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ポルトガルのリスボンからスペイン南部マラガへ寄り道しながら2週間かけて巡る旅。8日目はスペインのアフリカ大陸飛び地セウタを観光し、アルヘシラスへの帰路へ。
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
パスポートは必ず携行が必要*です。
・乗船券購入
・セウタからの出発前の警察による出域審査
において必要となります。
*本件に関わらず海外旅行では身分証明書となるパスポートは常に携行する必要があります。
セウタ観光を終えて、再びセウタ港へと戻ってきました。
帰りのフェリーの乗船券はアルヘシラスを出る際に片道分のみしか購入していませんでしたので、新たに復路の乗船券を購入します。
往路と同じく良い感じの時間に出発するフェリー会社を好きに選んで購入すればよいでしょう。
ターミナルの1Fには各フェリー会社のブースがあり、出発時間をみつつ選ぶことができます。
1つ先だと少し時間がタイトだったのでその次の便のフェリー会社でチケットで購入。復路は往路とは違う会社のFRSになりました。
なお、往路の際にも説明しましたが、購入にはパスポートが必ず必要です。
1Fで乗船券を購入した際、スタッフのお姉さんが「4番ね」と乗船口を教えてくれました。ただしスペイン語で…。
何故か”1″と”4″だけスペイン語で覚えていたのでそこだけ聞き取れました。
その4番の乗船口は保安検査を通過した後にあります。まずは2Fへと向かいましょう。
ちなみに掲示板にも乗船口は表示されているので安心です。
一応入り口にはスペイン語で「45分前に乗船開始」とは書いていますが、実際にはもう少し早くても入口が開いていれば入れるようです。
そしてアルヘシラス港との最大の違いが保安検査の前に出域審査があること。別に出国するわけは無いので出域と表現しました。
アフリカにあるヨーロッパであるという特別な場所ですので、不法移民を防ぐ目的があるのでしょうか。
いつからスペインに来たの?
三日前くらいから
あ~、リスボンから来たの
そう
こんな感じでごくごく普通の出入国審査のような質疑応答がありました。
パスポートのスタンプは入念にチェックされましたが特にトラブルもなく、審査の後は保安検査を行いまして制限エリアへ。
制限エリアに入った所。この保安検査直後のエリアで飲み物や軽食の自販機がありました。
500mlのコーラが1.2EURですので値段は割と良心的です。
4番の乗船口は左手の一番奥。
結構な距離がある上に、途中にはトイレもないので先に済ませておいたほうがよいでしょう。
出港の40分前くらいにこれから乗船する、FRSの「Levante Jet」が接岸しました。
出航15分前に乗船開始しました。
セウタではボーディングブリッジが座席のあるフロアへは直接つながっておらず、徒歩客も車両のフロアから乗船するみたいです。
このフェリーは1等にあたるプレミアムクラスの席と2等の普通の席に分かれています。
プレミアムクラスは前方の座席にある眺めの良さそうな席です。
あとはこのような普通の座席が大半を占めています。特に座席指定は無いので好きな座席に座ってOKです。
もちろん物販店も。
軽食を販売する売店もあります。
このフェリーの場合、船の最後尾に展望デッキはありました。
階段はありますが上部デッキには上れないようです。展望デッキから見える風景は下記の往路の記事も参考にいただければと思います。
▼アルヘシラス⇒セウタ(Baleària)
電気は付いていませんが、子供向けのプレイルームもありました。
やがてフェリーはアルヘシラスへ向けて出発し始めました。
フェリー内を見て回ると漢字が入ったプレートがあることに気付きました。
漢字だけならまだ確信はなかったのですが、ひらがなのプレートも見つけたことでこのフェリーは日本由来の物なんだなと。
調べてみた所、かつて小木港(佐渡)と直江津港間を結ぶ航路を運航していた佐渡汽船が所有していたものと判明。当時は「あかね」と言う名前で運行されていたようです。
まさかこんな日本から遠く離れた地中海の海で再就職していることに大変驚きました。
アルヘシラスへと到着しました。
セウタ観光をした時間はおおよそ3時間半でしたが、多くの観光スポットを回ることが出来たと思います。
車を利用すれば、アチョ山や今回全く触れなかった西側エリア全般も見て回ることも可能になると思います。
8日目も充実した旅でした。次の記事で紹介するのはフェリーからも良く見えたジブラルタル編になります!
スペインのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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