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この記事は約 4 分で読めます。
松平健主演の映画である「バルトの楽園」のイメージとなっているドイツ・リューネブルクの紹介です。映画の中で出てくるのは回想シーンのみとなりますが、非常に綺麗な街並みで、中世を思い起こさせる風光明媚な街です。
「バルトの楽園」ってご存知でしょうか?
第一次世界大戦末期、当時ドイツの租借地であった中国・青島で降伏し、捕虜となったドイツ将兵たちは日本に移送・収容されることとなりました。
この映画はその収容先の中でも、徳島県にあった板東俘虜収容所(ばんどうふりょしゅうようしょ)でのドイツ人たちの生活、文化交流などに着目された映画となっています。
この板東俘虜収容所では所長であった松江豊寿氏が捕虜に対し人道的、友好的に接し、あまつさえ文化交流を推進し、日独友好の懸け橋になったことは言うまでもありません。
そして意外な話として、日本でベートーベンの第九が初めて演奏された場所になります。
そんな「バルトの楽園」でごくわずかな回想シーンにでてくるドイツの街は、ハンブルクの南に位置するリューネブルク(Lüneburg)が聖地となっていることに気付きました。
リューネブルクが聖地になったことは恐らく偶然ではなく、板東が属する徳島県鳴門市が1974年以来の姉妹都市であることが要因の一つでないかと考えます。(ちなみにリューネブルクが聖地だとわかった理由は後述)
リューネブルクへ行くためには、最寄りの都市であるハンブルクへ行く必要があります。
航空会社とルートは費用と渡航時間を考慮し、コスパがよさそうなものを何となく選んでいます(時間の方に重きは置いています)。
直通便はないのでヨーロッパの都市を経由する必要があります。2019年9月下旬で検索すると往復約15万円程度です。
フィンランド航空
+10時間15分
+12時間15分
+14時間25分
KLMオランダ航空
+10時間15分
+12時間15分
+14時間25分
東京からも直行便がないのでヨーロッパの都市を経由する必要があります。2019年9月下旬で検索すると往復約15万円程度です。 時間を気にしないのであれば中東経由が安く、往復13万円程度です。
スカンジナビア航空
+11時間20分
+13時間50分
+14時間40分
オーストリア航空
+12時間00分
+14時間00分
+15時間30分
リューネブルクへはハンブルから電車で約30(~50)分程度と近く、片道は8.63EURですが、リューネブルク以外の都市もめぐるのであれば24EURで州内とハンブルクが乗り放題なニーダーザクセンチケットが便利です。詳しくはこちらを
ちなみにチケットの検索はDBアプリ(DB Navigator)が便利です。
リューネブルクの街はコンパクトなので数時間で観光ができます。
駅から街のある東の部分へはイルメナウ川を渡ります。川を渡ると綺麗な街並みが始まります。
市庁舎へ向かう道路。こちらは新カットですね。
市庁舎の時計をアップするとこのような感じ。
このようなシックな通りも素敵ですね。
この街へ来た際は、以前も紹介したWasserturm(給水塔)には必ず立ち寄ってほしいです!
何故ならばこの給水塔にはエレベータで登ることができ、そこから眺める風景はまるで中世にタイムリップしたかのような美しい町並みで、360度全体を俯瞰することができるからです!
同じ色調の屋根が美しい。
教会?が見えます。
実はリューネブルクが聖地だと知ったのは昨日(映画を見た)なので、映画にあるシーン回収などは行っておりません。
ただGoogle mapを見直してみても中々一致しそうな場所がなかったので、同じリューネブルクでも別の地域なのかもしれませんね。
ただ、映画を見たときに「あれ、どこかで見たことあるなぁ」と思ったのは間違いではなかったのが少しうれしかったです。ちなみにリューネブルクだとわかったのは、映画のエンドロールでしっかり掲載されていたから。
そうそう。給水塔の中で姉妹都市である徳島県鳴門市の掲示物がありました。姉妹都市提携のおかげですね。
意外なところでつながった日本映画の海外聖地、「バルトの楽園」でドイツの風景が気になりましたら是非訪れてみてください。
ドイツのガイドブック
ヨーロッパの便利グッズ
*対応していない国もあります。
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