ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。3日目はリスボン西方面のシントラとユーラシア大陸最西端ロカ岬へ行きますが、まずはペーナ宮殿へ。
目次
この記事の旅程
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
02.シントラ
シントラへ
4日目は念願のロカ岬とその途中にあるシントラ観光へと向かいます。
外は真っ暗ですが、こう見えて実は朝7時前くらい。ヨーロッパの明るい時間は夏は長く、冬は短いのが特徴と言えるでしょう。
シントラへはロシオ駅が便利。ここから終点のシントラまで電車で向かいます。
駅には早い時間から空いているスタバがあり、朝食に便利です。
シントラへはお得なきっぷがあると聞いていたのですが、買えずじまい。
代案としてこのシントラまでの路線をカバーした1日乗車券を購入しました。
この辺の詳しい内容やシントラ、ロカ岬への行き方は下記の記事でまとめていますのでよろしければどうぞ。
▼ロカ岬へのアクセス。電車やバスはどうする?
ここからシントラまでは基本乗りっぱなしで終着で降りればOKですが、中には乗り換えが必要な場合もあるのでご注意を。
普通の通勤電車です。
シントラまでは約40分程度かかります。
列車に乗っている間にようやく日が昇ってきました。
ところでこれからまずはシントラ観光をするのですが、行きたい観光スポットの1つであるペーナ宮殿の入場は30分おきに決まった時間帯に入場しなければなりません。またその時間帯のチケット販売数にも限りがあり(後述)ます。
そしてチケット購入はネットでもでき、そちらの方が少し安いので、電車に乗っている間にネット予約してしまいました。
そんなこんなでシントラ駅に到着。
このホームをまっすぐ行くと端に(西の)出口がありますが、そこから出た場合は右手に回って、中央の駅舎の出口から出た場合は左手に回りましょう。
私は前者。外に出て右手に回って駅舎の方を目指し、先ほどのペーナ宮殿に行くために、止まっている434系統のバスに乗車します。
このシントラの観光エリアでは乗り放題チケットが便利です。
運転手に1日乗車券が欲しいと言えば売ってくれます。このマップの範囲の2つの系統(434/435)のバスが乗り放題となり13.5EURします。なお支払いについては現金でもクレジットカード(タッチ決済含む)可能!
そしてきっぷ購入時にクレジットの控えともう一つレシートが貰えますがこちらが1日乗車券になります。
運転手も
運転手
私
と言われますので捨てないようにしましょう!
ペーナ宮殿へは割とオープンになる時間に合わせて行っています。なぜなら人が少ないから。
それでもこのバスには6,7割程度の人が埋まる程度には乗車していました。
バスはどんどん山を登ってペーナ宮殿の入口へ。
後でお見せしますが、観光を終えて戻ってきたころにはこの手前にある無人チケット券売機と奥にある有人チケットオフィスには列が出来上がっていました。
ペーナ宮殿のオンラインチケット購入時の注意
ペーナ宮殿のオンラインチケットを購入する際、このように入場可能な時間を選びます。
また、前述の通り各時間帯には販売数の制限があり、購入時点で入手可能な時間帯には「Tickets available」の記載の後に残数も表示されています。
気を付けていただきたいのはこの「入場可能な時間」です。
この入場可能な時間と言うのは「ペーナ宮殿」そのものの入場時間です。決して先ほどの画像でお見せした「入口」の入場時間ではありません。
そして入口からペーナ宮殿へは徒歩で最大30分程度かかります。
チケット購入時はこの時間を見越しての購入が必要です。
ペーナ宮殿
さて、ペーナ宮殿のある公園へ入場しました。先ほどお伝えしたように、この小高い山を上って行きます。
オプション料金(3EUR)にはなりますが、頂上まで上るバスもあります。
私の場合、時間に余裕をもったペーナ宮殿のチケットを購入しましたので急ぐ必要も全くなく、それほどの距離でもないので徒歩で登山。
道中に掲示物があったのでこちらも見て回りつつ…。
もう少しで到着。
このほぼ宮殿の入口みたいなところまでは実際の所約15分でした。公式は30分と案内がありますが、健康な成人男性の足だと20分かからず上りきれると思います。
あと3,4つほど坂を上れば宮殿への入口です。
坂道の一部は建物の中にあるトンネルでもあったり…。
さて、この先に宮殿の入口があります。30分ほど待ち時間が発生したので適当にぶらぶらして時間を潰してみます。
入り口前にはポルトガル史的な掲示物がありました。
家系図を見ていますが、大体ヨーロッパの国王・王女というのは政略結婚を重ねた結果の親戚関係ですね。日本でも似たようなことはやっていましたが、規模が全然違います。
入口の付近には宮殿や周りの景色が見やすいちょっとしたスペースがいくつかあります。
さて、時間になりましたので入口でチケットをスキャンして入場しました。
ちなみにオンラインチケットはPDFにしてメールで送られてきますので、そのチケットのQRコードの部分をスマホに表示させるだけでOKです。
晩餐室。
カルロス1世及びマヌエル2世の執務室。かなり実用的な造りに見えます。
マヌエル2世はかつてポルトガルがかつて王国であった時代の最後の国王と言うことで有名です。
こちらはカール1世の祖父でもあるフェルナンド2世の2番目の妻、エドラ伯爵夫人エリーゼのワードローブとして利用されていた部屋をアメリア王妃の侍女の寝室に改装した部屋。
フェルナンド2世及びアメリアの寝室。如何にも貴族や王族らしい天蓋付きのベッドです。
室内の装飾もまた美しいです。天井には緻密な文様が施されていました。
こちらはバルコニー部分。
街が一望できます。
こちらはスタッグルーム。
プライベートなダイニングには入れないゲストの為のダイニングルームとして用意されたそうです。
こちらは多分改装中ですが、キッチンルーム。
さすがのこの規模の宮殿ですのでそのキッチンもかなり広いものでした。
ぐるっと観光を終えると最後はレストランや土産物が買えるエリアにでるようになっています。
お見せした部屋や装飾品の数々は一部のものです。他は是非直接ご確認ください!
さて、次はここから少し歩いた先にある「ムーアの城跡」へと向かいます。
観光地情報
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コメント
コメント一覧 (3件)
こんにちは
記事を興味深く拝見しました。
参考にさせいただき、ペナ宮殿のオンラインチケットを購入しようとしましたが、日付が選べません。
どうしてでしょうか?お分かりになったら教えてください。
宮殿までの徒歩、とても参考になりました。
追って、あとの記事も隅々まで読ませていただきますね。
お忙しいところすみません。
ご覧頂きありがとうございます。
ご質問いただいた件ですが、先ほど私もスマートフォン(iPhone)にて確認させて頂きましたところ、カレンダーがうまく表示されないケースがありました。
注意深く操作すると日付は選択可能ですが、煩わしければパソコンで購入されることをお勧めいたします。
お返事いただき、お忙しい中ありがとうございました。
複数回、スマホとパソコンで操作を根気強くやりましたら、Yっと購入できました。
日本語で、しかも最近の状況を教えていただけて記事に感謝しています。
コロナの後でもあり、お国柄もあり、調べつくせないこともあるなか、実際にお出かけになった方もいるのは、励みになります。
日本人はゆっくり観光が苦手で、朝一に行きたがりますが、朝食の時間も遅く、開園も10時の場所もあり、ポルトガルの計画は難渋していましたが、GWを挟んでの旅行なのでほぼ計画もたち、列車も手配できました。いまだに、レガイラ宮殿のチケットがネットで買えず苦戦しています。まあ、ペーナ一番ナノデ、レガイラは自販機で買えたらとも思っています。欲張って、夕方、シントラに到着し王宮のみ見学し、翌日はペーナ→城壁→レガイラ→モンセラーテと思っています。どこまで行かれるか、、、
そちら様の記事は理路整然としていて知的な方の印象でした。ありがとうございました。