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2023年のGW(ちょっと拡張)は中欧4か国(オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア)を2週間で巡る旅。3日目の午前は郊外のヤーノシュ山へ!
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
さて、3日目の朝。この日はブダペストの郊外へ行くことから始めます。
ところで観光地巡りを始める前にブダペストの街をランニングしてきました!これは別記事にまとめますので、旅行先でのランニングに興味のある方は是非参考に。
▼オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア、それぞれの街でのランニング
(執筆中)
さて、早速目指しますのはヴァロスマイヨール(Városmajor)、その意味は”市長”と言う名の路面電車の停留所です。
ブダペスト西駅等を経由し、さらに西へ…。
何故”市長”と言う名前なのかは残念ながら分かりませんでしたが、この駅で降りるのには2つの理由があります。
まず1つ目。それはこの路面電車ヴァロスマイヨール停留所のすぐに西隣にある、とある列車に乗車するため。
その列車の駅に入るとレールと車輪の模型がいくつか見られます。
特徴的なのはこの中心にあるギザギザした歯車を持つこと。
これから乗車するのはブダペスト登山鉄道と言い、ブダペスト西にあるセーチェーニ山へと昇る列車なのです。
そしてこのギザギザの秘密は”ラック式鉄道”と呼ばれるもの。
それは急勾配を上る登山鉄道にてレールだけではその動力や制動を得られることはできず、このギザギザの”3つ目のレール”に列車の歯車をかみ合わせることで運転される仕組みのことを言います。
やってきました。
気になる料金ですが、ブダペストで各交通機関を運営するBKKの区間に含まれておりそのきっぷが有効です。もちろん24時間券のような乗り放題きっぷにも適用されます。
外身も中身もデザインは結構質素な感じ。
その道中の景色はあまりいいとは言えませんが、時折ブダペストの街並みがうっそうと茂る木々の間から垣間見えるでしょう。
途中の駅では下り方面とすれ違い。
なお、こちらの登山鉄道お世辞にも乗り心地はいいとは言えません。先述の歯車とレールがかみ合う度に小刻みな振動が発生し絶妙に不快感がありますが、それも含めて楽しみましょう。
20分ほどかけまして、頂上駅であるセーチェーニ・ヘジ駅(Széchenyi-hegy)へと到着。
さて、ここからはエルジェーベト展望台を目指すのですが、ここからも鉄道に乗車。その鉄道は「子供鉄道」という何とも微笑ましい感じの鉄道!
駅を出て西方面へと進みましょう。
一本道を突き当たると2つの建物が見えてきます。このうち駅舎は右手の小さな建物の方。
「Gyermekvasút」とはまさに「子供鉄道」という意味。
さて、この「子供鉄道」というのは旧ソ連圏では割とメジャーなものです。
それらは子供たちの教育補助機関となっており、西側諸国で言ういわゆるボーイスカウトやガールスカウトのような活動の一種である「ピオネール活動」の1つとして旧共産党により設立されたようです。
これらの施設は旧ソ連圏の国々でも多く消滅しましたが、ここブダペストではその名残を残し、ここブダペストの子供鉄道では今もなお中学生前後の子供たちが大人の監督を受けながら業務を行っています。
先ほどの窓口でも中学生くらいの男の子が窓口業務を行っていました。子供と言えど、英語も通じますし、困ることは無いでしょう。ちなみに現金のみでカードは不可。
なお、購入したのは2回乗車券。
裏面にはその内容が記載されていますね。
簡素ながらも田舎の駅のような設備を備えています。
駅舎も最近リフォームされたのか大変綺麗で、併設のトイレも清潔です。
運行される列車の時刻表が掲載されています。ただこれらは変更される可能性が高いので、公式HPで確認し、乗車するのがよいでしょう。
▼(外部リンク)時刻表/子供鉄道(英語)
出発時刻近くになると、列車がホームに入線してきました。
この時も大人たちと共に2人の女の子が駅員業務、そして列車では男の子が車掌業務を行っており可愛らしかったです。
運転のような危険を伴う業務についてはもちろん大人が行っておりますのでご安心を。
そしてこのなんとも無骨感あるディーゼル車はルーマニアFAUR社製造のL45H形ディーゼル機関車であり、かつて東欧の国々で運用されていた代物だったりします。
なお列車は到着後、今度は逆方向に進むため、ここまで先頭であったディーゼル機関車を反対側に付け替える作業、通常「機回し」と呼ばれる作業が見られるのも面白いところ。
何とも旧時代な感じもしますが、列車業務の縮小版が垣間見られます。
反対側に連結する様子。
さてさて、列車に乗車。
入口の階段の階段は急で幅が狭く、そして金属製なので雨が降った日などは滑らないようにご注意を。
座席は木造なので座り心地はこれもまたいいとは言えませんが、これもまた良きかな。
定刻出発。
私の乗車した車両には校外学習でエルジェーベト展望台へと向かう小学生高学年くらいの集団と相席に。
ハンガリー語全然わからないですが、引率の先生方は周りの乗客に気を使っているようで少し大変そうでした。
子供たちは賑やかでしたが、そのくらい元気があったほうが良いでしょう。
所々急カーブもあり、ゆっくりとヤーノシュ山を巡ります。
20分程度でエルジェーベト展望台の最寄り駅であるヤーノシュ・ヘギ駅(Jánoshegy)へと到着。
ここヤーノシュ山はブダペストで一番高い山であり、ここにあるエルジェーベト展望台からはブダペストの街並みを一望できます。
ここからはちょっとした登山が必要…。その様子は次回にて。
ハンガリーのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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