タグから探す
国/地域
その他
カテゴリから探す
タグから探す
国/地域
UAE (2) イタリア (9) オーストリア (31) カンボジア (14) キプロス (19) クロアチア (5) ジブラルタル (4) スウェーデン (2) スペイン (24) スロバキア (14) スロベニア (3) チェコ (16) デンマーク (6) ドイツ (29) ハンガリー (15) ベトナム (3) ポルトガル (15) ポーランド (2) マルタ (20) マレーシア (1) 中国・香港 (7) 台湾 (36) 日本 (263) 韓国 (3)
その他
Cocoon (5) SIM (9) SWELL (4) テック (36) バス (21) マイクロツーリズム (23) ライフ (68) 予約手配 (20) 商品レビュー (25) 旅行記 (396) 映画アニメ聖地 (11) 温泉 (25) 船 (35) 電車 (158) 飛行機 (45)
カテゴリから探す
旧暦10月は新暦のおおよそ11月頃。そんな旧暦10月は神無月ですが、出雲だけは神在月!神様が集まる出雲大社観光!
旧暦10月(新暦11月頃)は通常神無月(かんなづき)ですが、出雲だけは神在月(かみありづき)!
全国の神様が各々の土地を留守にするから”神無月”なんですが、ここ出雲には逆に集まる場所なので”神在月”なのです。(諸説あり)
さて、そんな訳で神在月の出雲大社は色々なご利益をいただくことのできる(?)特別な期間です。
簡単に各施設の紹介や参拝ルートなどを紹介したいと思います。
ちなみに1泊2日で大阪から参拝。旅の様子は後程紹介する記事もご覧ください。
大阪からは新幹線、特急やくも、一畑電車と乗り継ぎ出雲大社前駅へと到着。
出雲大社駅はレトロな駅舎で、天井を見上げるとステントガラスがいい味を出しています。
駅を出て右手(北側)が本殿への道ですが、左手(南側)を眺めると大きな鳥居があります。
これは4つある鳥居の1つである、一の鳥居宇迦橋の大鳥居が見えます。こちらは後程行ってみます。
なお、鳥居の原材料は全て異なるようで、この宇迦橋の大鳥居は鉄筋コンクリート造。
参道前には多くのお店が出店されており、それらは昔ながらのお店もあれば、最近できたであろうおしゃれなお店も。
こちらは第二の鳥居勢溜の大鳥居です。
実はこちら平成の大遷宮の一環として作り直されたもので新しく、またその素材には新日鉄住金の「鋼材COR-TEN®(コルテン)」という特殊な鋼材で作られているそうです。
▼(外部リンク)出雲大社 二の鳥居(勢溜大鳥居)に新日鉄住金の鋼材が採用/新日鉄住金
さて、出雲大社境内へ。
早速本殿や神楽殿の方へと行きたいところですが、まずは勢溜の大鳥居のすぐ先にある「祓社(はらいのやしろ)」へ。
小さな祠なので見落としてしまうかもしれませんが、まずはこちらで穢れを落とすところからはじめましょう。
ちなみに神在月の日曜日(12時ごろ)に行くとそこには長蛇の列ができており、約30分程度並ぶ必要がありました。
ようやく順番が回ってきました。
なお、一般的な神社では「2礼2拍手1礼」の作法ですが、ここ出雲大社は特別で「2礼4拍手1礼」が作法になっています。
さあ、どんどん奥へ。
松の参道へとやってきました。
さて、出雲大社ではルール(?)として、反時計回りに参拝することになっています。必ずしも守らないといけないというものでもないと思いますが、逆に回ると人の流れに逆らうのでおススメはできません。
この松の参道は中心に松が立ち並び、その両脇にそこそこ広めの参道があります。上記のルールの件もあり、ここからは皆さん自然と右側通行になっていました。
この参道では第三の鳥居である松の参道の鳥居が見られます。こちらは鉄製とのこと。
まだまだ紅葉は始まったばかりで青々とした景色が広がります。
ちなみに2022年は11月中旬ごろが中国地方の紅葉の見ごろのようでした。
銅鳥居や手水舎のすぐ近くには、出雲大社の御祭神である大国主大神が幸魂奇魂の”おかげ”を頂いて神性を養われる様子を表したものらしい「ムスビの御神象」があります。
その由来の意味は難しいのですが、大国主大神がムスビの神様と言われる所以となったみたい。
ムスビの像近くには手水舎。
後ろに棚引く日章旗はかなり巨大なもので、離れていても良く見えます。こちらには後程行くことになります。
そして4つめの鳥居が拝殿の前にある「銅鳥居」です。
最後に境内の観光の後に工事中の第一の鳥居に戻りますが、一旦すべての鳥居を紹介できました。
銅鳥居をくぐって見えてくるのは拝殿。いよいよと中心施設へとやってきました。
拝殿は一般的に参拝客が神様へお祈りをささげる施設であり、奥にある本殿の前に鎮座しています。
なお、この出雲大社はその規模間の為なのか、本殿前でもお祈りできます。
拝殿はそれほど列ができておらず直ぐに参拝することができました。
そして拝殿の奥に回り込んで見えてくるのが本殿です。
通常は中に入ることはできませんが、特別な期間は中に入ることもできるらしい…。
さて、ここからは本殿の周りを反時計回りに参拝していきます。
まず本殿東方向に見えてくるのが東十九社(ひがしじゅうくしゃ)。こちらは全国の神様がここ出雲大社にいらっしゃった際にお休みになられる施設であり、出雲大社だからこそな施設だったりします。
この神在月においては、直接全国の神様に参拝できますので参拝客には大変人気で本殿以上に順番を待たなくてはなりません…。
本殿を基準に社の造りが左右対称になっており、反対側には西十九社もあります。
さて、本殿の周りを進みながら次に参拝するのが素鵞社(そがのやしろ)。
こちらがその社ですが、ご覧の通り多くの参拝客が列を成しています。
何故かというと、近くにある稲佐の浜で頂いてきた砂を奉納し、代わりに置いてある砂を少し頂くことが縁起のいい行いとされており、その人気の故、多くの順番待ちが出来ている訳です。
さて、本来は直接参拝したいところですが、稲佐の浜まで行くことは考えていなかったこと、順番待ちがあまりにも長そうだった(1時間は掛かりそう)ので少し離れた所から参拝させていただいて次へと向かいました。
本殿をぐるっと回り込みまた拝殿前へ。
その途中小さな遥拝所があります。
素通りしてしまいそうになりますが、実は結構重要なポイント。
というのも本殿に配置された御神体が拝殿の方向ではなく西側を向いているため、実は神様に正対して参拝することが可能なのです!
こちらも忘れずに参拝しましょう。
本殿周りの社を参拝し、銅鳥居の方に戻ってきますと神馬神牛像があります。
馬と牛というのは神様の乗り物であり、この2つの像をなでると学業と安産にご利益があるようですので忘れずに。
本殿周りの参拝が終わりましたら最後に神楽殿(かぐらでん)へ。
拝殿のしめ縄も立派ですが、神楽殿のしめ縄はより圧巻的。なんと長さが約13mで、約5.2トンの重さなんだそう。
先ほど少し紹介した日章旗はこの神楽殿の前にあります。
こちらも約75畳(137㎡)のサイズでかなり大きく、その広さにピント来ませんが1Kのアパート4~5つ分くらいのサイズ感です。
巨大なしめ縄と日章旗を観覧しましたら参拝は終わりですね。
さて、参拝していると色々なところにウサギの石造があることに気付くでしょう。
これは「いなばの白ウサギ神話」に関連した像であり、その由来は出雲大社のHPで説明されています。
▼(外部リンク)いなばのしろうさぎ/出雲大社
松の参道西側にはその多くの石造が配置されており、中には誰かが持たしたのかハート形の石をもったウサギもいたり…。
他にも素鵞社と本殿の間にいたりと色々なところにいます。
61羽のウサギがいるようですので、ウサギを探しながら参拝するのもいいですね!
さて、参拝を終えて駅の方へと戻ります。
少し高い位置にある出雲大社、勢溜の大鳥居から見る風景は見通しが良くて綺麗です。
勢溜の大鳥居前には「ご縁横丁」と呼ばれる飲食店やお土産屋が連なる施設があり、こちらも多くの参拝客でにぎわっていました。
冒頭でも触れたようにこの辺りにはおしゃれなお店も多いですので、色々と見て回るのも良いかと思います。
次の列車までは随分と時間がありましたので、工事中な宇迦橋の大鳥居まで行ってみることにしました。
出雲大社駅の南方向にありますが、ここまで来ると人もまばらですね。
この宇迦橋の大鳥は現在耐震補強工事の最中で、ご覧の様に足場が組まれていました。
実はこの大鳥居の下が本来の道なのですが、鳥居の向こうにある宇迦橋も付け替え工事中で2024年度中に工事が完了するみたいです。
神在月の出雲大社の様子をお届けしました。
広大な敷地を順々に巡っていくと結構時間がかかりました。神在月ということもありざっくりと見て回るだけでも3~4時間かかりました。
もちろんこれには素鵞社へ並ぶ時間や、稲佐の浜へ伺う時間は入っていませんので、全てを行うとなれば6時間程度は見ておいた方が良さそうですね。
なお、出雲大社へは新幹線・特急で行くこともできますが、飛行機を使う方が便利です。
2022年12月時点では、付近の「出雲縁結び空港」と大阪・東京・仙台・福岡を始めとした全国主要な都市との間に便が設定されています。
▼(外部リンク)就航路線・時刻表/出雲縁結び空港
出雲周辺には宍道湖で有名な松江や、すぐお隣の鳥取県にある米子や境港も近くて便利。是非山陰観光を兼ねて出雲へ観光してみてはいかがでしょうか。
島根のガイドブック
この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!
コメント