本州には縦断・横断する鉄道路線が多数ありますが、日本海や太平洋側ではない”真ん中”を走る路線に縛って観光します。4日目は軽井沢、野辺山経由で長野上諏訪へと向かいます。前半は軽井沢での朝食。
目次
この記事の旅程
06-1.新伊勢崎=伊勢崎
4日目の朝。まだ日も出ていないような時間に出発します。
今から目指すのは軽井沢!避暑地として有名で、何ともおしゃれな感じのする軽井沢で朝食をいただくため早朝の出発となりました。
避暑地って、他より涼しいから避暑地なんです。こんな寒い時期に避暑地に行けばどうなるか、考えなくてもわかりますよね…。
何はともあれ、まずは東武新伊勢崎駅から1駅だけ乗り、JR伊勢崎駅へ。
3日目はタイミング合わず乗りませんでしたが、今回はしっかり調べているのでタイミングはばっちり。
少し遅延していましたが、問題ないでしょう。
07.伊勢崎=軽井沢
伊勢崎=高崎
出発/06:40 到着/07:09
高崎での乗り換え時間がタイトなので、ここで事前に新幹線特急券を購入しておきます。
ちなみに普通に買えば軽井沢まで自由席で1,870しますが分割すれば、
ご覧のように880円が2枚で1,760円になります。
このように”2つ隣の駅に行く”ようなケースですと、全国的に新幹線で利用できるテクニックなのでおすすめです。ちなみに間にある安中榛名は「あんなかはるな」と読みます。
段々と高崎に近づくにつれ日が昇ってきました。
新幹線へと乗り換えします。
高崎=軽井沢
出発/07:18 到着/07:33
新幹線改札では乗車券と分割した2枚の特急券を通せば、特にエラーがでることもなく通れました。
新幹線はここから2方向に分かれ、1つは上越新幹線。もう1つはこれから乗る北陸新幹線です。実は北陸新幹線、この高崎が起点となっています。東京まで走っていますが、上越新幹線と東北新幹線に乗り入れている形になっています。
昔、金沢まで延伸する前は「長野新幹線」と呼んでいましたよね。これは長野までしか走っていなかった北陸新幹線の通称みたいなものだったようです。
自由席の乗車率は比較的高い感じ。
朝焼けに照らされる高崎の街並みも美しいです。
それぞれの座席にコンセントが付いているのですかさず充電を。わずか15分なので回復はしませんでしたが、調べ物をしていても残量が減らないので良かったです。
軽井沢に到着。なんか寒い。
ここまで途中駅で下車印を貰ってきましたが、こんな状態になりました。
駅の外にでるとやはり一面雪で真っ白。山を一つ越えればなんとやらと言いますが、まさにその通りですね。
07-a.ベーカリー&レストラン沢村旧軽井沢
さて、朝食を頂くため選んだお店は「ベーカリー&レストラン沢村旧軽井沢」。朝の早い時間からモーニングがいただけるので選びました。
店舗は旧軽井沢地域にありますので、北口を出て目の前にある県道133号線をずっと北の方へと進んでいきます。
店舗も多く立ち並ぶ旧軽井沢銀座の少し手前辺りに店舗があります。
8時の開店とほぼ同時に入店。パンの購入は左手、レストランの利用は右手へと進みます。
モーニングとしていただけるメニューは3種類。ここは定番的な「厚切りトーストとソーセージ&ベーコンエッグ」を選びました。
日当たりのいい席を取りました。ちょっとまぶしいこともあり、皆さん反対側の席を取られていましたが、逆にこちらは人がいないのでそれはそれでよい感じ…。
天井が高く、開放的な空間。2階もあるようですが、この時は1階の利用のみとなっておりました。
そしてアイスコーヒーが先に届きました。
そしてメインディッシュが到着。なんともおしゃれな盛り合わせ。ナイフとフォークで頂く朝食なんてのは久しぶりです。
高原野菜のサラダはシンプルで苦みもなくさっぱりしています、そしてトーストは食パンとバゲットの2種類あるのもうれしいところ。半熟卵やソーセージも美味でした。
店舗情報
07-b.軽井沢散策
食後は旧軽井沢を散策しつつ、駅の方へと戻っていきます。
時間が早すぎることもあり、観光スポットはどこも営業時間前ですが…。次の新幹線まで2時間くらいありますので街並みを楽しみましょう。
旧軽井沢銀座の入り口あたりにあるこのヨーロピアンな建物、つるとんたんの店舗のようです。私の知っている純和風な店舗とは正反対…。HPを見てみると、初めてのリゾート型店舗なんだそう。これはこれでいつか行ってみたいところ。
朝早くの旧軽井沢銀座エリア。営業に向けてでしょうか、雪かきをしている方もちらほら。
軽井沢は中山道での宿。ちなみに今回の旅は奇しくも中山道を辿るようなたびになっております。それは当たり前と言えば当たり前、日本のど真ん中を通る旅行で、中山道もど真ん中の街道だもの。
軽井沢聖パウロカトリック教会。
心なしかドイツ関連の店やレストランが多いように感じました。
ソーセージ屋さんも所々あり、気になるところです。
並木が非常にきれいな道路。
軽井沢では電線を埋没する工事を進めているようです。埋没の済んだ駅前の通りはこのようにすっきりした景観に整っています。
駅まで戻ってきました。向かいの山をよく見るとスキーをしている方が沢山いらっしゃるようです。東京の方は軽井沢まで片道6,000円ちょっとで来れますし、気軽に週末スキー旅行できていいですね。
07-c.ミカド珈琲 軽井沢 プリンスショッピングプラザ店
軽井沢駅の南側には「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」と呼ばれる広大なショッピングモールが広がります。この日泊まる上諏訪のホテルでもCMが出ているくらい大きなところです。ちなみに県内の上諏訪より、東京からの方がアクセスは良いみたいです。
広すぎてもう何が何だか…。
丁度開店時間でショップは開きますが、買い物したいわけでもなく、冷えた体を温めたいだけなので、このミカド珈琲で休憩です。
ハウスブレンドを注文。ミルクは隣の小さな小瓶から、砂糖はスティックではなく角砂糖を入れる昔ながらの喫茶店のようです。
寒空の下、歩き続けていた体にはこのホットコーヒーが染み渡るようです。
07-d.旧信越本線の廃止区間
さて、新幹線の時間までにもう1つ見ておきたかったところが軽井沢駅にある信越本線の名残です。
軽井沢駅の東にある駐車場付近から撮影した様子。
そしてその反対側。
駐車場に何やら邪魔そうな柱が向こう側まで建っていますね。実はこれ、在来線がこの辺りを走っていた名残なのです。
その昔、北陸新幹線(長野新幹線)の長野までの開業と同時に、この軽井沢から群馬の横川までの区間は、第3セクターへの転換ではなく、廃止されてしまったことでこの区間の在来線が消滅してしまったことによります。
その路線は信越本線で、今でも廃止区間以外でそう呼ばれていますが、高崎から乗っても新潟には到着することはありません。そしてその半分程度の部分は第3セクターへ移管されていますのでJRでもないという…。
なんだか繋がらない路線は悲しいものです。
所々その遺構ともいえるような廃線跡から哀愁漂うようです。
08.軽井沢=佐久平
出発/11:04 到着/11:12
前述の経緯もあり、JRのきっぷとして通しで購入するため、新幹線で長野経由か佐久平経由かを検討した結果、ここはやはりローカル路線の方が楽しめそうなので佐久平経由としました。
佐久平は1つ隣の席なので数分。
わざわざ座るのも面倒なのでもうここで立っていましょう。
ほとんどトンネル区間を通り抜け到着。
新幹線駅ではあるんですが、ほとんどその雰囲気はなく地方の普通の駅と言ったイメージです。
駅からは建物が邪魔ですが、浅間山も見えます。
前半は佐久平までをお届けしました。後半はここから始まる小海線の旅と野辺山高原の八ヶ岳の雄大な景色をお届けします。
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ここまでかかった交通費
No. | 出発駅(地) | 到着駅(地) | 利用料金(円) | 備考 |
---|
1 | 新伊勢崎駅 | 伊勢崎 | 150 | |
2 | 高崎 | 安中榛名 | 880 | 特定特急券 |
3 | 安中榛名 | 軽井沢 | 880 | 特定特急券 |
4 | 軽井沢 | 佐久平 | 880 | 特定特急券 |
| | | | |
| | 繰り越し | 34,580 | |
| | 計 | 37,370 | |
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