【片道1週きっぷ】舞鶴鎮守府開庁120周年!港湾エリア観光【2日目】

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Daisuke

総合旅行業務取扱管理者の資格持ち。
テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

今回も大阪市内から大阪市内の片道1週きっぷを用意し、京都の日本海側観光へと向かいました。2日目は舞鶴の港湾エリアを観光して帰阪。

目次

ホテルの朝食は海軍カレー

おはようございます。

2日目は舞鶴の港湾エリアを観光して帰阪。まずはホテルの朝食をいただきます。

品数は多くありませんが、米もパンもどちらも楽しめます。

そしてこのホテルアマービレの朝食では是非こちらを楽しんでほしいものです。

盛り方がへたくそで申し訳ないですが、こちら夕食で煮込みハンバーグを頂いた松栄館特製の海軍カレー!大きな野菜がゴロゴロと入っておりますので少量でもおなか一杯美味しくいただけますよ!

何故”海軍”という名前を有しているのかと言うと、ここが戦前は重要な軍港である、舞鶴鎮守府のあった所だからです。その機能は今も海上自衛隊に引き継がれ日本海側の重要な日本防衛の港であることに違いはありません。

他のメニューもこんな具合。

舞鶴東港の西部へ散策

さて、そんな舞鶴東港にはその舞鶴鎮守府の名残を始めとした観光スポットが港湾エリアにありますので西部エリアへと向かいます。

先ほどの画像も含めて散策しているのは宿泊したホテルアマービレ近くにある「しおじプラザ」と呼ばれる公園。そしてこれは向かいの「前島みなと公園」へと向かう橋。

右手に眺めるのは東舞鶴の中心街。

こちらは前島みなと公園内にある「子育て交流施設 あそびあむ」と言う施設。幼稚園くらいのまでの小さなお子様が遊べる室内遊戯場のような施設。市内在住者は無料、市外在住者も1人200円で利用できるようです。

舞鶴赤れんがパークエリア

舞鶴赤れんがパーク

前島みなと公園を抜け、港西部にくると早速自衛隊の船舶。これは後程紹介。

ここで訪れたのは舞鶴赤れんがパーク

この舞鶴れんがパークにあるこれらのレンガ作りの倉庫は海軍の軍需品を保管する倉庫として、舞鶴鎮守府開庁以来、20世紀初頭に多く建築され12棟あります。

明治期に作られたこの倉庫群の中を歩くと、現代とは切り離された当時の情景を感じ取ることもできるでしょう。

施設内には雰囲気に合わせたアンティーク調な休憩スペースも。

12棟ある倉庫のうちいくつかはリノベを行って内部を楽しめる施設にしておりますのでいくつか回っていきます。

舞鶴市政記念館

そのうちの1つ、右手に見えるのは2号棟。こちらは舞鶴市の歴史を学べる「舞鶴市政記念館」となっています。

1Fはカフェや後程乗船する遊覧船のチケット販売コーナーで、2Fがその展示エリア。

外からはレンガ造りの無骨な雰囲気ですが、内部には木の梁が通っており意外でした。なお戦後は市役所の第二庁舎として利用されていたこともあるようです。

舞鶴は2つの港をもち、中心地も2つある面白い街。その成り立ちは面白いものです。

舞鶴市はもともと城下町のあった舞鶴町とその港である舞鶴西港のエリアを中心とした(旧)舞鶴市、舞鶴鎮守府のある舞鶴東港のある余部町を中心とした東舞鶴市が戦前に合併し、そして戦後に加佐町が加わることによって成り立った街となります。

その名残のために恐らく街の中心部が2つ残っているのでしょう。そしてJRの駅名もそれぞれ西舞鶴駅と東舞鶴駅で最初はどっちが中心かわからなかったですが、これでどっちも中心と言うことがわかりましたね!

なお、この舞鶴れんがパークやその周りの雰囲気が良いので数々の映画のロケ地して利用されているようです。私の宿泊したホテルアマービレ併設のレストランである松栄館もそのうちの1つでした。

まいづる智恵蔵/赤レンガ工房

市政記念館の隣、3号棟は「まいづる智恵蔵」と呼ばれるお土産屋さん「赤れんがショップ」が入る倉庫になります。また2Fには展示エリアとコワーキングスペースがあったりします。コワーキングスペースは市外の方でも3時間550円から利用できるようでした。

▼(外部リンク)Coworkation Village MAIZURU

CVM
Coworkation Village MAIZURU【公式】 "海の京都"舞鶴赤れんがパークの中にある非日常感あふれるコワーキングスペース

4号棟はフリースペース。工房やスタジオもあるらしい…。

向かいに見えているのは5号棟。

今まさに見えているスポットはAKB48横山由依の写真集撮影の背景となったところのようですよ。

平成・令和の時代を感じる大きなハッシュタグオブジェ!ここから撮影すると2/3/4/5号館が良い感じに収まります。

舞鶴れんがパーク/その他

ここから少し東側エリアにも足を延ばしてみます。

もちろんこの辺りの映画撮影のロケ地。

最近「バルトの楽園」のロケ地である徳島は板東に行きましたが、こちら舞鶴もそのロケ地の一つのようでした。

▼バルトの楽園の聖地、徳島板東

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6号棟あたりは駐車場からの通路になっておりますが、特に入れる施設はありません。

電灯は昔のものがそのまま保存されているのか非常に時代を感じられるところ。

重厚な倉庫の入り口。上部には何やら屋根のあったような跡まで見て感じられます。

こちらが駐車場。そして左手は海上自衛隊舞鶴造修補給所。そしてここから少し北西辺りには舞鶴航空基地がありますので、ご覧の様に自衛隊の船舶が見られます。

護衛艦しらねで使用されていた主錨。対比するものが無いので伝わりませんが、そこそこ大きい立派なものでした。

観光地情報

施設名舞鶴赤れんがパーク
住所〒625-0080 京都府舞鶴市北吸1039-2
電話番号0773-66-1096
URL(外部リンク)公式HP
営業時間09:00~17:00

海軍ゆかりの港めぐり遊覧船

舞鶴東港の港内をぐるっと30分遊覧し、自衛隊船舶をじっくり楽しめるツアーがあるので参加しました。

購入は先ほど訪れた2号棟舞鶴市政記念館の1Fで購入します。船乗り場では購入できませんのでご注意を。

料金は1,300円で11時の便に乗船。季節により運航便の数は異なりますので詳細は公式HPのチェック要です。

遊覧船乗り場は2号棟から少し歩いて北側、体育館裏にあります。

15分前から乗船可能。

船内はこのような感じ。船舶を楽しむのなら港内を反時計回りに進行するため右手の座席が良いようです。

引用:まいづる観光ネット/海軍ゆかりの港めぐり遊覧船

船はこのようなルートを回ります。

ツアーが始まりますとさっそくガイドの方が船舶の説明をしてくれます。

こちらに見えているのは掃海艇「あいしま」。掃海艇等は海の地雷である機雷を除去するための専用設備を持つ船舶。機雷が金属に反応する(種類は色々あります)ことからこちらは木製の船舶とのことでした。

左手に見えているのは護衛艦「まつゆき」。

ただこちらは既に除籍されており、今は次の処遇を待つ身のようです。

東舞鶴の街並みを一望。右手にボーディングブリッジのような設備がありますが、こちらは新日本海フェリーの乗り場。なんと小樽へのフェリーが出ているようです!乗ってみたい…。

海上自衛隊員になるための教育をしている海上自衛隊 舞鶴教育隊の施設。

白い橋は舞鶴クレインブリッジ。先ほどの海上自衛隊舞鶴教育隊の施設からボートで橋のあたりまで訓練で漕いでいくようです。自動車なら知れている距離ですが、手漕ぎボートは相当大変でしょう。

港内にある2つの島は左が蛇島、右が烏島。

なおここ東西合わせた舞鶴港は港が若狭湾からは直接見えないところにあるので、戦略的にも都合のいい作りだったようです。

港をぐるっと反時計回り。見えてきたのは海上自衛隊舞鶴航空基地で日本海側唯一のヘリ基地とのこと。

ここからは船の補修を行っているエリア。民間のフェリーや自衛隊船舶が多くみられます。

フェリー「すずらん」が補修中でした。

奥に見えているのは護衛艦「あたご」、手前がミサイル艇「はやぶさ」。はやぶさは非常に軽量であり、これは某国の不審船に対処するためスピードを出せるようにとの話。

こちらは補修中の護衛艦「あさぎり」。

こちらは所謂タグボート。港内の船舶の支援を行う船です。

ミサイル艇「うみたか」。後ろに見えているのがその艦対艦ミサイルを発射する設備。

護衛艦「せとぎり」。さきほどの「あさぎり」と同型。

そしてこちらが特徴的なレーダー設備を備えるイージス艦である、護衛艦「みょうこう」。めちゃくちゃ高いらしい…。

ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」。ヘリ空母と言うやつです。

ひゅうがの艦番号ですが、ご覧の様に周りの色と同系色で少し見にくくなっています。ロービジ塗装と呼ばれる塗装で、周りからの視認性を下げることが目的。最近はこの配色になってきているみたいです。

この画角に収まりきらない船舶は補給艦「ましゅう」。

その名の通り、他の船舶に対して燃料、食料や弾薬等を補給するための船舶。その全長は221mもあり、舞鶴にある自衛隊船舶で最も大きいようです。

ましゅうの目の前を通り、遊覧船は元の港に戻ります。

この日はかなり多くの船舶が見られた日とのこと。自衛隊の訓練や出動によりいつもこのくらい見られるとは限らないようです。

観光地情報

施設名海軍ゆかりの港めぐり遊覧船
住所〒625-0080 京都府舞鶴市北吸
電話番号090-5978-8711
URL(外部リンク)公式HP
営業時間09:00~17:00
備考※天候により休業の場合あり

舞鶴駅まで散策して帰阪

北吸トンネル

さて、時間は昼過ぎですが夕方までに帰りたいのでそろそろ帰ります。

舞鶴は艦これ推しなので、舞鶴れんがパークと市役所前にある地下通路の掲示板はこんな感じ。ここだけじゃなくて向こうまで見得ている掲示板全てこんな感じ…。

その地下通路を渡った先から駅近くまで歩行者・自転車専用の遊歩道があり、丁度いいのでそちらを通って向かいます。

途中で何やら駅名標の物を見つけたので、このあたりに何があったのかを調べてみました。

ここはその昔舞鶴駅から海軍施設まで引き込んでいた「中舞鶴線」と呼ばれる路線が通っていた場所のようでした。

街の区間に合わない緩やかなカーブが続いたりするのでその名残もわかりやすい。

その遊歩道の途中には「北吸(きたすい)トンネル」と呼ばれるこれもレンガ造りのトンネルが残っており、その内部も歩けます。

文化財の証。内部を歩くと良く音が反響しました。

トンネルを抜けると今度は右に曲線を描いていますが、ここから先舞鶴駅の南方に接続していた名残です。

舞鶴共済病院のところで遊歩道は終わり。そして奥に見えるのは舞鶴線の高架。

特急「まいづる」で京都へ

東舞鶴から京都までは特急「まいづる」が便利。

今回のきっぷは片道1周なので往路とは同じルートが辿れないため、復路は山陰本線で京都を経由して大阪へ。

復路も片道1周きっぷの区間外である東舞鶴=西舞鶴間のきっぷを購入。

よく見るタイプの特急型車両。

西舞鶴駅ではボロボロの京都丹後鉄道の車両が停まっていました。割と有名なやつ。

綾部では城崎方面からやってきた特急「きのさき」と連結。

1日目に河口の風景を楽しんだ由良川。その川沿いにしばらくと進みます。

京都市内を流れる桂川の上流辺り。日吉を過ぎると沿う川が変わります。

京都盆地近い亀岡あたり。少し待ちが開けてきます。ここまで来ると雪はほとんど見られません。

こちらはトロッコ亀岡駅。現代とは違い険しく蛇行する保津川(桂川)に沿って走っていた旧山陰本線をトロッコで回る観光列車の駅です。冬季は運休中。

やがて京都市内に入り嵐山あたり。ここまで来れば京都駅はすぐですね。

京都駅手前には先日訪れた京都鉄道博物館。こちらは子供から大人まで楽しめる施設になっているのでおススメ。

▼琵琶湖1周&京都鉄道博物館

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京都駅に到着し、なんとなく外へ。古都京都の大ターミナル駅は以外にも近代的な鏡張りの建築物でした。

後はいつも利用する京都線(東海道本線)を新快速を利用して一気に大阪まで!

そして片道1周きっぷで到着の指定をした「大阪市内」の駅である新大阪。厳密に1周とは言えませんがここで今回の旅は終わりです。

まとめ

今回は片道1周きっぷを利用し、大阪終着の京都北部の観光を楽しみました。

このきっぷを利用することで京都北部の景勝地、天橋立から赤レンガ倉庫出有名な舞鶴まで、そしてどの道中を途中下車しながら観光することが出来ました。

日本海側とは言え、京都なので大阪からも容易に行くことができますので週末のちょっとした旅行にピッタリ。ちなみに2泊3日であればもう少し範囲を拡張して福井の敦賀まで足を運ぶことも可能です。

古都京都とは別のイメージがある京都北部観光いかがでしょうか。

ここまでかかった交通費

No.出発駅(地)到着駅(地)利用料金(円)備考
1東舞鶴西舞鶴210きっぷ区間外
2東舞鶴京都1,200まいづる8号指定席/eチケットレス特急券/通常1,950円
繰り越し8,440
9,850

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