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2024年のGWはアンコール・ワットで有名なカンボジア・シェムリアップ旅行。2日目はVELTRAで手配したアンコールワット3大遺跡観光ツアーに参加。ツアーの様子や巡った遺跡を紹介します。
シェムリアップ近郊の観光に下記のVELTRAで手配したツアーに参加しました。日本語が話せるガイドさんが添乗するツアーで効率よく回れます。
当日の旅程
▼(外部リンク)アンコールワット3大遺跡観光ツアー 朝日夕日鑑賞+アプサラダンスディナーショー ベテランガイド確約貸切プランあり<昼・夕食/日本語ガイド>/VELTRA
長くなりますので前編と後編に分けています。前編のポイントは下記の通りです。
次はタ・プローム観光。
実はここに来るのを一番楽しみにしていました。それはここがまるでファンタジー世界のような雰囲気で、アニメや映画に出てくるような世界観が楽しめるからです。
こんな感じで崩壊部分はそのまま。
西門から入ります。
かつて壁や天井の一部だったのでしょうか。
ちなみにアンコール遺跡群では色々な色が見られます。この写真のような緑はコケの色、そして黒は焼けた色、赤は鉄分が多い色だそうです。
そして中央部分へ。見て下さいこの大きな木!
これがタ・プロームの特徴の1つです。長年にわたって育った植物と遺跡が一体になった様子が見られるのです。
ちなみに鳥が空から種を落としたものが成長したもので、建物の隙間に入り込み、根を大きく伸ばしているそうです。
今やこの木は建物を崩壊させているのか、維持させているのかという議論さえあったり…。
その中でもこのカットはちょっと有名なところです。
というのも2001年のアクション映画で、アンジェリーナ・ジョリーが主演を務めた「トゥーム・レイダー」の1シーンであるためです!
やはりハリウッド映画効果はすごく、多くの観光客がこちらで記念撮影をしていました。
ちなみにこの毛細血管のような木はヤドリギだそうで、本体は僅かに残るのみ…。
そんな感じのガイドブックに載っていなさそうな細かいところをガイドさんが教えてくれるので助かります。
トゥーム・レイダーは私も世代ですが、最近の世代向けですと、ここには2017年発売のSFゲーム、「NieR:Automata(ニーア・オートマタ)」の雰囲気が感じ取れます。
さて、タ・プロームでの非日常的な体験を終え、次へ。
なお、翌日は同じような雰囲気のあるベン・メリアにも行って来ましたのでそちらの記事もご確認ください。
次は観光スポットと言うか、お土産屋!
お土産屋があると何か買わされるのかと警戒してしまうかもしれませんが安心してください。そういう意図はなく、純粋に日本人に人気のお土産ブランドなので寄っています。実際にこの「アンコール・クッキー」はガイドブックにも載っていますよ!
空港内でも買えなくはないですが、ここにしかない商品もあるので気になるものがあれば購入を!
店員さんには日本語が通じますし、日本円も使えます。
試食もできるのでしっかり確かめられます。
カンボジアはカシューナッツも有名。
ちなみにオーナーが日本人だそうで、自立した生活を促すべくカンボジア人を雇用しているそうです。
次は昼食会場に移動。
ツアー参加者の皆さんとテーブルを囲みシェアするスタイルです。
伝統的なカンボジア料理である雷魚を使用した魚料理アモックや南国フルーツなんかが楽しめますよ!
料理はツアー費用に含まれていますが、飲み物は別料金。各自好きな飲み物を注文しましょう。
私はアンコール・ビールの黒を注文。濃ゆい味で美味しいです。
安くは…ない…。
Old Marketは臨時の行先です。通常はアンコール・ワット近くであろうエアコンのないカフェになるようです。
昼食時にガイドさんから1つ提案。
エアコンの効いたマッサージか扇風機のあるカフェどちらがいいですか?
なんと商売上手(笑)
涼みたいならマッサージに行かないといけません。私はそちらはパスをしてカフェの方を。
ただし、この日はカフェが休業だったためか、急遽Old Market(オールド・マーケット)に変更されました。うれしいことに”エアコンの効いた”カフェが利用できました。
そのカフェが「Cafe Amazon」。店内は人気の様で満席でした。
8時間ぶりにアンコール・ワットへやってきました。もう8時間もたっているのか…。
今回もアンコール・ワットへは中心の王のみが利用できた「王の門」から入ります。
そのサイドには「大臣の門」、そして少し離れたところには一般庶民が利用した「像の門」があります。
ヴィシュヌ神の像。
早朝に来たときは西側の参道からは逆光でしたが、昼も過ぎれば順光に。
全体的に黒いアンコール・ワットの建物の細部が見て取れるようになりました。
犬。
ガイドさん曰く、そこら辺を歩いている犬猫は飼われているものらしいです。ただし狂犬病予防がされているかどうかは怪しいので触らないようにした方がよいです。
図書館の構造物跡。
パームシュガーの木には気を付けましょう。
割と大きな実が上から降ってくるので打ちどころが悪いとあまりよろしくないことになります。
ちなみに割ってみると繊維質な実が現れます。香ってみると甘い香りがしました。
これを絞って煮詰めていくとパームシュガーになるみたい。
早朝にも来た聖池前の撮影スポット。こんどは細部が良く見えて綺麗です。
さて、アンコール・ワット中心の建物の見学へ。
ここからガイドさんとともに第一回廊から第三回廊まで順々に巡ります。
タ・プローム遺跡と同じく、第一回廊の周りには精緻なレリーフがあります。
違いとしてはタ・プロームが人々の生活や歴史を追ったものに対して、こちらは宗教的なイベントを記したものになっているようです。
特に見ものがヒンドゥー教における神話、「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」を示したものです。
ざっくりいうと「神々と阿修羅(悪魔)で蛇を使って綱引きして山を回して海をかき回し、不老不死の秘薬を作ろうぜ」みたいな話だと思います。
天井もまた修復中のようで、一部は装飾が復活しています。
次は第二回廊と第三回廊へ。
第三回廊は膝や方が出ている服装では入れません。また「仏教の日」には入れないこともあります。
先に第三回廊に行きます。
この階段はさすがに一般人には厳しいので、別の階段があります。ただ地元の子供たちはこれに上るらしい…。
この写真からは伝わりにくいのですが、かなり急です。
一般人用の階段もまあまあきついのですが…。
上ってみるとこんな感じ。
上るのはまだいいんですよ。問題は下りです…。
ただ眺めは素晴らしいですね。
回廊はそれほど広くないので観光にそれほど時間はかからないでしょう。
ここは今でもお祈りの場。
素晴らしい風景!
それなりの高さがあり、ここまで通ってきた西の参道が一望できます。
塔の部分が間近で見られます。
そして夕日も沈んできましたね。
さて、次は第二回廊へ。
ここでは仏像の一部が多く保管されています。
ここは十字回廊と呼ばれるところでして、その周囲には窪んだスペースがありますがそれは沐浴場、俗な言葉ではお風呂です。丁度「田」の字に見立てられまして、中心の「十」が回廊部分、4つある「口」の部分が沐浴場。
また、この第二回廊にはちょっと有名な落書きがあります。それは江戸時代の森本右近太夫一房が残したもの。
彼は祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)、つまりインドを目指していたところ、それと勘違いしてたどり着いたのがこのカンボジア・シェムリアップのアンコール・ワットだったようです。
多くの落書きがあったようですが、かつて内戦のころ、クメール・ルージュによって削り取られてしまったとのことでした。
十字回廊の中心点にはかつて像があったとか(うろおぼえ)。
これでアンコール・ワット中心部の観光は終わりです。
北側の寺院とその近くにあるトイレによりつつ、夕日鑑賞スポットへ。
夕日に照らされて、建物は少し温かみのある色合いに見えてきました。
夕日鑑賞は西側の堀の前で行います。しばし何もしない時間をゆったりと過ごしましょう。
夕食前にもう一つのお土産屋さん。カンボジア・ティー・タイムに向かいます。
ツアー客の金の払いが良いのか、ビールがサービスされました。
ここでもカンボジアの名産やグッズが購入可能です。
最後に夕食!
ここでは伝統的な踊りであるアプサラダンスも食事を楽しみながら鑑賞できます。
食事はブッフェ形式なのですが、種類はかなりバラエティー豊か!カンボジアやタイの伝統料理もあれば。
BBQがやっていたり。
なんだかんだでクメール・カレーが一番好きです。
こちらでも飲み物だけは別料金ですので、好きなものを注文しましょう。
さて、食事も楽しみ落ち着いてきたころ。ダンスが始まります。
・クメールの踊り
・歓迎の踊り
・ココナッツダンス
・メカラダンス
・漁師の踊り
・アプサラダンス
アプサラダンスはトリ。そこまでは4種類のダンスが楽しめます。
ダンスと言うかいわゆる伝統芸能であるため、話は少し難解。
その中でも「漁師の踊り」は喜劇っぽい作風で割と見て楽しめます。最後の方なんかはまるで「ツン期の長い熟年幼馴染の痴話げんか」みたいな雰囲気(笑)。元祖ライトノベルかな?
トリのアプサラダンス。
こちらは繊細な指、腕の動きが何とも特徴的でした。動き一つ一つには意味があるようですが、やはり少し難解ですね。
そして最後には踊り子の皆さんとの記念撮影タイムがあります。壇上に上がって美人さんたちと記念撮影しましょう。
ツアーの内容としは最後にホテルに送り届けてもらって完了。
朝の4時ごろから始まりましたので実にトータル17時間で内容の濃い日帰りツアーでした。
このツアーの良いところは主要な観光スポット3か所と、シェムリアップでやりたいアクティビティ(朝日鑑賞とか)を一気にこなせるところです。
1つ1つは広く浅いので、深く観光してみたくなれば、トゥクトゥクをハイヤーして一点集中で観光してみるのも良いでしょう。そのきっかけも与えてくれます。
なお、この日の歩数は1.8万で、おおよそ13kmに相当します。冒頭にも注意点として記載はありますが、かなりの体力が必要になります。また汗をかきますので余計に疲れます。体力に自信のある私でさえも最後はかなり疲れ果てていました。
もし気になる方は前日はしっかり休息したうえで参加してみることをおススメします!
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
カンボジアのガイドブック
カンボジア観光するなら…
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