チェコのチェスキー・クルムロフからオーストリアのリンツやザルツブルクへは高速バスであるFLIX BUSが圧倒的に便利なので紹介します。
チェスキークルムロフからオーストリア方面はバス一択

チェコ観光で必ず行きたいチェスキークルムロフ。チェコ南部にある小さな町です。
アクセスする公共交通機関としてはバスか列車になる訳ですが、オーストリア方面となると列車は圧倒的に不便です。そもそもチェスキークルムロフは列車の本数が少ない事、そして乗り換えのために北のチェスケー・ブジェヨビツェまで行かないといけないので単純に遠回りで時間が掛かります。
よってチェスキークルムロフからオーストリアへ向かうにはバスを利用するのがベストです。
今回はオーストリアのリンツへ向かうためにFLIX BUSを利用しましたので、その利用方法などを紹介したいと思います。
FLIX BUSの予約
予約の方法
予約方法はWEBサイトかアプリ、2通りあります。
予約自体はどちらからやっても大した手間はありません。ですがアプリがあれば乗車時にQRコードを見せるだけ(スキャンするだけ)でいいので多少後の工程が楽になります。
▼公式WEBサイト

▼アプリ
それぞれの予約方法については詳しくまとめれている記事を紹介しておきます。
またリンツに行く、(から来る)場合、下記をコピペすれば楽です。
From(/To) | To(/From) |
---|---|
Český Krumlov | Linz |
▼(外部リンク)【5€から乗れる!】ヨーロッパの長距離バス「FlixBus」のチケット予約方法から乗車方法まで徹底解説!/FootyTix

リンツのバス停についての注意点

リンツ行きを調べると2つの停留所
が現れます。
これらのバス停の位置関係は下記の通り。

「Linz Wissensturm」はリンツ中央駅の目の前、「Linz Industriezeile」は郊外の工業地域に位置しています。
どちらのバス停で降りても路線バスや路面電車で市内中心部に向かうことができますが、利便性を考えるとLinz Wissensturmの方がおススメです。
ちなみに今回紹介するのはLinz Industriezeileの方。これは出発時間が早かったことや、ホテルが工業地域付近にあったのであえて選びました。
チェスキー・クルムロフでの乗車
バス停の場所と施設

チェスキー・クルムロフでのFLIX BUSのバス停は、旧市街の東部にある少し大きなバスターミナル。
場所はこのマップを参考に。

フリッカー現象でよく見えませんが、この案内板で時分の乗車するバスの乗り場がわかりますよ。

なお、バス停には小さなショップとカフェが併設。乗車前に欲しいものがあれば利用しましょう。

同じ施設内にはトイレも用意されていますので助かります。

なおトイレの入場料金は10CZKまたは0.5EUR。タッチ決済対応なのもいいところ。

念のため早めに来たので待ち時間に朝食をいただきました。
乗車

プラハからやってきたFLIX BUS861定刻より15分ほど遅れて到着。
バスは運転手と係員が下りてきてから乗車可能になります。

係員がバスの荷物室を開けてくれるので大きな荷物はこちらへ。
かつてキプロスにおいて荷物を預けてそのまま持っていかれそうなことがあったので心配していましたが、FLIX BUSは問題なさそうです。実際に下車時も係員開けてくれて取り出す時間は十分にありました。
▼キプロス・ラルナカで荷物を持っていかれそうになった件

乗車時は前述のアプリを利用し、QRコードを提示、スキャンされることで完了します。
今回の旅では念のため座席指定もしていましたが特に必要はなかったかも。

早速乗車。座席のシートはしっかりしていますが、シートピッチはそれほど広くありません。飛行機で言うところのLCCといったところでしょうか。
リュックサック1つでも割と場所を取りましたので貴重品以外は荷物室に預けることをおススメします。
旅の様子

チェスキー・クルムロフの街を出発。出発すると進路は南東に向け、高速道路的なE55線を目指します。

道中は列車で見るような田園風景や、耕された農地が見られます。

バスは3,40分もするとオーストリアとの国境付近へ。

国境付近の施設。
かつてシェンゲン協定が有効になる前はここで国境審査があったのでしょう。ですが今やチェコ、オーストリアはボーダーレス。
国境施設を横目にバスは停車することもなくオーストリアへと入国しました。

標識にドイツ語の標記があり、1週間ぶりにオーストリアに戻ってきたことを実感します。
国境を越えた先にはフライシュタットという町があるようです。

その道中にはまるで映画や絵画のワンシーンに出てきそうな草原と家屋のある風景も楽しめました。

道路から遠めにフライシュタットの街も見えました。

さて、フライシュタットを過ぎるとリンツはもうすぐそば。数十分の後にリンツ郊外へとやってきました。

これまたスロバキア以来ぶりのドナウ川を渡りましたら、少し南に走りましてバス停に到着です。

そしてLinz Industriezeileへと到着。
Linz Industriezeileから市内中心部へのアクセス

さて、Linz Industriezeileで下車しましたが、市内中心部へ向かうためには路線バスで2つのバス停どちらか利用するといいでしょう。
バス停 | 路線 |
---|---|
Linz/Donau Industriezeile | 17/19 |
Linz/Donau Fernheizkraftwerk | 17 |

前述の通り、私のホテルはこの近く。ですがホテルに荷物を置いた後、観光するつもりだったので道中のバス停Linz/Donau Industriezeileにて24時間券(MAXI – Karte)を購入してきました。
2023年5月時点ではその料金は5.4EUR。24時間券で翌日の移動も可能なので観光にはおススメです!
まとめ
チェスキー・クルムロフからリンツまではFLIX BUSを利用すれば約80分で移動できます。また料金にしても格安です。これは時期によるので何とも言えませんが、私の場合座席指定料込みで7.48EURでした。
仮に列車を利用する場合、料金は10~15ユーロ(2023/8時点)、そして時間は3~4時間かかることを考えるとコスパが高いことが良く分かります。
このような理由から、チェスキークルムロフからリンツやザルツブルクを目指す方、その逆を行く方はFLIX BUSを利用することをおススメします。
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