本州には縦断・横断する鉄道路線が多数ありますが、日本海や太平洋側ではない”真ん中”を走る路線に縛って観光します。2日目は仙台観光をして、途中下車もしながら郡山を目指します。前半は郡山への移動と飯坂温泉観光。
目次
この記事の旅程
★きっぷの購入
みどりの窓口。
仙台駅でようやく大阪までのきっぷを購入します。
新幹線のきっぷであれば普通に券売機で購入できますが、今回計画したルートでは券売機で購入不可です。
ルートを再掲しますとこんな感じ。
これを購入するにはルートを説明してみどりの窓口の駅員さんに発行してもらう必要があります。ただ一から説明すると効率が悪い上に、駅員さんにも迷惑がかかるでしょうから、私はあらかじめメモに接続駅や路線名を順に記載して依頼することにしています。
購入した後横長画像の撮影を忘れていましたので、ホテルで撮影。
先日の函館から大阪までの旅行と同様、経由地が収まらないので駅員さんの補足付き。前回と異なるは今回のきっぷは改札に通せることですね。この短いサイズのきっぷだとOKなのかな?
経由地は「東北・両毛・上越・高崎・新幹線・佐久平・小海線・中央東・中央西・東海・関西」。
三セクを利用するにしても信越本線は途中路線がなくなってしまっていますので、代わりに高崎=佐久平間は北陸新幹線を利用します。後は在来線の幹線とローカル線の組み合わせ。
そして乗車券は以外にも11,880円という安さ。JRのきっぷは距離が長くなるにつれて単価が下がる性質があるので、乗車券だけ見れば東京から乗るのも仙台から乗るのも大して変わりません。
01.大阪=仙台
01-h.牛たん 仙台牛 伊勢屋 牛たん通り店
出発すると見せかけて、ランチに行ってきます。
仙台駅には「牛たん通り」、「すし通り」等と名付けられたレストラン街があり、時間がない方は仙台駅でも牛たんが味わえます。
今回は牛たんが目的で仙台に来たので、最後にランチとしても牛タンをいただきます。選んだのはこの「牛たん/仙台牛 伊勢屋」。
おすすめは牛たんづくし膳のようです。
私が選んだのは牛たんづくし膳より少しリーズナブルな、牛たんシチュー膳、1,600円(税込)。
煮込まれてほろほろになった牛たんは1日目の牛たん焼きとは違う楽しみです。ご飯もいいですが、これはどちらかというとパンとの組み合わせで最強になれる気がします。
テールスープもやはりおいしい。
02.仙台=福島
仙台=白石
出発/12:00 到着/12:48
さて、本格的な鉄道旅としてはお昼を回ってのスロースタート。1日目の目的地は福島の郡山ですので、さっそく向かっていきます。
構内には仙石線を紹介する案内板がありましたが、この辺り全く知らないので楽しめます。
特急の所要時間の歴史。大阪=東京間も似たようなもんですが、やっぱり新幹線は早いですね。
通勤型の電車に乗って早速出発。
天気も青空が見え、幸先よさそうです。
白石=福島
出発/12:52 到着/13:27
白石で一度乗り換え。電車の頭の部分に雪が積もっていますね。
acureのリンゴジュースふじをゲット。
あれ…、結構雪が増えてきました。
福島に近づくにつれてどんどんと雪の量が増えると同時に雲の暑さも増していきます…。
そして福島に到着。東北本線の福島駅は内陸部にあるので雪の積もり方が違うのでしょうか。
仙台以上に積もっています。
02-1.福島=飯坂温泉
出発/13:50 到着/14:13
想定上に積もっていた福島。そしてここからもまたメインのルートから寄り道します。
そのために福島交通飯坂線へと向かいます。
わざわざ出なくても構内で直接乗り換えできることは復路で知りました。そして間違えて西口に出てしまったので東西自由通路で東側へ。
外から乗る場合はこのような小さなゲートがJR駅の北側にあります。阿武隈急行線と福島交通飯坂線が1つのゲートとホームを共有しているようです。
こっちは乗らない方の鉄道むすめ。
改札は自動改札ではなく友人改札。そして全国共通系の交通ICカードは使えない…。
券売機できっぷを購入。そう、これから向かうのは飯坂温泉。この飯坂温泉が福島駅からアクセス良好なところにあると知り、旅行のプランに組み込みました。
左が阿武隈急行、右が福島交通。
ゆっくりと入ってきたこのどこかで見たことのありそうな形の電車に乗っていきます。
GOOD TRAIN = いい電。そのまんま。
沿線にはこのような見どころがあるらしい。
温泉地に向かうものだから、どんな秘境を走るのかと思っていたら終始普通に街中を走る路線でした。
30分弱で終点飯坂温泉駅に到着。温泉街の観光へと向かいます。
02-a.飯坂温泉街
改札前にはラッキーがお出迎え。
そして飯坂温泉の温泉むすめ、飯坂真尋。
そして駅前はものすごく雪が積もっており、除雪したところ以外は靴底がすっぽり埋まってしまいました。
割と温泉むすめ推しているのかな?
駅前にある観光案内所で地図をもらって温泉街の観光地を巡っていきます。
まずは創業明治15年の「ほりえや旅館」。温泉宿としてぴったりな風貌の旅館です。ちなみにこのほりえや旅館には中々予約するにも泊るにも勇気のいる部屋があるらしい…。老舗ながら、温泉を盛り上げたい思いと、温泉むすめへの愛を感じます。
▼(外部リンク)ほりえやには【真尋部屋】があります♪/ほりえや旅館
隣にあるのは鯖湖湯。飯坂温泉発祥の地と言われています。かの有名な松尾芭蕉も1689年に訪れたんだそうな。
隣には謎の設備。
源泉かけ流しなので47.4℃!このレベルだと熱いというか痛いレベルですかね。
02-b.旧堀切邸
鯖湖湯のそばにあるのが江戸時代から続く豪商、堀切家の旧宅を補修、復元した「旧堀切邸」で、有形文化財にも登録されています。
こちらは米蔵で、通称「十間蔵」。その名の通り桁行が10間(18m)あるようです。
内部はこのようになっています。
主屋(おもや)。純和風建築でどこか田舎の親戚の家を思い起こすところ。
主屋からは立派な「中の蔵」が見えます。
施設内には足湯・手湯も。気軽に飯坂温泉を楽しめます。
観光地情報
02-c.花ももの湯
さて、温泉街に来たからには足湯・手湯にだけで満足はしてられません!やはり温泉にしっかり浸からないと。
そんな訳で訪れたのは飯坂ホテルジュラクに併設し、日帰り温泉としても利用可能な「花ももの湯」です。
大人はタオルや浴衣も利用できて1,380円。ホテル併設の温泉としてはリーズナブルと感じました。
施設に入りましたらまずは靴をロッカーに預け、そのカギとともに受付に渡して料金を支払います。まずは入口すぐ前の更衣室で荷物を預け、浴衣に着替えます。こちらの更衣室は浴室とは別なのでご注意を。
浴室は広く快適でした。内風呂、露天風呂含め3種類の湯が楽しめるようです。
お土産を販売しているスペースもあります。
何故か温泉旅館やホテルにあるゲームセンターにはワクワクしますよね…。
観光地情報
02-d.波来湯公園
さて温泉を後にし、福島へと戻ります。途中の端からは色あせているもののカラフルな温泉街が見えます。
余談ですが、雪国にお住まいの方はワイパーが引っ付かないようにあらかじめ上げているみたいです。
共同浴場波来湯の手前にある細い階段を足を踏み外さないように誰かが作った轍を追って慎重に階段を下ります。
波来湯公園には薬師神社と、
誰でも利用できる足湯があります。
先ほど温泉に浸かったところですが、ここまで歩いてくる間に一瞬で湯冷めしました(笑)。ちょっと温まっていきます。
観光地情報
観光地名 | 波来湯公園 |
住所 | 〒960-0201 福島県福島市飯坂町若葉町39 |
02-2.飯坂温泉=福島
出発/15:55 到着/16:18
駅に到着し、きっぷ購入。
雪はまだ少し降っている様子。
ちなみに駅舎には「真尋ちゃん神社」なる謎神社が…。何の御利益があるかは不明…。
LEDの掲示板が主流の今、昭和・平成初期を思い起こさせるようなアナログな表示。味があってよいです。
復路も30分弱の旅。
03.福島=郡山
出発/16:38 到着/17:26
福島駅に到着。今度は外に出ずに乗り換え口から。
この乗り換え口から行くと、丁度郡山へ向かう電車の来るホームに出ますが、如何せん寒すぎるので駅舎に避難。
ちなみに飯坂温泉の往路はこれを見て間違って西口に出た模様。
ちなみにJRから乗り換えするときはエスパルの入口隣にある通路が正解。
2日目最後となる郡山行の電車。
混んでる時のボックスシートは狭く感じて窮屈ですが、空いているときは逆に快適。
そして2日目目的地の郡山に到着です。
郡山駅まではイルミネーションが開催されていました。
この後簡単に食事を済ませ、ホテルへと向かいます。
03-a.ホテル/東横INN郡山
2日目のホテルは東横INN。
個室は1人で利用するには問題なし。そして広めのベッドが快適です。3日目は朝早いので早めに就寝します。
次回3日目は郡山から伊勢崎(群馬)への旅をお届けします。
ホテル情報
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ここまでかかった交通費
No. | 出発駅(地) | 到着駅(地) | 利用料金(円) | 備考 |
---|
1 | 仙台市内 | 大阪市内 | 11,880 | 乗車券 |
2 | 福島 | 飯坂温泉 | 370 | 福島交通飯坂線 |
3 | 飯坂温泉 | 福島 | 370 | 同上 |
| | | | |
| | 繰り越し | 20,780 | |
| | 計 | 33,400 | |
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