2024年のGWはアンコール・ワットで有名なカンボジア・シェムリアップ旅行。3日目はViatorで手配した遠方の遺跡ツアーに参加。ツアーの様子や巡った遺跡を紹介します。
目次
ツアーの概要
- 個人手配の難しい遠方の遺跡巡り
- ラピュタの聖地?ベンメリア
- アジアのピラミッド、コ・ケー
シェムリアップからは遠く、個人手配では中々巡りにくい所に行くために、下記のViatorで手配したツアーに参加しました。
当日の旅程
▼(外部リンク)バンテアイスレイ、ベンメリア、コ・ケーの小グループツアー/Viator
英語からの自動翻訳なのか日本語の怪しいところはありますが、ツアーの内容に問題はありませんでした。
注意点
- 舗装が行き届いていない悪路も多いので、乗り物酔いしやすい方は対策が必要です。
- 40℃前後となることが多いので日焼け止め対策を。
- 英語ツアーですが、話せなくてもなんとかなります。
07:30 ピックアップ
さて、ツアーはホテルまでガイドがピックアップに来てくれます。
この日参加したのは私の他に2人だけ。ほとんどプライベートツアーみたいな感じになりました。
全員がアンコール・パスを所持していたので、チケット販売所はスキップしました。
この先バンテアイ・スレイ、ベンメリアで必要となりますので、ない場合は申し出ましょう。
まずは最初の観光地、バンテアイ・スレイを目指します。
08:10 プレア・ダク村
バンテアイ・スレイへの道中、プレア・ダクと言う小さな村に立ち寄ります。
ここでは現地生活の様子を観光します。
ビックリ!豚がそのまま丸焼きされています!割と形はそのままでグロい…。
ここではパーム・シュガーを使ったケーキが名産らしいです。興味のある方は買ってみるといいでしょう。
パーム・シュガーを煮詰めているのでしょうか。商店の側ではいくつかの鍋に火が入っていました。
こちらは試食させてもらったスイーツ。なんだかほんのり甘いモチで美味しかったです。
色々商品は紹介されますが、特に押し付けられるようなことはないのでご安心を。
08:50 バンテアイ・スレイ
プレア・ダクからしばらく車を走らすと、バンテアイ・スレイへ到着。
ガイドさんに付き従い、遺跡エリアへ。
ちなみにバンテアイは砦、スレイには女の意味があるそうです。
このレンガ色というか赤みがかかっているのがこの遺跡の特徴です。
そして近くに寄ると、繊細な彫刻が目に着きます。
これは前日別のガイドさんに教えてもらいましたが、赤い砂岩は鉄分を多く含み硬く、より深い彫刻を施せるためらしいです。
リンガ像のそばを通り、中央祠堂へ。
奥に見えるのが中央祠堂。
内部へ。
所々黒いのは焼けた後らしい。
猿の像。
「東洋のモナ・リザ」と呼ばれる美しいデバター像があるのですが、いまいちどれか分かりませんでした。
ただ多くのデバター像を鑑賞することができました。
なお、緑色に見えるのは雨で繁殖した藻によるもの。
デバター像は結構小さいので意識して見ないと、見落としてしまうかもしれません。
さて、観光を終えて車へ戻ります。
ちなみにこれ何だか分かりますか?実はこれカシューナッツの果実なんです!
皆さんが食べているのはガイドさんが今つまんでいる種子の部分、赤や黄色の部分が果実で「カシュー・アップル」と呼ばれており、食べることもできるらしいですよ。
11:10 コ・ケー観光 Part1
コ・ケーまでは1時間半ほど舗装の良くない道を走ります。
入場
さて、車を走らせ、1時間半ほど。コ・ケー直前の村が見えて来ました。
そしてここはシェムリアップ(州)ですらなく、隣のプリアヴィヒア州だったりします。
遺跡に入る前、ここでもゲートがあります。
ここではアンコール・パスは利用できません。別の料金15USDを支払い入場する必要があります。
遺跡の中はほぼトイレがないので、このゲートにある公衆トイレを利用しましょう。
コ・ケー遺跡全体マップ。
ここも遺跡群になっており、ピラミッド型の遺跡であるプランが最も有名な観光スポットですが、その周りにも小さな遺跡が集まっており、そちらを順々に巡っていくことになります。
プラサット・プラム
まずは南方にあるプラサット・プラムへ。
こちらも遺跡と木々が融合した私好みの場所。
そもそもシェムリアップに来たのはNieR:Automata(ニーア・オート・マタ)と言うSFゲームの世界観に憧れてのことなんですが、ここもそのような面影があります。
遺跡はしばらくはジャングルに埋もれていたそうなので、その結果でしょう。
人が造ったものは儚いですね。自然に帰るとはよく言ったものです。
自然の力強さを感じます。
ちなみに中にも入れます。
綺麗過ぎるのである程度整備はされているかもしれません。
ガイドさんに教えてもらうまで気付きませんでしたが、割と大きなトカゲがいました!
大人しい子でよかった。これが高速で動かれた日には…。
とても静かで雰囲気も良く素敵な場所でした。
プラサット・ネアン・クマウ
少し北に移動したところにあるこれまた小さな祠。
地元の方で賑わっていました。
祠の中にはリンガ像があり、水が添えられていました。
「リンガ」というのは男性器を形どった像で、シバ神の象徴と言われています。それ故リンガの上を流れた水は「聖水」と呼ばれ、宗教的に神聖なものと認識されています。
地元の方が一箇所に集まって何やら集会中。
私の怪しい英語力によると、中心には伝道師的な方がいて、何やら講話をしているらしいです。
プラサット・トム
このツアーの最大の見どころでもあるピラミッド型の建物であるプランへと向かいます。
まずは東方にあるプラサット・トムから観光。
こちらも少し崩壊していますが、いい感じの雰囲気。
所々危険なところは補強されていますので、安心して観光できます。
こちらも場所によっては木々と融合しています。
装飾は残しつつも、時代を感じる柱跡。
気付かなければ幸せ。中にはこのような奴もいるのでご注意を…。
ガイドさん曰くこの蛇には毒はないらしい。
ガイドさんにここにあった装飾についての説明を聞きつつ進みます。
英語でのガイドツアーの際は、ヒンドゥー教や仏教についての事前知識があったほうがすんなり理解できるかもしれません。予習なしで来た私には少し難しいお話でした。
雰囲気的にはタ・プロームに負けず劣らずの良い雰囲気です。実に私好み。
ここには座像があったらしい…。
★プラン(ピラミッド型の建物)
お待ちかねのピラミッド型の建物であるプランです。
肉眼で見ても圧巻するほどの迫力がありますが、カメラの望遠レンズで撮っていただけるとさらに迫力は増します。
正面は崩壊しているのか補強されているようでした。
それにしても不思議ですよね。人々は地域や時代が異なっても何故ピラミッド型の建物を作ろうとするのか。
エジプトのギザのピラミッドが紀元前26世紀ごろ、このプランが10世紀ごろと3,000年以上の時を経ても同じような建物が建てられているのです。
ふと外周に堕ちている柱が見受けられますが、元々はピラミッドの頂上にあった装飾物が落ちてきたものだそうです。
プランの西側に回ると頂上に昇る為の階段があるので上っていきましょう。
どうやら昔一部の通路が崩壊したらしい…。その名残が残っています。
そして頂上まで上るとこの景色。見渡す限り低い木に覆われ緑色。一面のジャングルの中にこの遺跡があります。
昔は栄えていたのかもしれませんが、今となっては自然が残るのみ。
自然豊かな景色ではありますが、遠くまで一望できます。
ちなみにまあまあ高い…。
頂上には危ないところもありますのでご注意を。
さて、前半はここプランの観光までをお届けしました。後半ではラピュタのモデルとなったと言われている、ベンメリアの様子を中心にお届けします。
後編
(作成中)
この記事の旅程
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
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