【2日目前半】仙台から大阪まで本州の”真ん中”を観光する【仙台=郡山】

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本州には縦断・横断する鉄道路線が多数ありますが、日本海や太平洋側ではない”真ん中”を走る路線に縛って観光します。2日目は仙台観光をして、途中下車もしながら郡山を目指します。前半は仙台観光。

目次

この記事の旅程

01.大阪=仙台

01-e.仙台街並み

2日目の朝。

2021年のクリスマスは稀にみる大寒波がやってきました。

見てください。前日に仙台に到着した際には一切見なかった雪が一面に広がっています。ホテルを出た瞬間、大阪ではめったに見られない積雪にちょっとテンションが上がったのは秘密の話です。

前日には自転車で観光しようかと考えていましたが、どうしたもんかと考えました。

ところが周りを見渡すと、地元民と思われる方たちが普通に自転車に乗っています。これはいけるなと確信(過信?)。

榴ヶ岡駅前にはバイクシェアサービスを提供している「DATE BIKE」の自転車たちが並んでいます。

このサービスはドコモバイクシェアサービスを利用したものなので、どこか1つの地域/サービスのアカウントがあればどこでも利用できるのがうれしいところ。先日敦賀でも利用しました。

▼(外部サイト)仙台コミュニティサイクルDATE BIKE

DATE BIKE(仙台)
DATE BIKE(仙台) 仙台コミュニティサイクル DATE BIKEは仙台市内全域に設置された好きなポート(駐輪場)で自転車を借りて、好きなポートで返却ができる自転車シェアリング(シェアサイクル...

▼敦賀観光/函館から大阪まで日本海を満喫する旅

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ちなみに私は大阪の「大阪バイクシェア」のアカウントを持っています。

雪のせいで借りる自転車の番号がわからない…。そして手で払うと冷たい…というか痛い!

自転車はさすがにスピードを出すのはやめておきましょう。低速で走っていてもたまに後輪が滑ったりしますし、雪のせいで道の段差がわかりにくいので。

この誰かが作った轍が役に立ちそうです。

01-f.瑞鳳殿と関連施設

まず向かっているのは瑞鳳殿。瑞鳳殿は”独眼竜”で有名な伊達政宗公の霊廟、つまりお墓に当たる施設です。

多分夏だったらすぐに着いたのでしょうが、慎重にゆっくりと走ったためホテルから2,3kmなのにやたら時間がかかってしまいました。

瑞鳳殿の駐車場には、このDATE BIKE専用の自転車置き場もおかれていました。

ちなみに無料のロッカーがありますので、大きな荷物はここに置いていくとよいでしょう。瑞鳳殿に至る道は坂道ですし、雪のため滑りやすくなっていますので。

御覧の通り、割と急な坂を上る必要があります。

西南戦争に従軍し、投降した西郷軍が宮城の監獄に投獄され、のちに宮城開発に協力し、この地で命を落とした鹿児島の方のお墓があります。

もともとは13基あったそうですが、遺族に引き取られ7基が残っているようです。

さらにその道中には瑞鳳寺があります。

瑞鳳寺は伊達政宗の菩提寺のようです。

雪に白く彩られた建物もよいものです。

お地蔵様にもほんのり雪が積もっていました。

さて、次は瑞鳳殿を観光します。

御覧のようにルートが決まっておりますので、矢印の通り向かいましょう。

この階段を上っていくと、観覧券売場がありますので購入します。

観覧料金は大人1名570円です。

瑞鳳殿の正面の門である「涅槃門」。

涅槃門を通って見えてくるのは「拝殿」。ただし再建にあたって簡略化されているようです。

そして手前にある「唐門」の先に見えるのが「瑞鳳殿」です。

瑞鳳殿のそばまで来ましたがその装飾は派手で目立つものです。

その装飾は、台湾でよく見た寺院を彷彿とさせるような色合いです。

そして瑞鳳殿のそばには宝篋印塔(ほうきょういんとう)と呼ばれる小さな石塔があります。近くの説明書きによると、当時は主君がなくなると後を追って自ら命を絶つ文化があったようで、その行為を殉死と呼んだそうです。今を思えばすごい時代だなとしか言いようがありません。

瑞鳳殿の隣には資料館があり、当時の遺構が展示されています。

瑞鳳殿を後にし、経路に従って歩いていると戊辰戦争弔魂碑(ちょうこんひ)が現れます。政宗公の時代とは異なりますが、こちらも伊達家と仙台に関連の深いものとしてこの瑞鳳殿のそばにあるようです。

先に進むとこのような表記があり少しビビりました。実はこの後に画像が出てくると思いますが、クマではなく、イノシシとばったり出くわしまして、こっちの方がビビりました。野生の動物が多いんですねこの辺り…。

次に見えるのは「感仙殿」。

感仙殿は2代目藩主である、忠宗公の霊廟です。

さらにその隣には3代目藩主綱宗公の霊廟である「善応殿」も。

この大きな墓石も伊達家の墓。これら全体で妙雲界廟と呼ばれています。

例えば一番右手の墓は11代藩主である斉義公の夫人である芝姫のもの。

これで瑞鳳殿と主要な関連施設は見て回りました。伊達家のその長い歴史が感じ取れるところでありました。

帰りは階段を下るのですが、雪が積もっていたのでものすごく怖かった…。職員さんがブロワーで盛大に吹き飛ばしてくれていました。融雪剤もまいていらっしゃったので、安全面にも丁寧に配慮されております。

ここまでの説明はかなり端折りましたので、詳しい説明はぜひ現地で。

観光地情報

施設名瑞鳳殿
住所〒980-0814 宮城県仙台市青葉区霊屋下23−2
電話番号022-262-6250
URLhttps://www.zuihoden.com/
営業時間2月1日~11月30日 9:00~16:50(最終入館時間16:30)
12月1日~1月31日 9:00~16:20(最終入館時間16:00)
休業日12月31日(全館休館)
1月1日(瑞鳳殿のみ開館。感仙殿、善応殿、資料館は休館)

01-g.仙台城跡と関連施設

瑞鳳殿の近くにあるのが、伊達政宗が築城し、2代目藩主の忠宗のころに完成した仙台城のその跡です。さらに仙台城は青葉城とも呼ばれています。

乗ってきた自転車はこの画像の付近にあるDATE BIKEの「博物館・国際センター前」のスポットのそばに駐輪させておきました。仙台駅方面からは広瀬川に架かる大橋を渡って最初の交差点のところにあります。

すぐそばにある長沼。仙台城の堀に当たる部分。

とりあえず表面は若干凍っていそうです。

城は山の上にあるので結構歩きます。この仙台城跡のある青葉山公園内の遊歩道を上っていくのですが雪で滑る上に、まあまあ急な坂が続きますので慎重に…。

公園内には当時の跡地の説明があるのですが、跡地なのでいまいちよくわかりません。

十数分のプチ登山で宮城県護国神社の鳥居が見えてきましたらゴール。本丸の跡地に当たる分となります。

そしてここにあるのは、城下町を見下ろす伊達政宗公の騎馬像。

反対側から見えるとその様子がよくわかりますね。ちなみに雪のせいで歩道的なところが全然わかりません。

小高い山の上にあるので御覧のように仙台市街を一望できる絶景スポットと言えるでしょう。

護国神社はいよいよ正月の準備を進めているようで、業者の方が門松の設置をされていました。

さて、仙台の観光は以上となります。「え、これだけ?」と言われそうですが、多分今年もう一度来ることになりそうなので問題なし。一応前回日本海満喫旅行をしたので太平洋版を考えています。

来た道を戻るのですが、排水溝の先に獣の気配…。野生のイノシシです。

中型犬くらいのサイズですが、こんなのに突進されるとたまらないので刺激せずに見過ごすことに。よかった、勝手に逃げて行きました。

皆さんもイノシシやクマにあっても無駄に刺激しないようにしましょう。

観光地情報

観光地名青葉山公園
住所〒980-0863 宮城県仙台市青葉区川内
電話番号022-398-4894
(仙台市総合コールセンター)
URLhttp://www.city.sendai.jp/ryokuchihozen/mesho100sen/ichiran/015.html

01-4.国際センター=仙台

自転車はDATE BIKEの返却可能スポットだとどこでもよいので、最寄りの「地下鉄 国際センター駅」で返却し、そのまま仙台駅に地下鉄で向かいます。

仙台駅までは3駅で210円。

さてJR駅の方に来ました。観光やサブ的な鉄道旅はスタートしているものの、メインの鉄道旅(一番距離が長いところ)は始まっていません。

前日からルートを検討してきましたので、さっそくみどりの窓口に向かい購入します。

前半はここまで。次は切符購入から2日目終点郡山までをお届けします。

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ここまでかかった交通費

No.出発駅(地)到着駅(地)利用料金(円)備考
1国際センター仙台210市営地下鉄東西線
232.仙台サンプラザ51.地下鉄国際センター駅660DATE BIKE
繰り越し19,910
20,780

宮城のガイドブック

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Daisuke
SE/ソロトラベラー
得意分野:乗り物全般/一人旅

趣味とその延長で取得した旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

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