【片道1週きっぷ】天橋立で股のぞき!宿泊は舞鶴にて【1日目後半】

この記事は約 12 分で読めます。

今回も大阪市内から大阪市内の片道1週きっぷを用意し、京都の日本海側観光へと向かいました。1日目は天橋立を観光。後半は天橋立観光から宿泊の舞鶴へ。

目次

天橋立観光

天橋立ビューランド

さて、早速天橋立観光へと向かいます。まずは天橋立名物股のぞきができる天橋立ビューランドへと向かいます。

駅から徒歩数分程度という立地にあるリフトに乗って行きます。

リフトとモノレールを選択できますが、どちらか好きな方に同じ料金850円で乗車可能です。

モノレールは毎時0/20/40分と決まっていますが、リフトならいつでも乗車可能。このようなスキーで使うようなリフトです。

頂上に近づくと標高も100mほどとなり、その道中にも雪が積もっておりました。

リフト・モノレールを下車すると天橋立ビューランドの入り口。さっそくこの小高い場所から天橋立の景色を眺めます。

なんと、虹がかかっていました!

天気が少し悪かったのですが、代わりに虹を見られたのでよしとしましょう。

こちらの股のぞき台から天地さかまさに見ると、まるで天橋立の様子が天に昇る龍の様に見えるので「飛龍観」とも呼ばれています。

スマホをさかさまにしてみて下さい。空が海、海が空、そして龍が昇る様子がわかるでしょう。

この後行く知恩寺の知恵の輪を模したモニュメントでしょうか。誰かが雪だるまを作って乗せていたのが可愛らしかったです。

日本三景とはこの天橋立、宮城の松島、広島の宮島のこと。宮島は行ったことがあるのですが、こちらは記事にしていませんでした。恐らく松山・広島観光をした時だと思うのですが、そのうちリベンジします。

なお、この天橋立ビューランドはちょっとした遊園地になっております。

大人たちはこの雄大な景色だけでも楽しめますが、子供たちはそうもいかない。対象年齢も小学生くらいまでを想定しているようなミニ遊園地ですが、誰もが楽しめる素敵なスポットです。

乗り物の乗車料金は別途必要ですが200~500円のようです。

施設内にはその「飛龍観」のイメージを模した飛龍観回廊とよばれる渡り廊下もあります。

施設内でも少し高いところになるのでその景色も良好。

さて、私としては景色が楽しめましたので大満足。今度は天橋立の方へと観光に向かいます。

観光地情報

施設名天橋立ビューランド
住所〒626-0001 京都府宮津市文珠
電話番号0772-22-1000
URL(外部リンク)公式HP
営業時間■2/21~7/20,8/21~10/20
09:00~17:00
■7/21~8/20
08:30~18:00
■10/21~2/20
09:00~16:30

智恩寺

天橋立の観光地は天橋立の南北付け根周辺に集まっていますので回りやすいです。これから向かう智恩寺も南の付け根辺り。

門前町と言いますか、寺の前には飲食店や土産屋が立ち並びます。

こちらが智恩寺。

智恩寺は文殊菩薩を信仰する寺。

文殊といえば「三人寄れば文殊の知恵」と言うことわざが有名ですね。3人集まればいいアイデアも浮かんでくるという意味ですが、それは「文殊」が智慧を司る仏様なので、”文殊の知恵”とはまさに”良いアイデア”なのです。

ちなみに文殊菩薩は秘仏なので、年に数回だけ御開帳されるとか。

多宝塔は国の重要文化財に指定される建物で、1500年(室町時代)頃に建立されたようです。

さくっと観光し、寺の前の飲食店街でランチ!

観光地情報

施設名智恩寺
住所〒626-0001 京都府宮津市文珠466
電話番号0772-22-2553
URL(外部リンク)公式HP

れすとらん文殊

ランチはこの「れすとらん文殊」に決めました。

鱈のジャンボフライも気になるところでしたが、ここは限定5色の「かま煮定食」。

身はそれほど多くないですが、少し脂ののったブリカマを甘辛く良く煮付けられており美味しくいただきました。

店舗情報

店舗名れすとらん文珠
住所〒626-0001 京都府宮津市文珠476
電話番号0772-22-2805
営業時間10:30~15:30
休業日木曜日
*臨時休業あり

天橋立を端から端まで!

せっかくなので天橋立を端からは端まで歩いてみます。その距離は約3.2kmありますので約1時間程度かかります。

天気が良ければ対岸で乗り捨て可能なレンタサイクルを利用して船で帰ってくるのもよいでしょう。

*この日は少々雨が降っており、地面がぬかるんでおりました。このような日はズボンに泥が跳ねかえるのであまりお勧めはしません。

天橋立

智恩寺や飲食店のあるエリアから天橋立へはこの廻旋橋を渡っていきます。

この橋は内側の阿蘇海と外側の宮津湾の通り道となる部分なので、大型船が通る際は回転するようになっています。

先ほどの旋回橋からこの大天橋までの間が「小天橋」、この大天橋(橋の名前)から先、南北に大きく伸びる「大天橋」という2つの島と、「小天橋」の南端の少し先の「第2小天橋」を合わせて「天橋立」と呼ばれています。

マツの並木が連なる遊歩道が整備されています。

この辺りは海水浴場にもなっていますので、夏にはにぎわうことでしょう。

この辺りは地下水位が高く、土の栄養価が高いせいでマツがしっかりと広範囲に根を張ることが出来ず、倒れやすいようです。根を踏み荒らさないようにと注意書きがありました。

天橋立で見られる植物。冬はそれほど咲かないのか、案内がありません…。

鳥も色々いるみたいです。

奥に見えるのは天橋立神社。

雨のせいで対岸が少し霞んで見えます。そしてここは大体真ん中位。

少し雨が上がってきて、対岸の眺めも良くなりました。

海風が強いのか、気が随分と宮津湾方面へと傾いておりました。所々倒れそうな木は補強されているようです。

立ち入り禁止エリアでは実験が行われておりました。先ほどの通り栄養価の高い土(腐葉土)のせいで値が張らないので、腐葉土を除去してマツがどう成長するかを試しているようです。

周りに民家があるわけではないので景観の問題かと思いますが、面白い実験だと思います。

所々公衆トイレがあるのもうれしいですね。

この先に「双竜の松」と呼ばれる2股のマツがありました。

残念ながらそのマツは平成16年の台風23号、その他246本のマツと同じく自然の脅威により折られてしまいました。その惨状を記憶にとどめるため、この双竜の松の残骸が残さているようです。

奥に見える塔が見えてきたら北の終わりです。

景色や雰囲気も良く、平坦な道のりなのでランニングにも良さそうな遊歩道でした。

そしてここでやっと気づいたのですが、前述の通り泥が跳ねてズボンと靴が泥だらけ…。ホテルでズボンは洗濯することになりました…。

天橋立観光船

帰りはさすがに疲れるので、向こうに見えている観光船に乗って帰ります。

ほとんど出発時間。急いでチケットの購入へ。

ギリギリ乗船できました。

隣に見えているのはモーターボート。小型なの高速。こちらは往路レンタサイクル+復路モーターボートのプランで利用できるようです。

▼(外部リンク)傘松観光モーターボート

傘松観光モーターボート
傘松観光モーターボート モーターボートとレンタサイクルで天橋立観光を楽しくサポート。当社のボートはペットもそのままでご乗船していただけます♪

カモメ(?)が飛んでおり、船に従って飛んできます。

なぜなら船内に鳥の餌ことかっぱえびせんが100円で売られており、それを貰えることを多分知っているから!ちかくのカップルがやっているのを眺めていましたがなかなか面白そうでした。

対岸の文殊地域に到着。

片道だけの利用ですと料金は700円でした。

施設情報

施設名天橋立観光船(丹後海陸交通株式会社)
電話番号0772-22-2164
URL(外部リンク)公式HP/天橋立観光船

智恵の湯

1時間の散歩で少々疲れましたが、駅のすぐ近くに「知恵の湯」と呼ばれる日帰り温泉があるのでこれまた便利です。

このご時世ですので平日はほぼ休業しているようですのでご注意を。入浴料は700円。

まずは下駄箱に靴を預け、下駄箱のカギと引き換えに更衣室のカギを貰います。更衣室は10畳といったところでしょうか。3,4人ならそれほど狭く感じない程度です。

源泉は「天橋立温泉」。海に近いこともあり泉質はナトリウム塩化物泉。少しぬめっとした湯触りが特徴的に感じました。ぽかぽかと体が温まり非常に気持ちのいい温泉でした。

最近温泉街でよく見る温泉むすめですが、この天橋立温泉にはいません。残念。

観光地情報

施設名智恵の湯
住所〒626-0001 京都府宮津市文珠640-73
電話番号0772-22-1515
URL(外部リンク)公式HP
営業時間12:00~21:00
定休日水曜日

宿泊の舞鶴へ

宿泊するホテルが舞鶴にあるので移動。

終点の西舞鶴へ。

帰りも差額分(片道1周きっぷの区間外。詳しくは1日目前半を参照)のきっぷを購入。

天橋立駅はリノベされたばかりなのか開放感があり、ノルディックな感じのする駅舎でした。

1両の気動車にて。

乗車率も低めで快適に乗車できました。

舞鶴への旅路はしばらく日本海の景色が楽しめます。

由良川橋梁

道中丹後由良で途中下車しました。これも片道1周きっぷだからできる裏技。

ここから向かうのは由良川橋梁。由良川を渡る鉄道橋ですが、水面低く行くその姿が素晴らしいです。

Google Mapsにも乗っていない駅前の小路を東に向かうのが近道でしょう。

由良ヶ岳を右手に眺めながら線沿いに進みます。

こちらがその由良川橋梁。ご覧の通り水面すれすれに線路が走っているようです。私有地に入らないようにこのポジションへ。

待つこと数分。宮津方面への列車がやってきました。

もう少し雰囲気の良い写真を撮りたければもっと遠くに離れて望遠して取らないとだめですね。

列車は1時間おきに出ているので次に向けて駅へと戻ります。

おでん缶とカレー缶買いたい…。

駅内のショップには艦これコーナーも。この辺りと言い、舞鶴と言い艦これ推しなのが特徴的でした。艦これは詳しくないのですが、この丹後由良は由良川にちなんで名付けられた軽巡洋艦由良を模したキャラクタの聖地のようでした。

さて再度西舞鶴へと向かいます。ここからは20分程度。

先ほどの由良川橋梁。このように水面が低く見えます。

由良川を渡ると川に沿って内陸へと進んでいきますが、雪の解け残る地域もありました。

しばらく走ると街が開けてきます。

そして京都丹後鉄道の東の終点駅かつJRの駅である西舞鶴に到着しました。

宿泊するホテルは隣の東舞鶴にあるのでしばらく電車を待ちます。そしてここからも片道1周きっぷの区間外になるので券売機で1駅のきっぷを購入しておきました。

舞鶴にはこの西舞鶴と東舞鶴の2つの街の中心地があるのも面白いところです。その成り立ちは2日目の記事で触れたいと思います。

東舞鶴に到着。1日目の移動はこれにて完了。

掲示板に鏡が貼ってある!

東舞鶴駅内の階段には衝突防止用の鏡が貼ってあるのが面白かったです。どれだけみんな最小半径で昇り降りするのか…。

もちろん艦これ推し。ここは今も昔も軍港であるので分かる気もします。

ホテルと夕食

ホテルアマービレ

予約したホテルは駅から徒歩10分程度。

ホテルまではほぼ一本道。駅前の大きな通りである三条通を直進し、富士通りとの交差点で右折。

こちらが宿泊するホテルアマービレです。

今回は珍しく夕食付きのプランで予約。会社の福利厚生もあり安く予約できたことと、大浴場があること、そしてホテル併設のレストランで頂けるのが決め手でした(後程紹介します)。

部屋は奥の方の人通りが少なそうな場所でした。実際人通りがほとんどなく静かに過ごせたのが良かったです。

部屋はシンプルで清潔感もあります。

部屋にも浴室がありますが、先ほどの通り大浴室が最高です。

このホテル細やかなところに手が行き届いており、例えばこの画像の左手のかご。ちょっと大浴室に自分のシャンプーを持って行ったりするのに便利です。大浴場においても歯ブラシが部屋とは別に用意されているのも配慮が行き届いていると感じました。

また、1Fの共用部には宿泊客が無料で利用できるコーヒーサーバもあるのがうれしいところ。

泥が跳ねかえったズボンはランドリーで洗濯。ここでもちょっと洗濯物を入れるためのビニール袋が利用できるのが便利です。

ホテル情報

ホテル名ホテル アマービレ舞鶴
住所〒625-0036 京都府舞鶴市浜18
電話番号0773-65-5000
URL(外部リンク)公式HP
予約じゃらん
hotels.com

夕食/松栄館(しょうえいかん)

ホテル併設のレストランがこの松栄館。ホテルからは直通の通路で行けます。

受付で「すぐに行きます」と伝えていたところ、レストランに着くと「お待ちしておりました」と心のいい挨拶。フロントとの連携が行き届いています。

実はこの松栄館というのは由緒ある旅館で、この建物はその別館として利用されていたものです。一時は老朽化のため解体されそうになったのですが、有志により維持されこのようにレストランとして利用されるに至っています。

かつて旅館時代にはかの有名な東郷平八郎や、海軍関係者が良く利用されていたような歴史ある建物でもあります。海軍関係者により重宝されたのはこの舞鶴に舞鶴鎮守府という軍港が戦前に築かれたから。それは今の自衛隊に引き継がれています。

さらには「海賊と呼ばれた男」や「日本のいちばん長い日」といった映画のロケ地としても利用されるほど重宝されています。

これは翌日撮った写真。純和風な建物ですね。

このような純和風建物で洋食がいただける素敵なところです。

さて、夕食付プランは右のメインディッシュから1品、そこにサラダとスープが付き、飲み物がアルコールを含め1杯いただけます。

目の前の日本庭園の前で頂く角ハイボールも良きかな。

前菜と言う訳でもないですがサラダとスープ。

ポタージュスープも濃厚で美味。海軍をモチーフにしているためか皿には錨のマークが描かれていました。

そしてメインディッシュの「シチューハンバグ」と言う名の煮込みハンバーグ。肉汁溢れるというよりかはしっかり詰まったと言った感じでシンプルで男らしさを感じる1品。麦飯と共に供されますが、お代わりは自由のようでした。ボリューム感もありお腹一杯!

今回はぜんざいのふるまいもあってスイーツとして美味しくいただけました。

表玄関。ホテル利用者以外はこちらからどうぞ。なお翌朝の朝食ではこの松栄館特製カレーがいただけます。

1日目はこれで終了。2日目は舞鶴観光をして帰阪!

飲食店情報

店舗名松栄館
住所〒625-0036 京都府舞鶴市浜18
電話番号0773-65-5007
URL(外部リンク)公式HP
営業時間ランチタイム:11:30~14:30(LO/14:00)
ディナータイム:17:30~21:30(LO/21:00)

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ここまでかかった交通費

No.出発駅(地)到着駅(地)利用料金(円)備考
1天橋立宮津200きっぷ区間外
2西舞鶴東舞鶴210きっぷ区間外
繰り越し8,030
8,440

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