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南海電鉄の各種回数券が2023年3月31日をもって販売終了します。今後利用できるお得な代替案を紹介します。
すでにJR西日本が2022年に回数券の販売を終了しましたが、さらに南海電鉄も回数券を販売終了するようです。
▼(外部リンク)2023年3月31日(金)をもちまして回数乗車券の発売を終了します/南海電鉄
販売終了するのは下記の4種類。
普通回数乗車券
時差回数乗車券(オフピークチケット)
土・休日割引回数乗車券(サンキューチケット)
通学用割引回数乗車券
中でも「土・休日割引回数乗車券(サンキューチケット)」(土休回数券)は土日祝日のみの条件ではあるものの、10回乗車分の料金で14回も乗車できる優れもの…。
例えば家族2人で毎月1回以上利用するのであれば、有効期限の3ヶ月で使い切ることでしょう。その割引額は29%であり、コスパ最強でした。
これらの大変お得な回数券類が無くなってしまうので、代替案を紹介します。
まず誰もが汎用的に利用できるのがPiTaPaの自動割引。もちろん大前提としてPiTaPaを所持している必要があります。
このPiTaPaは全国の交通系ICカードとは少し仕組みが異なったポストペイ式(後払い)となっており、基本的にはクレジットカードの付帯カードのような立ち位置になっています(一部例外あり)。
もしお持ちでないのであれば、これを機に発行してみるのも良いでしょう。例えば私が利用している三井住友カードのPiTaPaであれば利用実績が1年に1度以上あれば年間の維持費も無料になります!
▼(外部リンク)カードの紹介/三井住友カード
さて、PiTaPaの自動割引ですが、11回目の乗車以降で自動的に10%割引が適用されます。土休回数券に比べると効率は悪いですが、それでもお得になるので利用したい…!
特にいまだコロナ禍の後を引く状況において、基本は在宅勤務だけど定期的に出社の必要がある方にとっては重宝できるサービスであると思います。
例えば2023年2月時点の料金を例に一月で10往復(20回乗車)したとすると下記の通りです。
区間 | 通常運賃(円) | 割引運賃(円) | 割引額(円) | 割引率(%) |
---|---|---|---|---|
南海難波=和歌山市 | 18,600 | 17,670 | ▼930 | 5 |
南海難波=岸和田 | 10,000 | 9,500 | ▼500 | 5 |
南海難波=堺 | 5,200 | 4,940 | ▼260 | 5 |
一月辺りの割引額はそれほど大きくありませんが、年間で考えると距離によってはそれなりの割引額になってきますね!
ショッピングが大好きな方には「りんくうプレミアム・アウトレットきっぷ」をおススメします!
▼(外部リンク)りんくうプレミアム・アウトレットきっぷ/南海電鉄
りんくうプレミアム・アウトレットは南海沿線であり、関西空港線の駅であるりんくうタウン駅に隣接するアウトレットモールです。
増床を重ねた結果2020年8月のデータで古いのですが約250店舗運営されている西日本でも最大規模のアウトレットモールとなっています。
ファッションや雑貨などが集うこのりんくうプレミアム・アウトレットモールに出かけるのであれば「りんくうプレミアム・アウトレットきっぷ」がお得になるでしょう。
例えば南海難波から乗車するのであれば、通常の往復料金1,560円に加えてお買物券1,000円分が付き2,040円で販売されておりますので520円お得。つまりトータルすると約2割お得になります。
家族2人で行くとすると下記の通り。
出発駅 | 通常価格(円) | 割引価格(円) | 割引額(円) | 割引率(%) |
---|---|---|---|---|
南海難波 | 5,120 | 4,080 | ▼1,040 | 20 |
岸和田 | 3,560 | 2,860 | ▼700 | 20 |
堺 | 4,520 | 3,620 | ▼900 | 20 |
確かに回数券が無くなることで金額負担は増えます。
ただし今回紹介したような手段を使うと普通にきっぷを買って利用するのに比べれば圧倒的にお得になることがわかるでしょう。
ちょっとした知識と工夫があればお得になりますので是非今回紹介したお得な手段を検討されてみてはいかがでしょうか。
大阪のガイドブック
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