ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。5日目はリスボンからファロへ移動し少し観光。
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この記事の旅程
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05.ファロ
アルコ・ダ・ヴィラ
アルガルヴェ地方最大の都市であるファロですが、観光スポットはそれほど多くはありませんので市内中心部に点在するいくつかを見て回ります。
この建物のように見えるものはアルコ・ダ・ヴィラ。
もともとこの辺りは城壁があったようで、市内中心部へアクセスするための門の1つであったようです。
元々この門を構築したのはかつてイスラム教徒に占領されていた時代のムーア人によるものと考えられています。そして今ある門も元々のものではなく、1755年のリスボン大震災の後に構築したもののようです。
門を南側に抜けると旧市街地につながっており、石畳の趣きある通りへ。
その先にはファロ大聖堂、ミュージアム等の観光スポットがあります。(後ほど紹介)
観光地情報
ランチ/Modest Tavern
市内中心部の飲食店は観光客も多くて騒がしい感じがしますが、このファロ大聖堂近くは比較的人も少なく落ち着いており、静かにランチ、ディナーを楽しめそうです。
このModest Tavernでは、ポルトガルの郷土料理がいただけます。
お店には店内の席とテラス席がありまして、少し寒いですが外のテラス席でいただくことに。
なお、シェフのおススメにうなぎ料理があり、「へ~、こっちの人もうなぎ食べるんだ」と思いつつも、米料理を注文。
注文しましたのはArroz de Peixeで、直訳で「魚飯」。
何が出てくるのかと思いきや、小鍋に入った魚と米を煮込んだリゾットでした。
トマトベースのリゾットは食欲をそそり、魚は淡白で食べやすいものでした。
大きな魚の切り身が鍋の底にまで詰まっており、見た目に反して米の量は少なめ。
ちなみに分量はメニューに書いていないですが、明らかに2~3人前程度の分量だと思います。
飲食店情報
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ファロ市立博物館
引き続き観光へ。次はファロ市立博物館へ。
受付で入場料2EUR払いますと、ロッカーのカギを借りられるので荷物はこちらへどうぞ。 (*原則デイパックのような荷物も持ち込み禁止のようですが、そのまま入っている方もいました)
入ってみると美しい庭園が回廊に囲まれていました。
かつてここはConvento de Nossa Senhora da Assunçãoという修道院がありましたが、現在はこのファロ市立博物館として利用されているみたいです。
回廊に面する各部屋にはローマ時代やイスラム時代の史跡が多く展示されています。
中でもこの「オケアノスのモザイク」が見ものでしょう。
繊細に描かれたモザイクは1926年にファロ駅のそばで発見され、1976年に発掘されました。
中心に見えるのがオケアノスと言う海神であり、このファロが海事関係でこの街が発展してきた様子を反映しているそうです。
多くの紋章が描かれた石板の展示も。
何やら見たことのある絵画…。
いわゆる「バベルの塔」の絵画ですね。
庭園は回廊の2Fから眺めた方がよさそうです。
小さな博物館なので、展示物はそれほど多くはありませんが、先史時代より幅広い時代の展示が楽しめます。
観光地情報
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ファロ大聖堂
旧市街にあるファロ大聖堂。
時代を経て、戦争、災害等による崩壊と改修を積み重ねてきたこの大聖堂はマニエル様式、バロック様式、ゴシック様式と当時の様式で装飾されているようです。
装飾こそ派手ではありますが、建物自体はかなりシンプルな造り。
パイプオルガンは鮮やかな赤で存在感があります。
中央のチャペル。
聖堂内のお祈りの為の座席がある部分を「身廊」といい、その側面にある通路を「側廊」と言います。
その側廊には数々の像や絵画などが配置されており、こちらは前端のすっきりした感じに大してかなり細かく装飾が施されているのが特徴的でした。
見事なアズレージョもまた見ものです。
他にも聖堂の屋上まで上ることができます。
鐘のすぐ近く。
そこには時計と鐘に関するものであると思われる構造体が外から眺められるようになっており、機械好きにはちょっとワクワクするスポットかもしれません。
この辺りは平坦な土地であり、他の高い建物がすくないことから、ファロの市内を一望できます。
干潟との境界部分を走る列車。ここから先、東の方へと進み、スペインのちょっと手前の街までこのようなローカル列車が走っています。
あとはこの辺り、ファロ国際空港への着陸ルートになっているようで、割と身近に飛行機が通過する様子が楽しめました。
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ファロ港
時間が遅くなりそうなので利用しませんでしたが、大聖堂の近くにファロの港があり、ここから干潟の水路を通って砂浜のあるエリアまで行けるようです。
さらに港には多くの船会社のブースがあり、この辺りを巡るちょっとしたボートツアーも行っているようです。
ちなみにその干潟は左の看板にある黄色の地図の斜線部分です。
正式には「フォルモーザ潟(Ria Formosa)」と呼ばれる干潟で、一帯を「リーア・フォルモーザ自然公園」がなっており、ラムサール条約の登録湿地でもあるようです。
ところでフォルモサやフォルモーサと言う言葉に聞き覚えはないでしょうか。
実は台湾の別称を「フォルモサ」と言うのですが、それはこのポルトガル語の意味するところの「美しい島」が由来なんだそうです。
また、先ほど大聖堂から見えている列車を紹介しましたが、このような陸地と湿地との境界部分をゆったりと走っていくみたい。
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その他外壁
旧市街エリア、いたるところにかつての城壁や門があります。
情報が少ないので間違っているかもしれませんが、こちらは港のそばにあるPorta Novaと呼ばれる門?
こちらは大聖堂から東へ進んだところにある休息の門(Arco do Repouso)。
史跡が日常の風景に溶け込んでいました。
外側に出てみると、そこにはしっかりと城壁がありあした。
ムニシパル・デ・ファロ市場
これまで回ってきた観光スポットからは北東方向に少し離れた場所には市の市場がありました。
市場と聞くと、何やら面白いものが見れるかもしれませんのでとりあえず行ってみました。
とはいえ市場が開くのは通常朝なので、ほとんどの店が閉まっていました…。
いくつかのお店は開いていましたが、店舗の集まるフロアは閑散と…。朝来る方が楽しいと思います。
地階にはポルトガルでよく見るスーパーマーケット「Auchan」があり便利です。
お土産や夕食を探しつつ店内散策。
買い物を終えました。
これでメジャーな観光地をすべて回ってしまいましたので、5日目はこれで観光終了です。
さて、翌日は2か国目スペインへ行きます!
店舗情報
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店舗名 ムニシパル・デ・ファロ市場 / Mercado Municipal de Faro 住所 Largo Dr. Francisco Sa Carneiro, 8000-151 Faro, ポルトガル 電話番号 +351 289 897 250 URL mercadomunicipaldefaro.pt/pt/Default.aspx 営業時間 *店舗により異なるため、公式HPを参照すること
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参考
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