ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。11日目はロンダからマラガに移動し、さらにその西にある白い街、ミハスの観光へ!
目次
この記事の旅程
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
13.ミハス
★ミハスへのアクセスについて
マラガからミハスへのアクセスについて詳しい情報を下記にまとめました。
ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会
街の中心と言えるであろうビルヘン・デ・ラ・ペーニャ広場。
ここには観光案内所や市のホール、そして飲食店、土産物屋が多く立ち並びます。
その広場の近くに少し変わった見た目の教会、ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会(Ermita de la Virgen de la Peña)があります。恐らくこの広場の名前はこの教会からきているものと思われます。
この岩と言うか石積みのような教会は17世紀にカルメル修道会の修道士により切り出され、改修されたものだそうです。伝説によると、この岩(教会の元の姿?)は1586年に鳩に導かれた2人の羊飼いの子供が見つけたそうです。
中に入ってみると、岩をくりぬかれたその先にチャペルがありました。内部にはミハスの守護聖母「岩の聖母」の像があります。
チャペルの奥には儀式で使われたであろう道具などが展示されているスペースになっています。
ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会はどこか隠された雰囲気のあった教会でした。
ちなみに教会の隣は展望台になっており、コスタ・デル・ソルの美しい海岸が見通せます。
観光地情報
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観光地名 | ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会 / Ermita de la Virgen de la Peña |
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住所 | Av. del Compás, 7, 29650 Mijas, Málaga, スペイン |
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★ミハスの白い街並み
このミハスを代表するのは特定の観光スポットもありますが、どちらかと言うと街並み全体です。
白い街と呼ばれる所以は建物が白い壁、赤茶色の壁で統一されていることにあり、その街並みは散策して楽しめます。
この何ともエモい感じのする階段を上って街の西へ。
こちらは広場のすぐ近くにあるサン・セバスティアン通り。「地球の歩き方」やその他ガイドブックでも紹介されているミハスでも美しい通りの1つだそうです。
このように建物の壁は白一色であり、それぞれの家にはちょっとおしゃれな観葉植物が並んでいます。
通りのどこを見ても配色や雰囲気の統一感があり素晴らしい。
恐らく一般のお宅だと思われますが、家の先には景観にマッチした鉢があり、いいですね。
メインの通りから外れると、少し入り組んだ路地も。ちょっと迷路のようになっていたりして歩いて回るのが楽しいです。
他の通りに入ってもやはり美しくて白い街並み!
ミハスの街は特に目的も持たずにゆっくりと見て回ることをおススメします。
フアン・アントニオ・ゴメス・アラルコン展望台
先ほどのサン・セバスティアン通りのすぐ近く、街の北側を走る「シルクンバラシオン・ミハス自動車道」と呼ばれる通りにある「フアン・アントニオ・ゴメス・アラルコン展望台(Mirador Juan Antonio Gómez Alarcon)」は街の美しい風景が楽しめます。
この展望台の名前の由来は特定の地名から来るものではなく、この地域に貢献した人物、フアン・アントニオ・ゴメス・アラルコン氏(uan Antonio Gómez Alarcon)に由来しています。
ミハス出身で登山家・洞窟探検家の彼はこの地元のミハス山脈(Sierra de Mijas)を愛し、数々の自然の豊かさを紹介していたそうです。彼は2010年に家族に「2,3日で戻る」と伝えて出かけたものの、その後戻ることはありませんでした。
そんな今でも行方不明な彼の功績を称えてこの名前が付いているようです。
さて、この展望台の素晴らしい点は、街を見渡せる高さにあり、今まで歩いてきた目線とは少し違った視点で街並みが見通せることにあります。
歩きの目線であれば白い壁が目立つミハスの街は、上から眺めると赤茶色に統一された美しい街並みが楽しめます。
フエンヒローラやエル・ファロの方面を臨むと地中海も見えます。
中心奥に見えているはミハスの闘牛場。この後向かいますが、あちらも景色が綺麗です。
観光地情報
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観光地名 | フアン・アントニオ・ゴメス・アラルコン展望台 / Mirador Juan Antonio Gómez Alarcon |
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住所 | A-387, 1, 29650 Mijas, Málaga, スペイン |
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ボタニコ・デ・ラ・ムラジャ公園 付近
街並みを散策しつつ、闘牛場のあたりまでやってきました。
ムロス通り展望台。
比較的低いエリアになっており、フアン・アントニオ・ゴメス・アラルコン展望台とは変わって白い街並み全体が見渡せます。
街の南に位置するボタニコ・デ・ラ・ムラジャ公園付近は闘牛場やスタジアム、教会等の公共施設等が集まる公園になっていました。
ここからは地中海の風景を楽しむのが良いでしょう。
このコスタ・デル・ソルと呼ばれる海岸線の街は東はネルハ、西はラ・リネア(・デ・ラ・コンセプション)までの範囲を指し、先日訪れた西の端のラ・リネア*はともかく、この辺りも十分にアフリカ大陸に近いです。
*英国領ジブラルタルとの国境の街
そのため天気が良ければアフリカ大陸が見えるとか見えないとか…。
▼ラ・リネアとジブラルタル観光
観光地情報
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観光地情報 | ボタニコ・デ・ラ・ムラジャ公園 / Parque Botánico de La Muralla |
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住所 | P.º de la Muralla, 29650 Mijas, Málaga, スペイン |
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無原罪懐胎教会
直訳すると「無原罪懐胎教会」と何とも物々しい名前の教会。
かなり宗教的な解釈なのできちんと説明するのは難しいのですが、”無原罪懐胎”とは聖母マリアが原罪の穢れを生まれたときより受け継がなかったことを意味するようです。ここで言う原罪とはアダムとイヴが食べたりんごのことで、意味するところは人々は生まれながらにして受ける罪みたいな感じ。
こちらの教会はイスラム教時代の後に建てられた教会だそうです。
造りは時代からゴシックからルネサンスでしょうか。
側廊には宗教的な物語を形どったであろう置物が並んでいました。
ステンドグラス等もありましたが、全体的にシンプルな造りでした。
イスラム教徒をレコンキスタにより追放した経緯もある訳で、ベラの塔と呼ばれるこの塔は、北アフリカからの侵攻を監視する役目があったそうです。
観光地情報
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観光地名 | 無原罪懐胎教会 / Iglesia Inmaculada Concepción |
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住所 | P.º de la Muralla, 29650 Mijas, Málaga, スペイン |
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電話番号 | +34 952 48 50 22 |
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ミハス⇒フエンヒローラ
さて、ミハスの街をサクッと見て回りました。
全体を見て回ったわけではないですが、ここまで紹介してきた主要なスポットだけであれば約1時間程度で回れます。もう少しゆっくりしたい方は食事やショッピングをしながらゆっくりしていくのも良いと思います。それでも日帰りで観光できるくらい。
ミハス観光をされる際は参考に頂ければと思います。
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参考
スペインのガイドブック
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