パフォスの古代遺跡巡り【3日目夕方】

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Daisuke

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キプロス旅行3日目夕方はパフォスの歴史エリアへ。パフォス考古学公園でモザイク画や建築物跡の見学。

目次

この記事の旅程

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03.パフォス市内

パフォス考古学公園

概要

この遺跡のある場所は現在”カト・パフォス”と呼ばれる地域ですが、別名で”ネア・パフォス(Nea Pafos)”とも呼ばれています。

“ネア”とは”New”の意味を指す言葉であり、もちろん新しいものがあるのだから古いものも存在。それは”パライ・パフォス(Palai Pafos)”と呼ばれています。

それらはキプロス最後の王と呼ばれるニコレスが紀元前4世紀ごろに遷都したことに始まります。

その時代も200年弱しか続かなかったようですが、ここで築かれた都市の遺跡、それは以降中世に至るまでのものを含めてここに残されています。

入口の場所/料金

まず、初見では入口の場所がわかりにくいので場所を紹介。

カト・パフォスと呼ばれる地域の港部分にあり、広い駐車場のすぐそばにあります。

入口はこのような建物。そして入場料金は4.5ユーロです。

この先の後代に敷地に遺跡群が広がります。

閉館まで1時間と短い時間なので、さくっと全体的に回っていきますね。

エオンの館

エオンの館のレセプションホールに当たる部分のモザイク画。

作られた時期は4世紀の第二四半期頃。

5つのパート(上2つ、中央1つ、下2つ)に分かれており、それぞれ異なる物語で描かれているようです。

テセウスの館(周辺)

場所は変わり、エオンの館のすぐ南にあるテセウスの館。

展望台のようなものが設けられており、その遺跡の全体をとらえることが可能です。

このモザイクはテセウスとミノタウロスの決闘の様子が描かれているようで、作られた時期は3~4世紀ごろとのこと。

館の柱のようなものも。

それほど高くはないので、神殿の柱に見られる「エンタシス」になっているかは微妙なところ。

残る遺跡もまた、当時の情景が思い浮かぶようです。

オルフェウスの館/四季の館

オルフェウスの館。

説明によると、オルフェウスの館は発掘された一部のようで、ペリスタイル式の建物であったと考えられています。

ペリスタイルとは屋根のない中庭などを柱が取り囲んでいる様式のこと。

ちなみに公園は遮るものがないので、パフォスの街並みを見通すことができます。

高台

見晴らしのよさで行くと、公園中心にある高台おおススメ。

この灯台には後ほど。

時刻は夕刻。

パフォスにも国際空港があり、離陸・着陸する飛行機も眺められます。

パフォス灯台

この灯台は公園の中にあります。

ただこのようなエリア自体にあることは、かつてパフォスの都がPalaia Pafos(Old Paphos)からこのNea Pafos(New Pafos/現Kato Pafos)に遷都されたとき、つまり海へ直接面するようになった時と同様のようです。

歴史は繰り返すということですね。

オデオン/アスクレピオン/アゴラ

オデオン(Odeon)とは劇場の意味。

何ともファンタジー小説・アニメで見るようなものですね。

なお、市議会の役割もあった様子。

1つ1つの石段(というか座席?)は高いので、間に設けられた小刻みな段差を利用すると良いです。

そして向かいに見えている緑の平原がアゴラ(Agora)。広場の意味です。

このアゴラは紀元前2世紀ごろの古代ギリシャ時代に構築され、紀元後2世紀の早期ローマ時代まで利用されたと考えられているそうです。

2.5ヘクタールある敷地は古代ギリシャ世界においては最大級の広さなんだとか。

アスクレピオン(Asklepieion)はオデオンの隣の施設。

ただしその役割は不明確なようです。

サランタ・コロネス

遺跡猫。

そんな猫ちゃんが迎えてくれるのはサランタ・コロネス。

7世紀終わりにアラブ勢力の襲撃に添えなるために築城された城塞跡と考えられています。

その後5世紀弱に渡って改修も重ね利用されてきましたが、1223年の地震の後は放棄されたようです。

まるでRPG終盤のように終末感のある雰囲気が何とも言えません。

さすがに1時間では時間が足りずにすべてを見ることはできませんでした。ゆっくり端から端まで見るのでしたら3時間程度時間を確保していくことをおススメします。

なお、足場の悪いところもありますので運動靴がベスト。

パフォス城

17時ともなればもうあたりは暗く。

パフォス考古学公園を後にし、隣にあるパフォス城も見学へ。

こちらも内部を観覧することは可能ですが、公園と同じく17時までなので外観のみの観覧となります。

先ほどのサランタ・コロネスに代わって築城されたパフォス城はローマ時代に構築されましたが、その後勢力が変わるたびに解体・修復を繰り返され今に至ります。

最近では20世紀、イギリスが塩の貯蔵庫として利用し、その後史跡指定されたようです。

港のあたりは観光スポットということもあり、多くの飲食店が出店されています。

この辺りで食事をするのもいいでしょう。

港猫。

さて、トロードス地方ツアーもあり充実した観光でした。

翌日は首都ニコシアへ向けて出発!

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参考

パフォス考古学公園参考サイト

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*対応していない国もあります。

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