南海高野線を利用し高野山観光へ。橋本と極楽橋間は観光列車「天空」を利用しました。前編は天空乗り換えとなる橋本までの様子。
目次
高野山旅行は南海高野線で
南海の高野線。府外への旅行が多い私にとって身近にありながらほぼ乗ったことのない路線。
今回は近すぎる(?)が故に後回しにしてきた高野山観光をするべく、天下茶屋から終点高野山まで乗車しました。
その道中橋本から極楽橋までは、南海が誇る観光列車「天空」に乗車し、高野山へと至る深い山々の景色を楽しみました。
なお、高野線の概要や天空の予約方法は下記記事をご楽ください。
▼高野線と観光列車「空海」
乗車の様子
運行形態の異なる3つのエリアに分けて乗車の様子をお伝えします。この記事では天下茶屋=橋本間の様子をお伝えします。天空の様子は次の記事をご覧ください。
天下茶屋=橋本
天下茶屋駅。こちらは南海本線との乗り換え駅となっていますので、今回は半端ですがこちらがスタート時点。
正式には隣の「岸里玉出」が分岐駅ですが、こちらは急行すら止まらないローカル駅なので普通はここで乗り換えます。
なお、天下茶屋以北は線路別複々線になっているので画像の様に2本の難波行きが同時にやってくる様子なんかも見られます。
まずは急行橋本行。これで「天空」に乗り継げますが、少々早いので途中堺東で乗り換えることにします。無駄色々な種類の列車に乗ります。
高野線にも色々な種類の列車が走っており、2021年の資料(*南海ハンドブック)では11種類とのこと。その内山岳エリアである橋本=極楽橋間を走られるのは短い17m級の列車のみ!
そんな列車の種類と長さの違いを楽しみながら橋本へ。
こちらは洗濯板のような側面が特徴的な6200系の車両。こちらは21mの車両なので山岳エリア不可。
岸里玉出で南海本線とは離れて、内陸部分へと進みます。
南海本線で大和川を渡るのはしょっちゅうのことですが、高野線で渡るのは数少なく。
いつもと微妙に違う風景が新鮮でした。
10分程度で堺市中心部にある堺東駅に到着。
先日ブラブラ七道駅から堺東駅までを徒歩で観光していたのですが、やはり堺駅よりこちらの方が賑わっていますね。ちなみに堺駅と堺東駅の間にはシャトルバスのようなものが走っているのでそれも利用しました。
こちらは泉北高速の3000系車両なので21m級。ちなみに何故か南海本線で仲間が走っているようです。
これに乗ると和泉中央に行ってしまうので見送ります。
向かいの1番線に停車している各停河内長野行きは8300系っぽいのでこれも21m級。これも山岳エリア不可。
もう少し早く来れば色々乗れましたね。さて、次の列車にのって橋本へ。
こちらは急行高野山極楽橋行き。
行先がすべてを物語っているというか出落ちですが、2000系で17m級なのでもちろん山岳エリア可!
列車は堺東を出て、中百舌鳥(なかもず)を過ぎたあたり。
下の方に沈みこんで見えるのが泉北高速線。ここから地下のトンネルで白鷺公園まで進み、再度公園で高架区間へ入るようです。
堺市内最後の駅である北野田あたり。タワーマンションの姿も見えました。
さて、ここからは一部の区間が大阪狭山市のエリア。
ここまで来たのは初めてで、特に用もないので普段は来ない南河内に入りました。
短い大阪狭山市エリアを抜けると、和歌山を越ええるまでは河内長野エリアへ。
千代田のあたりには南海の操車場や工場があり、よく見学ツアーを開催しているイメージ。馴染みのない名前なので場所が良く分かりませんでしたが、河内長野だったんですね。
近鉄長野線の終点でもある河内長野駅。
それなりにいた乗客も気が付けば随分少なく…。
河内長野から美加の台までの間はニュータウンが広がっており、それは地図で確認すると綺麗に区画整理されているので一目瞭然。
やがてそのニュータウン街の景色は緑に移り変わりまして、いよいよ山が近くなってきました。
もうすぐ大阪の端。
高野線の大阪エリア最南の駅である天見。ここからは紀見峠を越えると和歌山県橋本市に。
紀見峠を越えると橋本までは3つの駅に停車しつつ、10分程度の道のり。
橋本へ到着間際になると、進行方向右手からくる別の路線と集合します。
それはJR和歌山線の路線。
和歌山駅から奈良の王寺駅を結ぶ路線であり、関西ワンデイパスのエリアにもなっているので少し前に挑戦した路線でもあります。
▼和歌山線も利用/1日で関西全て回るツアー
そんなわけで南海・JRの乗り換えも可能な橋本へ到着しました。
私は途中堺東で乗り換えたので少々時間が掛かりましたが、ここまでなんばから急行1本で来れば約50分です。特急を使えば40分なので結構近いかも。
この電車に乗っておけば極楽橋に先に到着しますが、それは言わない約束。
ここで事前予約しておいた「天空」のチケットを購入し、山岳エリアの路線風景を存分に楽しみます。
天空やそこから見える景色は次の記事で紹介したいと思います!
次の記事
(執筆中)
参考資料
▼ハンドブック南海/南海電鉄
http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2021/06.pdf
▼車両図鑑/泉北高速鉄道
http://www.semboku.jp/fun/zukan/
▼レイルラボ
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