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夜行バスにどのようなイメージをお持ちでしょうか。安い?狭い?今回はそんな常識を打ち破る高級夜行バス「ドリームルリエ号」に乗車して大阪から東京に行ってきました。
私の中で夜行バスと言うのは、スキーや大型遊園地に安く行く乗り物で、体力の有り余る学生さんが利用するものだと思っていました(実際にいまもある)。
夜行バスではなく高速バスですが、今年(2019年)1月に鷲ヶ岳へスキーへ行った際、行きも帰りも昼行便4列シートのバスで、帰りは特にきつかったのを覚えています。
大阪から鷲ヶ岳(岐阜)への4時間程度の高速バスでこんなことを言っているのに、乗車時間9時間程度もある夜行バスに乗れるのか?と思うのは当然ですね。
先ほどの通り、さすがに4列シートの大阪=東京の夜行バスに挑戦するわけではありません。
そこは社会人。金に物を言わせコストをかけて上質なサービスを選択します。
今回選んだのは、西日本ジェイアールバス株式会社が運営している夜行バス「ドリーム号」、その中でも最高級である「ドリームルリエ号」のプレシャスクラスです。
なんとこの座席2列配置で座席一つ一つが半個室状態になっており、窮屈なイメージを持っていた私の常識を打ち破られてしまいました。
そして運賃の方も約15,000円(時期により異なる)と新幹線にも劣らない価格!ただしそこは夜間に移動できるのでホテル代も含まれていると考えれば少しお得(?)に感じます。
ドリームルリエ号として設定されている便は、上り・下りそれぞれ2便ずつあります。
※大阪:大阪駅JR高速BT/京都:京都駅烏丸口/新宿:バスタ新宿/東京:東京駅日本橋口
便名 | 出発(大阪) | 出発(京都) | 到着(新宿) | 到着(東京) |
---|---|---|---|---|
ドリームルリエ2号 | 23:00 | – | 06:59 | 07:24 |
ドリームルリエ102号 | 21:40 | 22:50 | 06:12 | 06:37 |
便名 | 出発(東京) | 出発(新宿) | 到着(京都) | 到着(大阪) |
---|---|---|---|---|
ドリームルリエ1号 | 23:10 | 23:50 | – | 07:50 |
ドリームルリエ101号 | 21:30 | 22:10 | 05:29 | 06:41 |
バスに乗る前に汗を流しておきたかったので、リーズナブル(1,300円)に温泉に入れて休憩もできるスパワールドへ行って来ました。
残念ながら今は工事中ですが、それでも広い風呂と休憩スペースは最高。
スパワールドからは通天閣がよく見える。
最寄り駅はJR・南海新今宮駅/Osaka Metro動物園前駅。ここから大阪駅まではJRで15分程度とアクセスも良好。
JR高速バスターミナルは大阪駅中央口を出て左手にまっすぐ。
「JR高速バス」の方へまっすぐ。
突き当りの出口を出てすぐに行先案内板があります。
今回乗る「ドリームルリエ102号」は3番乗り場のよう。
この3番乗り場の前はJR高速バスのチケットセンターになっており、お手洗いもあるので便利。
出発の約10分前になるとバスが入庫。
入り口で検札があるので、スマホに乗車券(QRコード)を表示させて係員さんに見せましょう。
ステップはまあ普通のバスかな。
早速車内に入ると、HPでも見ていましたが壁が沢山!
前方はプレシャスクラス、後方はアドバンスクラスになっています。その中でもプレシャスクラスはこのバスに6席しか設定のない貴重な座席。
その座席は飛行機のビジネスクラスのような広さ。さすがにバスの車内では全体像を収める写真撮影は難しいです。
座席は広々サイズ。毛布とアメニティの入った袋が用意されています。
リクライニングシートは最大156度倒せる仕様。ここまで倒せるのはバスでは中々ないでしょう。
側方には読書用ライトとiPadが装備。23時には消灯されるので読書用ライトは便利ですね。
iPadはdマガジンが読むことができ、一応WEB検索もできたりします。
一応と言ったのは端末にガッツリ規制&フィルタリングが掛かっており、本来の機能(Safariとか)が使えないので正直微妙(普通の旅行系ブログでもフィルタリングされてしまう)。
アメニティバッグにはスリッパとイヤホンが入っています。
座席の後方には、コートを掛けるフック(左に見えている銀色のパーツ)と荷物置き場あり。
大きい荷物は荷物室に預けないといけないですが、リュック程度であれば御覧の通りいい感じに収まります。
ここにはサイズが合わないものを無理には置かない方がよいかも。なぜなら上から落ちてくると顔面を強打することになるから。
もちろんコンセントもありますので移動中にスマホの充電も問題ありません。
このカーテンを閉めると外からの視線も気にならなくなります。
バスは1時間ほどでもう1つの乗車ポイントである京都駅へ到着。
残りのメンバーがこちらで乗車。この後しばらくすると23時になり消灯時間に。
バスは最初の休憩ポイントである土山SA(滋賀県)へ向けてまた1時間。
土山SAでは20分ほどの休憩。バスにもお手洗いありますが、やっぱりサービスエリアで済ませたいと思うところ。
こちらには売店もありますので小腹が空いたときにちょうどいいですね。レストランもありますが20分ではやめておいた方がよいでしょう。
バスでもアナウンスありますが、こちらのSAは上り下りで共有しています。よってバスに戻る際は大阪方面に行かないように注意(東京行きの場合)しましょう。
割とわかりやすいところに停めてくれるのであまり迷わないと思います。
ちなみにバスで飲食は禁止されていませんが”空気を読む”ことが必要です。
あれ?もう1つの休憩スポットは?
寝てました(笑)!
2時前くらいまでは起きていた記憶があるんですが、起きたときにはもう東京にいました。
バスタ新宿到着寸前に運転手さんのアナウンスで目覚める(笑)
寝心地は爆睡していたように悪くはないです。ただし起きたときには飛行機や電車と同様、疲れの取れていない感じがしました。
ただこれまで夜行シリーズの乗り物色々乗りましたが、ここまで眠れたのは初めてです。
バスタ新宿では割と降車時間は短いようです。5分くらいでパパっと準備が必要。
バスタ新宿を出て新宿方面に向かっていると朝が開けてきます。
そして東京駅日本橋口へ到着。この後は東海道本線を端から端まで在来線で照射する旅です!
▼【電車旅】東海道本線(東京=神戸)を在来線で【解説/東京=熱海編】
今回は初夜行バスにして高級な「ドリームルリエ号」に挑戦。
これまで「安くて窮屈、そして眠れない。」といったイメージが払しょくされました。
夜行シリーズの乗り物では基本眠れない私ですが、今回はSA休憩のアナウンスを忘れるほど爆睡。ただし個人差はあるでしょうけども疲れを完全にとることは難しいようです。
156度のリクライニングは素晴らしく、飛行機に乗ったときにありがちな長距離移動によるお尻のゴワゴワ感は全くありませんでした。
始発新幹線・飛行機で出張やレジャーに行くのなら、この高級夜行バスで夜間中に移動してしまうのもお勧めです。
大阪のガイドブック
東京のガイドブック
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