【2023】プラハからチェスキー・クルムロフへ列車で行く方法

この記事は約 7 分で読めます。

チェコでの風光明媚な街で有名なチェスキー・クルムロフ。列車での行き方と、現地についてからの路線バスの乗車方法等紹介したいと思います。

  • プラハからチェスキー・クルムロフへの電車での行き方・調べ方
  • チェスキー・クルムロフ駅から街の中心部への路線バスの乗り方
目次

列車でも行けるチェスキー・クルムロフ

チェコ旅行を考える皆さん。

もちろん首都プラハ観光は外せませんが、少し興味を持って調べるとチェスキー・クルムロフもその対象に入ってくることでしょう。

さて、そのチェスキー・クルムロフへのアクセスですが、日帰りも宿泊も含めて費用や所要時間の面から高速バスで行くのが一般的でしょう。

ですが実は列車+現地路線バスでも行けることは御存じでしょうか?

もちろんバスに比べてアドバンテージが少ないのでその選択肢を選ぶことはまれだと思います。ただ列車旅には大勢の方が選択するバス旅にはない魅力があります!

それは他の人とは違う風景を眺められたり、列車乗換のドキドキなど…。

今回はそんなプラハからチェスキー・クルムロフへの列車での行き方と、その道中の様子をお届けしたいと思います。

列車の調べ方

さて、チェスキー・クルムロフへの列車は簡単にチェコ鉄道のサイトで調べることが可能です。

1.チェコ鉄道サイトへアクセス

▼(外部リンク)České dráhy[英語]

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2.検索条件を指定

引用:České dráhy

下記の項目で検索条件を指定します。FROMとTOが出発地と到着地、その下の左が曜日で、右が時間です。プラハからチェスキー・クルムロフへ向かう場合は下記をコピペして貼り付けてください(方向が逆なら入れ替える)。

区分
FROMPraha
TOČeský Krumlov
引用:České dráhy

日付部分はカレンダーから選択可能。

時間の部分は「<」「>」を選択すると1時間刻みで選択可能。あるいは直接入力も可能です。

こちらの選択肢は時間を調べるだけであれば基本変更する必要はありません。
ただ年齢やもっている割引パスによっては金額が変わるので必要に応じて変更しましょう。

3.列車の確認

引用:České dráhy

検索結果はこのように表示されます。

確認すべき項目は赤枠部分。これで乗車したい電車の詳細が確認できます。

引用:České dráhy

なお、検索結果で列車名が複数あったり、”transfer”と言う言葉がある場合は乗り換えが必要です。

また、基本的には乗り換えが必要なことが多く、一部の列車のみ乗り換えなしで行くことが出来ます。

今回は一般的なチェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)での乗り換えを含めた旅程を紹介したいと思います。

チェスキー・クルムロフまでの乗車

プラハ=チェスケー・ブジェヨビツェ

乗車

列車/EC 333 出発/10:21 到着/12:01

プラハからまずはチェスケー・ブジェヨビツェを目指します。

その多くの列車は「Jižní expres」と言う名前であり、英語だと「サザンエクスプレス」。そしてその一部はオーストリアのリンツ行きの国際列車で、チェスケー・ブジェヨビツェはその国内線エリアであることもあります。

これから私が乗車する10:21発のEC333もチェスケー・ブジェヨビツェ経由オーストリア・リンツ行きでした。

さて、購入したチケットは2等車自由席。開いている席を探しましょう。

設備

普通の座席も空いていますが、コンパートメント席も空いていました。

日本ですとこのような特殊な座席は急行料金や指定席料金を取られることも多いですが、チェコやヨーロッパ諸国では”2等”のくくりの中なら同じ料金です。

割とガラガラでして、1人でコンパートメント席を独占できました!

車窓風景

チェスケー・ブジェヨビツェまでは約1時間半。風景を楽しみながらまったり行きましょう。

出発してしばらくすると検札がやってきまして、きっぷに入鉄鋏が入れられました(きっぷ下の小さな穴)。

車掌さんが色々説明してくれたのですが、かなり早口で余り聞き取れなかったのですが、多分ニュアンスからは乗り換えの案内をしてくれたのだと思います。

途中にある街以外はこのような人の手の入った田園風景が広がります。

街が近づいて来れば風景も若干変わってきます。

割と大きな街でも小さな街でも中心部と思われるところにはこれまた大なり小なり教会が建っており、如何に市民の拠り所であるのかが推察できますね。

ヨーロッパの街の特徴として、街と街の間はあまり住居が少なく田園が広がりますが、そのどれもが結構人の手が入って綺麗に整地されています。

日本と違い広い平野の広がるヨーロッパにおいて、このような都市間の広大な田園に手が行き届いていることも凄いことだと思わないでしょうか。

さて、乗換駅のチェスケー・ブジェヨビツェへ到着。

チェスケー・ブジェヨビツェ=チェスキークルムロフ

乗り換え

列車/Os 8107 出発/12:11 到着/12:54

到着したわけですが、今回この駅での乗り換え時間は10分です。

このように列車のタイミングによっては十分な乗り換え時間がない事も。ここから乗り換えるチェスキー・クルムロフ方面の列車は1時間に1本以下くらいなので乗り換えをミスするとそれなりに時間をロスします。

運悪く駅が工事中だったりして中々うまく移動できない中、段々と出発時間がやってきてちょっとドキドキ。

ギリギリでしたが何とか次の列車に乗り換えできました。

ちなみにここから先はチェコ鉄道ではなく、GW Train Regioが運行するエリアとなります。

設備

こちらの列車は「DB Class 628」と呼ばれる種類の車両で、その名が示す”DB”、つまり”ドイツ鉄道”が地方路線で利用している代表的な車両の1つ。それらの車両をこの路線の運航会社が最近改装して運用しているためか、以外にも綺麗で快適です。

コンセントが用意されているのもうれしいポイント。

あとWiFiも完備されており、かなり高速に通信が可能です。

WiFiのアクセス情報
SSID:GWTrain

トイレも完備しておりますので長旅も安心!

車窓風景

さて、列車は出発。チェスケー・ブジェヨビツェを出ますと、本線から離れ西方面へと進みます。

ところでこの列車の目的地は「Nové Údolí」と呼ばれる駅。どんなところかと思って調べてみるとド田舎も田舎割とマジで何もないドイツとの国境のすぐそばに到着するみたい…。

時間的な余裕があれば言ってみるのも面白いかもしれないです。国境を越えてドイツに入るとハイトミューレ(Haidmühle)という小さな街もあるので意外と観光できるかも!?

チェスキー・クルムロフへの道のりの風景は、田舎の素朴な風景が楽しめます。

馬が牧場に放たれていたり(?)

これから何をするのか、綺麗に整地が行われた土壌。そして遠くにある山岳の風景などが美しく。

途中の駅は基本的に小さなものが多く、ローカル路線らしさがあって可愛らしいです。

チェスキー・クルムロフが近づいてきますと住宅や工場が目立ってきます。

そして到着。ここまで約40分でした。

チェスキー・クルムロフ駅から市内中心部へ

バスの時刻は案内所にて

さて、チェスキー・クルムロフ駅に到着しましたが、ここは市内中心部から離れています。

歩いていけなくもないですが、荷物があると結構しんどいかも。と言う訳で路線バスを利用して市内中心部へと向かうと良いでしょう。

バスの時刻は駅の観光案内所かバス停で確認可能。念のため観光案内所で確認することをおススメします。

目的地はこの「Autobusové nádraží(バス停)」。ただ時間通りに来るとは限らない…。

補足すると駅舎の周りはこんな感じ。古き良きローカル駅な雰囲気があります。

乗車方法と風景

何だかんだで良く分からない路線バス、予定時刻付近にやってくるバスの運転手に行先を確認して乗車しました。

この路線バスは事前に行先を伝えて料金を支払うシステムです。

何かと難易度が高く感じるかもしれませんが「(Auto)Bus sation」、「Old city」とか言えば伝わります。心配であれば下記を提示しましょう。

Autobusové nádraží

この目的地ですと料金は10CZK(2023年5月時点)、つまり約70円。とても安い!

バスは出発。駅の近くは新しい街で歴史的な雰囲気はありません。

旧市街エリアに近づくと一転して歴史感じる街並みの雰囲気が出てきます

10分程度で「Autobusové nádraží」へと到着。

ブルタバ川を挟んで西側に進むと直ぐに旧市街エリアになります。

なお、高速バスのバス停でもありますので、各方面から高速バスを利用してきた方はこのバス停に直接到着することでしょう。

まとめ

チェスキー・クルムロフへ行く方法としてはマイナーですが、まったりと急がず旅行するのも楽しいものだと思います。

金銭や時間的には高速バス劣るものの、列車はスペースも広く窮屈さを感じないのが良いところですね。

折角の海外旅行、少しドキドキ、ワクワクを味わいたい方にもおススメです。

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Daisuke
SE/ソロトラベラー
得意分野:乗り物全般/一人旅

趣味とその延長で取得した旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

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