500円です(延長料金は1時間100円~)。

この辺りは平坦な土地なので、ママチャリで十分です。ここから水木しげる記念館のあたりまで見て回ります。

まずは境港駅前。ポストの上には鬼太郎と目玉おやじ。そして背景の列車には猫娘。

悪魔くん。

これは良く知らない…。

鬼太郎再び。

目玉おやじ。

ところでこの辺りは昔漁業が栄えたところでした。それに比例して商店街も発展していきました。しかしながら昭和のモータリゼーションにより、例のごとく町は衰退の道をたどり、シャッター街へと変わることに。

変化が現れたのは平成になってすぐの頃。この辺りに水木しげるの作品をオブジェを設置して整備する計画が実施されました。この後いろいろな要因、例えば妖怪ブームや、NHK連続TVドラマ「ゲゲゲの女房」の成功もあり、観光スポットへと変貌を遂げました。

商店街もこの水木しげるロードのコンセプトで統一感のある街並みになっています。

ところどころにあるベンチにも作品が描かれています。

水木しげる記念館へと到着。

この通りは本町アーケード商店街で、数年前は割と地味なアーケード商店街でした。しかし数年前の老朽化により再整備により、ご覧の通り開放感のある商店街へ。アーケードはなくなっちゃいましたが、駅前から一体感のある商店街になりましたね。

商店街の反対の入り口から。

妖怪広場の河童の泉。立ち入り禁止の看板も「この泉は妖界につき立入りはご遠慮ください」です。異世界には行きたくないですから、中に入るのはやめておきましょう。

広場ある街灯は実は目玉おやじ。

テレビくんは良く知らないです。最初見たときは貞子のデフォルメかと思ったくらいですし。

01-b.旨いもん市場海月丸(かつきまる)

向こうに見えているのは境水道大橋。左手にわたると島根県です。そして橋の名の通り、この川とも見て取れるところは境水道。境港市のある弓ヶ浜半島が塞いでいるように見える中海から日本海へ通じる海路となります。

そしてそんな境水道に面し、水木しげるロードからほど近い、海鮮料理のいただけるお店に行って来ました。

それがこちらの旨いもん市場海月丸。(支度中なのは閉店間際に行ってその後撮ったから…)

ふとこの辺りを自転車で散策していると見つけたので入ってみます。

漁をイメージした店舗。所々あるオブジェは漁にちなむものです。

注文したのはやはりこのインパクトのある「てっぺん海鮮丼」!お値段も2,500円(税抜)とこちらも中々。さすがにメニュー用として大げさに撮影したのだろうと思っていましたが、実物が来ればそんな疑惑も吹き飛ぶ。

ちなみに先ほどのてっぺん海鮮丼、松葉ガニバージョンもあります。お値段変わりまして4,200円(税抜)。資金に余裕があれば是非。

そして届いた海鮮丼がこちら!先ほどの写真の通り丼にあふれんばかりのネタが!空の器はカニの殻入れですね。

ご覧の通りカニが丸々一杯入っています。そしてその周りにも名前がわかる範囲でウニ、イクラ、カツオ、はまち、エビ等々…。もちろんカニにはカニみそもしっかり乗っていました。

そしてもちろん丼なので下にご飯があるはずなんですが、ネタの量が多すぎて米が一切見えないという…。まずはカニからいただいていきます。

カニの身は食べやすいようにしてくれています。カニフォークを使っていただきます。

足の付け根の部分にも身があります。

カニを取り出したのちは、周りに散りばめられているネタで海鮮丼をいただきます。うっかりカニの身を残していなかったので、カニなし海鮮丼になってしまいましたが…。

カニを差し置いても十分なネタと、量がありますので楽しめます。そしてどのネタも大変美味しくいただきました。

飲食店情報

飲食店名旨いもん市場海月丸(かつきまる)
住所〒684-0011 鳥取県境港市相生町16
電話番号0859-42-6897
URLhttp://ryugunokura.com/
営業時間11:00~14:00
定休日水曜日

01-c.妖怪たちの足湯

場所は変わって境港駅前。

既にレンタサイクルを返して、次の列車を待つ間に足湯を。この「妖怪たちの足湯」が無料で利用できますのでしばらくゆっくりします。

湯温は適度な温かさ。しばらく足をつけていると血の巡りがよくなったのか、仄かに赤みを帯びてきました。足だけですが全身がぬくもってくるような感じです。

足湯全般を利用する際の注意点ですが、水分を拭うためにタオルを1枚持っていきましょう。

観光地情報

施設名妖怪たちの足湯(天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃)
住所〒684-0004 鳥取県境港市大正町216 御宿野乃 夕凪の湯
電話番号0859-44-5489
URLhttps://www.hotespa.net/hotels/sakaiminato/
営業時間06:00~19:00
ホテル予約公式HP
じゃらん
hotels.com

02.米子=後藤

境港駅は鬼太郎駅。さて、再び米子にもどりましょう。

駅スタンプは鬼太郎と目玉おやじ。妖怪にあえるまちを楽しみました。

しばらく雨が降ったり止んだりしていましたが、ようやく青空も広がってきました。

中心に座ればいい感じの写真が撮れると思います。

ちなみに境線の走る弓ヶ浜半島は平坦な半島で、その路線はその中心線を走ります。景色は住宅街が多く、それほど見栄えのある所がないのが残念。もともと観光用に整備されたものではないですから、どちらかと言うと地域住民の足となる路線ですね。

米子駅2つ手前の後藤駅に到着。ここから散策しながら徒歩で米子駅に向かいます。

02-a.後藤家住宅/小路

後藤駅から米子駅までは湊山公園をぐるっと回って散策することにします。まずは道中の街並みを散策。

まずは駅から15分程度のところにある後藤家住宅。

江戸時代、廻船問屋であった後藤家住宅。外観が当時のまま保存されており、ここだけ時代が取り残された感じがします。内部には入れませんが、外部の観覧は自由。

観光名所というほどではないですが、街中には整備されず昔から残る小路(しょうじ)と呼ばれる生活動画残されています。こちらは為替小路と呼ばれるところですが、他にも多数ありますので小路とその街並みを楽しむのも良いでしょう。

観光地情報

施設名後藤家住宅
住所〒683-0834 鳥取県米子市内町72
電話番号0859-23-5437
URLhttps://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/239

02-b.湊山公園

後藤家住宅前の小道を直進すると、鳥取大学医学部付属病院や、湊山公園を始めとする各種施設の集まる地域の交差点にあたります。

まずは湊山公園を散策。

日本庭園には綺麗な鳥がいました。

夕日の像。辺りはもう夕暮れに近いです。西から指す太陽光は雲を通して天使の梯子(チンダル現象)のようになっています。

こちらから見えるのは中海。海と名はついてはいますが、湖の取り扱いのようで、日本では5番目の広さなんだそう。この中海の成り立ちは京都の天橋立のあたりと同じ理屈です。天橋立の部分が弓ヶ浜半島に相当するので、規模が段違いに大きいことがわかりますね。

公園の中にはD51が静態保存されていました。D51は日本各地の色々な公園や施設で保存されていますので、意外と目にすることも多いです。

さらに公園内には猿が島と言う名の猿園もあります。子ザルから大きなサルまで色々。

そしてなぜかこの施設は大阪大学の関連施設らしい…。

葉がオレンジに色づき、紅葉も綺麗です。

米子城跡を回り込む形で、彫刻ロードと呼ばれる遊歩道が整備されています。

その名の通り彫刻が所々配置されています。

猫ちゃんがいました。首輪をしていないので野良っぽい。

この米子城周りの遊歩道にはライトが付いていませんので、散策するのなら明るいうちにしておきましょう。

途中国道9号に上がれますので、広い道を通って米子駅方面へと。この辺りも整備された並木が綺麗です。

本当は米子城跡に行きたかったのです。裏から回ると入り口が無くては入れず、やっと入れそうなところに回ってきました。

ただ、この夕暮れ時から昇り始めると周りが真っ暗になるでしょうから残念ですがやめておきました。

駅前の大通りは比較的交通量も多く、色々な店舗が立ち並びます。

観光地情報

施設名湊山公園
住所〒683-0826 鳥取県米子市西町
電話番号0859-23-5247
(米子市都市整備部都市整備課)
URL(外部リンク)米子観光ナビ/湊山公園

03.米子=松江

出発/17:47 到着/18:16

宿泊は松江なので、2日目最後の列車に乗って行きます。

駅前に空に飛び立つ汽車のオブジェがあったので、銀河鉄道かな?とおもったら全然関係ないものでした。

最後に乗車するのは「とっとりライナー」。

向かいには遅延していた特急やくも。

こちらでも乗車時間15分くらい前なのに、乗客が列に並びだしましたのであわてて列に加わりました。

もう真っ暗なので道中の景色を楽しめることもなかったですが、あっという間に松江に到着。

美肌県しまね。温泉を楽しみましょう。

松江には「松江しんじ湖温泉」があり、温泉宿のあるあたりは少し離れています。歩いていける距離ではありますが、夜だし、歩き疲れたのでバスを利用して近くのバス停まで行くことに。

松江大橋を渡った大橋北詰で下車。

茶町商店街の少し先に2日目宿泊する「松江ニューアーバンホテル別館」があります。

普通の小道のはずですが、隣が神社のため鳥居のある小道…。これを回り込むと別館の玄関口。

03-a.松江ニューアーバンホテル

受付ホールでは、端末を使って宿泊の手続きを済ませます。

松江しんじ湖温泉の温泉むすめは「松江しんじ湖しじみ」。温泉地名を苗字にするコンセプトっぽいので若干違和感。

そしてその温泉を楽しめる大浴場は3Fにあります。私は2日目夜、3日目朝と2回も楽しみました。

部屋は入ったところに座席や机がまず1つ。

そしてベッドスペースはこのようになっています。1人で泊まるのにベッドは2つもいらないですが…。

アメニティは最小限ですが、受付前に自由に持って行ってもいいアメニティコーナーがありますので、歯ブラシやシャンプー類以上に必要なものがあればとってきましょう。例えばカミソリとか。

ところで夕食ですが、本館1Fにあるコンビニのポプラにしました。兼ねてよりポプラにはポプ弁なる、ご飯をその場でよそってくれる弁当があると聞いていたので試してみました。

本当のところを言うと完全に昼ご飯が予算オーバーだったのでコンビニ弁当にしただけですが…。

買ってきたのはこの揚げ物の弁当。値段は500円かそこらだったかと思います。

ご飯は大盛りにするとこの量。しかも大盛りまでは料金の変更は無し!揚げ物もホットスナックコーナーから出てきたものなのであったか状態。

これ、関西でもやってくれないかなぁ。いつでも出来立てご飯がいただける弁当、いいと思うんだけどなぁ…。

1つ課題を挙げるとすれば、米の炊き具合にばらつきが出そうなことですね。実は2日目もポプラを利用したのですが、米の水分が店によって異なります。ここはちょっと水分多すぎかな…。

そしてこのように2日目の夜は温泉とポプ弁を堪能し終了です。さて3日目はひたすら島根県内の移動と観光!次をお楽しみに。

ホテル情報

ホテル名松江ニューアーバンホテル
住所〒690-0845 島根県松江市西茶町40−1
電話番号0852-23-0003
URLhttp://new.matsue-urban.co.jp/
予約公式HP
じゃらん
hotels.com

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