琵琶湖の離島、竹生島観光!

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琵琶湖には3つの離島がありますが、最後1つ行ったことのなかった竹生島に行って来ました。

目次

琵琶湖離島シリーズ完結

冒頭の通り琵琶湖には3つの離島があり、それらは沖島(おきしま)、多景島(たけしま)、竹生島(ちくぶしま)で構成されています。海でもないのに島がある琵琶湖。それくらい広いのです。

既に沖島と多景色島は観光しており、残すことこの竹生島のみ。これにて琵琶湖離島シリーズ完結

ちなみに沖島は有人島で猫ちゃんが多くいることで有名。そして多景島は寺の島。それぞれ行ってきたときの記事は下記参考。

▼沖島

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▼多景島

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関西ワンデイパスが便利&お得

さて、今回も関西ワンデイパスを利用して近江今津へと向かいます。

竹生島は離島なので船に乗って行く必要がありますが島へ行く港は3つで、それぞれ今津港、長浜港、彦根港。ちなみに今津港、長浜港から出るものは琵琶湖汽船(京阪グループ)、彦根港からでるものはオーミマリン(近江鉄道グループ/西武グループ)と東西大手私鉄グループが運営してるようです。

今回向かう近江今津は湖西線。そんな湖西線直通の快速は少なく時間を持て余したので朝食がてら駅の喫茶店へ。

連絡橋口にあるDELI CAFEで軽めの朝食をいただきました。カウンター席はコンセントもついていますので便利です。

こちらが湖西線を走る新快速。京都の山科以降琵琶湖の西側を走ります。

さて、前述の通り今回も関西ワンデイパス利用で価格は3,600円。これから向かう近江今津までは通常片道1,980円なので往復するだけで360円お得!しかもこれから乗る琵琶湖汽船もお得に乗れるという…。お得と言うかアレなんですが、それは後述します。

爆速新快速で一路京都方面へ。東海道本線は複々線ですが、新快速は特急も走る外側の列車線を爆走し、途中駅は新大阪、高槻のみと特急のそれと変わりません。

京都駅。この1つ先の山科駅からは進路を西に取り、北陸方面へと進みます。

琵琶湖北側は雪国

琵琶湖沿岸地域は南と北ではその様相は大きく変わります。

南は京都や大阪に近い気候ですが、北に行くにつれて北陸地方に近づいて行くこともあり、天候もそちらに近くなります。その移り変わりが楽しめるのもこの鉄道旅の醍醐味。

実際のところ南側は太平洋側気候であるのに対して、北側は日本海側気候とほぼ北陸・山陰エリアみたいなもの。

堅田を過ぎたところではまだまだ雪の気配すらありません。

小野を過ぎたあたりになると左手に見える比良山地には雪の姿が見えてきます。

先を行く山にもうっすら雪化粧。

平駅駅手前ですが、まだまだ平地には雪の気配はありません。

ところが北小松を過ぎたあたりから雪の気配がしてきました。

そして近江高島を過ぎるとご覧の通り一面雪で真っ白!琵琶湖南北中間ともいえるこの高島市あたりでその景色が一変しました。

気持ちのいいくらいの雪景色。高島を発てば目的の近江今津はすぐそこ。

近江今津に到着しました。

琵琶湖汽船/今津港

近江今津からこれから乗る琵琶湖汽船の港は徒歩5分とアクセス良好。

駅の目の前の道を直進。それにしても随分積もっていたみたい…。

突き当たると右手に見える高島警察署が見えますので、その向かいの通りへと進みます(写真中央奥へ行く通り)。

その行き当たりが港です。

さて受付で手続きです。料金は今津往復なら2,640円なんですが、ここは関西ワンデイパスが大いに役に立ちます

こちら関西ワンデイパスの引換券。何と引き換えできるかと言うとこの今津港発着のチケットそのもの!3,600円の関西ワンデイパスの料金の中に2,640円が含まれているのです。どこから関西ワンデイパスを使うかにもよりますが、場所によっては合計料金が半額以下になるという…。太っ腹!

乗船券と引き換えました。乗船券だけだと思っていたら京阪の琵琶湖沿線の路線の乗車券までついてきた…。JRと京阪グループすごい…。

手続きも済ませまして乗船時間を待つのみ。出航時間10分前に乗船開始です。

乗船する船はこちら。

屋内の座席。

屋外の展望席。少々座席は固め。

おすすめは往路屋内、復路屋外です。屋内では竹生島に関する観光案内が映像で流れているので上陸前にさっと予習することが可能です。

竹生島までは約30程度の船旅。琵琶湖は穏やかなので揺れることもほとんどありません。

南の方を眺めると、この日は湿度が少し高かったこともありもやっていてよく見えません。まるで海のように見えました。

遠目でもよくわかりますが、近づいてくると意外と大きく感じます。

船は右手にある港の方へと進入。

船はゆっくりと接岸。

ちなみに乗ってきた船の名前は「いんたーらーけん」。これはスイスにある2つの湖に接する街、”インターラーケン(Interlaken)”にちなんだものでしょう。インターラーケンも美しい街ですので行ってみたいところ…。

竹生島には寺と神社がありますので順々にめぐっていきましょう。

まずは寺の方から。

竹生島島内観光

到着してから知ったのですが、これから向かう宝厳寺と都久夫須麻神社(竹生島神社)には拝観料が必要です。拝観料は500円となっており現金のみで右手の券売機で購入が必要です。うっかり手持ちの現金が2,000円くらいしかなく一瞬焦りました。

宝厳寺(ほうごんじ)

寺は小高い山の部分にあり、階段を上っていきます。

ちなみに途中階段をまっすぐ行けば宝厳寺、右手に行けば竹生島神社ですが、上でもつながっているのでぐるっと一周できます。

こちらが本堂。

内部は撮影禁止のところも多くありますので外観にとどめておきます。

本堂の隣には三龍善神を祀った祠。

本堂の屋根からは積もった雪が解けているのか、ずっと雫がポタポタ落ちていたので気温の高い雪解けの日は注意です。

不動明王?

こちらが重要文化財指定で、鎌倉時代に建立された石造五重塔。その1段1段には仏教的な意味が込められているようです。

三重塔。こちらは西暦2,000年の再建になるそうですが、設計図を参考に宮大工が6年かけて建てたそうです。

少し高いところにあるので琵琶湖の景色を一望できます。

楽寿観世音菩薩。ぼけ封じとありました。

こちらは国宝の「唐門」。何でもこの門は大坂城の遺構の一部と言われているようです。

唐門の内部を進むとその通路は重要文化財の舟廊下。ここを渡った先には都久夫須麻神社(竹生島神社)へとつながる通路です。

観光地情報

施設名宝厳寺
住所〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664-1
電話番号0749-63-4410
URL(外部リンク)公式HP/宝厳寺

都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)

廊下を渡った先にあるのが都久夫須麻神社(竹生島神社)。こちらも内部は撮影禁止なので外観のみ。

本殿向かいには八大龍王拝所。

拝所から琵琶湖を眺めると鳥居があり、その付近は一面真っ白。これはここから「かわらけ」と呼ばれる小皿のような土器を投げる風習があるから。

ここからその「かわらけ」を投げて鳥居をくぐることが出来れば願い事が叶うと言われています。

日本三大弁才天かつ五大弁才天として崇められているようです。

舟廊下の土台も立派なもの。

舟廊下の下の通路を通って行けば黒龍堂。ここは宝厳寺の管轄の様子。

これで宝厳寺と都久夫須麻神社(竹生島神社)をぐるっと一周してきました。

関連の深い宝厳寺と都久夫須麻神社は別々の物でありながらその境界は融合しているようでお互い不可分な立ち位置のようです。

観光地情報

施設名都久夫須麻神社
住所〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1665
電話番号0749-72-2073
URL(外部リンク)公式HP/都久夫須麻神社

ここやcafe&shop

滞在時間が85分とありますが、ゆっくり回っても1時間もかかりません。次の船までの時間は船の乗り場前にあるカフェ、「ここやcafe&shop」で休憩します。

近江牛まんが美味しそうなのでいただきましょう!

1つ500円。少々お高い…。

近江牛を使った餡を使った肉まん。甘辛い味付けとともに近江牛を楽しめます。

店舗は座席はそれほど多くありませんが、軽食なので外でもいただけます。また店舗にはお土産も置いています。

店舗情報

店舗名ここやcafe&shop
住所〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町竹生島1666
電話番号0749-72-3173
URL(外部リンク)公式HP/ここやcafe&shop
営業時間10:00~17:00
定休日不定

今津港へ

85分の滞在を終えまして今津港へと戻ります。復路も「いんたーらーけん」に乗船。

彦根港行きとありますが、乗り場の変更があったのか今津港行きです。

港から先に何やら建築物のようなものが見えます。初めはもっと遠くに見えていたので石油リグのように見えました…。こちらも船の様子。

近付いてくると大きさが良くわかります。こちらの船に比べれば随分と大きな船ですがこちらも入港するようです。船名をBIANCAといい、琵琶湖最大のチャーター船らしいです。

出航し島を後にします。

まとめ

竹生島は寺と神社の島で、豊臣時代の大坂城の遺構を引き継ぐ由緒ある島でした。

大阪からは少し遠いですが、少し遠出の旅行と考えれば近いと言えるかもしれません。冬なので運航便は少ないですが、温かくなればその本数は倍以上になりますのでさらに行きやすくなります。

週末のちょっとした日帰り旅行にもぴったりなのでおススメです。

ちなみにこの後引き続き北陸方面への旅行へ!

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Daisuke
SE/ソロトラベラー
得意分野:乗り物全般/一人旅

趣味とその延長で取得した旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

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