2023年のGW(ちょっと拡張)は中欧4か国(オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア)を2週間で巡る旅。10日目はオーストリア中部で第3の都市リンツで観光。
目次
この記事の旅程
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
11.リンツ
ホテルから中心地への移動/ランチ
さて、リンツへと到着しホテルへ荷物を置いて市内中心部へ。
工業地域近くにある「Montagehotel Business & City」からはケプラー大学病院前のバス停が便利。
市内中心部へは約10分程度とアクセスは良好です。
中心地は多くの市民や観光客で賑わっているようです。観光スポットを巡りたいと思いますが、まずはランチ。
と言ってもマックですが。
オーストリアのマックのメニューにも日本のようなリーズナブルなメニューとそれ以外のメニューがあるようです。ちなみにこっちはリーズナブルな方。
マックと言えど、リーズナブルではない、ある意味普通の注文すると余裕で10ユーロを越えてくるので日本人の感覚からすると”リーズナブルなファストフード”とは言えない感じにはなりますね。
新大聖堂
まず目指すのは新大聖堂。正確にはマリエン大聖堂と言うらしいですが。
シラー・パーク前のマックからは歩いて行ける程度の距離にあります。
ルディギアー通りを西に進むとその正面へ。
この大聖堂、古めかしいように見えて実はできたのは割と最近の1924年だそうです。丁度来年で100周年。もしかすると色々イベントが開かれるかもしれないですね!
ゴシック様式(ネオ・ゴシック様式とも)で建築されたこの大聖堂には先端の尖った塔や、窓の淵などでそのデザインが現れています。
塔にある時計の付近は修復工事中?
なお、この新大聖堂はオーストリアでは2番目の高さのようです。2番目になったのは建築当時、ウィーンのシュテファン大聖堂よりも高い建物を建ててはいけないルールがあったため。
結果この新大聖堂はシュテファン大聖堂より2m低いそうです。
大聖堂内部へ入りました。内部は少しひんやりとしています。
そしてまず目に入るステンドグラスは緻密で美しいものです。
大聖堂南部分にある礼拝堂。何とも荘厳な雰囲気です。
礼拝堂上部のステンドグラス。丁度逆光でその色どり豊かな模様が際立って美しい。
ゴシック様式の教会はその天井も見ておきたいです。ご覧のような教会を支える梁である「ヴォールト」の美しい造りを楽しめるでしょう。
さて、新大聖堂とお伝えしましたが、もちろん「旧」の方もある訳で。
そちらは後程紹介します。
観光地情報
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リンツ城
次はリンツ城を目指します。
大聖堂からは北西方面、ドナウ川沿いにあり、歩いていける距離です。この州政府施設にある塔を目指すと良いでしょう。丁度裏手になるので。
大聖堂前のヘレン通りを北へ。
この通りは飲食店や商店も多少ありますが落ち着いた雰囲気で散策が楽しめます。
先ほどの州政府施設の塔へやってきました。
この建物、内部は通過可能になっていたりします。
その内側からは州政府施設とは思えないような古風な造りで、これもまた美しいです。
州政府施設の少し北、このような公園が見えてきたらリンツ城。
リンツ城は小高い丘の上にありますので、少し登る必要があります。
かつて神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世の時代においては彼の居城として利用されていたこの城は、現在は博物館として運用されています。
博物館はこちらの何とも近代的な建物が入場口。なお今回は入場せず。
そしてここは丘の上にある為、周辺の風景が美しく。
色々な塔が見られます。右手から新大聖堂、政府施設、旧大聖堂、Stadtpfarrkircheのもの。
こんな感じの模型もありますので、どれが何の建物かを確かめるのも良いでしょう。
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旧大聖堂
さて、丘を降りて次に目指すのは旧大聖堂。
リンツ城からは東方面、ハウプトプラッツ付近にあります。
そのハウプトプラッツにはここを代表する聖三位一体像。
1723年に建てられた像で、災害、火災、戦争、疫病から市を守ってくれた感謝の記念柱なんだそうです。
さて、そんなハウプトプラッツの南あたりにあるのが旧大聖堂。またの名をイグナチオ教会とも。
こちらはバロック様式の教会のようです。
本来、新大聖堂の様式であるゴシック形式の方が古いものなんですが、あちらは括弧内に記載した通りネオ・ゴシック様式とも呼ばれるもの。
適当な解釈ですが、「ゴシックってやっぱりいいよね!」と建てられたものなので、旧大聖堂の方が何となく”新しい様式”になっていたりして面白いです。
天井はそれほど高くはなく、ステンドグラスも見られません。
建物の装飾はシンプルながらも曲線の凝ったデザインになっているもその様式の特徴でしょうか。
天井を眺めてみるとその繊細さが良く分かります。
儀礼用の設備は建物の様式関係なく凝っていますね。
入口の上部にはりっぱなパイプオルガンも。
ちなみに新大聖堂はそれなりの観光客(や純粋な信者)が居ましたが、こちらは先客1名のみ。
独り占めできた気分になりますね。
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伝統的なスイーツ、リンツァー・トルテ/JINDRAK LentiaCity
観光もそこそこに次はスイーツを!
そしてここリンツで有名なのは「リンツァー・トルテ(Linzer Torte)」と呼ばれるもの。そしてその老舗のようなお店JINDRAK(イェントラク)に行きます。
JINDRAKの店舗はいくつかありますが、ドナウ川の北側にあるLentiaCityと呼ばれるショッピングセンターの店舗が利用やすそうです。
右手に見える何やら現代アートっぽい建物がLentiaCity。
その1Fにあります。
もちろんケーキ店なので色々ありますが、迷いなくリンツァー・トルテを注文。
リンツァー・トルテの特徴はご覧のようなジャムを挟んでいること。このジャムはラズベリージャムであり、適度な酸味があり美味。
表面にはナッツなどが敷き詰められており、風味豊かになります。
なお、1ピースで3.25ユーロでしたので割とリーズナブル。
ユリウスマイルンのエスプレッソと共に注文し計6.3ユーロでした。
飲食店情報
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飲食店名 | Konditorei Jindrak |
住所 | Blütenstraße 15, 4020 Linz, オーストリア |
電話番号 | +43 732 77925890 |
URL | jindrak.at |
営業時間 | ・月~金曜日 08:30~19:00 ・土曜日 08:30~18:00 |
定休日 | 日曜日 |
フォルクスガルテン
観光は最後にリンツ中央駅前にあるフォルクスガルテンへ。
駅前にそれなりの広い区間に緑のエリアが見えます。
観光スポットと言われると何とも言えないですが。普通に落ち着いた良い公園です。
5月は丁度チューリップが咲く季節。色とりどりなチューリップが公園では見られました。
品種は全然わかりませんが、見慣れたものからそうでないものまで色々楽しめます。
ちなみに日本でチューリップを楽しみたいのであれば、富山県砺波市にある「砺波チューリップ公園」に行くといいかも!
さて、リンツの街を3時間程観光しました。少し早いですが観光を終了しホテルへ。
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本日のビール
夕食はフォルクスガルテン近くのBILLAで購入。
お供のビールはこちら。どれも美味しくいただきました。
さて、翌日はウィーンへ。日本から到着してすぐに去ったウィーンへと再び…。
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参考
オーストリアのガイドブック
編集:地球の歩き方編集室
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