【コスパ最強】「大阪周遊パス」で大阪市内観光!

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大阪周遊パスを利用した大阪市内観光。2,800円でそれ以上の価値を発揮するこのパスで、休日の昼から観光してみました。雨の日もおススメ!

目次

大阪周遊パスとは

「大阪周遊パス」とは大阪観光局が販売する、Osaka Metroを始めとした電車の1日乗り放題券に、市内観光施設が無料、またはお得に入場できる権利が付いた大変お得なパス。

2種類あり、それぞれの価格は下記の通りです。

種類金額(円)
1日券2,800
2日券3,600
*2022/7時点

1日券と2日券の大きな違いは、私鉄を利用できるかできないか。1日券で私鉄も利用して効率よく回るのもよし、2日券でOsaka Metroと大阪シティバスでゆったりと回るのもよしです。

今回はそんな大阪周遊パス1日券を利用して、元の金額である2,800円以上の観光に挑戦してきました。

出来るだけ追加費用を掛けたくないので、大阪周遊パスが利用できる観光施設のうち、無料で利用できる施設のみ対象

なお、各施設には大阪周遊パス向けの制限がある場合がございます。利用日時、時間等は下記大阪周遊パスの公式サイトよりご確認の上ご利用いただきますようお願いいたします。

▼(外部リンク)大阪周遊パス/大阪観光局

スタート/天下茶屋⇒東梅田

スタート地点はOsaka Metro天下茶屋駅、まずは駅で大阪周遊パスを購入。

券売機では販売されておらず、天下茶屋駅では改札内にある駅長室で購入可能でした。Osaka Metroの駅以外にも私鉄各社やホテルなどでも購入可能ですので、下記公式HPを参照ください。

▼(外部リンク)発売場所/大阪周遊パス

まずは阪急な車両に乗車し、西梅田を目指します。

途中南森町で乗り換え。

目的地の西梅田から目指しますのは「梅田スカイビル」です。あの屋上の展望台が特徴的なビル!

地上を歩くと暑いので、できるだけ地下街を歩きます。

地上に出てしまいました。多分グランフロントを通って北に抜けるのが最もビル内を移動できる経路だと思います。

ヨドバシカメラ。その向こうにはJR大阪駅の屋根も見えていますね。

ちなみに大阪周遊パスはJRの路線は対応していないのが少し残念な所。

ヨドバシカメラやグランフロント大阪の前を通り抜けると、梅田スカイビルに抜ける通路あり。非常にわかりにくいですが、画像の一つとびぬけて高いのがその梅田スカイビルです。

途中から地下道となり、これを抜けるとビル前にでます。

A.梅田スカイビル/空中庭園

まだまだ分かりにくいですが、手前に見えているのが2本のビルの片割れである「タワーイースト」。

タワーの間に入るとあの特徴的な展望台の部分が良く見えました。

タワーイーストの方から展望台である「空中庭園」に行けますので入っていきます。

3Fからは展望台のフロア直下まで直通なエレベータに乗車。ちなみにこのエレベータはガラス張りになっており、途中上昇中も景色が良く見えますが、逆に少々高所恐怖症の方には辛い仕様となっております。

穴の開いた部分の下に見えている2本の構造物がありますが、実はエスカレータのようでした。

エスカレータを上がると最上階展望台への入場券が購入可能となっておりますが、入場券を買わずにゲートへと向かいましょう!

ここで受付のお姉さんに大阪周遊パスを提示してバーコードを読んでもらうだけでOKです。

“空中”というイメージを、雲のようなプロジェクションで表現しています。画像では少々分かりずらいですが…。

エレベータを上がったフロアにはカフェもあり、ゆっくりとすごせます。

ここからさらに階段で最上階の展望台へ!

あの円形の部分は上から見るとこんな感じになっています。そしてぐるっと1周、大阪平野を見渡すことが可能!

南方面を望むと高層ビルや再開発エリアが立ち並び圧巻です。

反対の北方面に行くと、淀川を挟んだ先にある住宅街と、北摂山地でしょうか?その先の山々が良く見えました。

ここからは伊丹空港に着陸する飛行機も良く見えます。

大阪湾方面。淀川に架かる様々な橋を眺めるのも楽しいものです。ぐるっと一周風景を楽しみ、次の観光地へ!

観光地情報

観光地名空中庭園
住所〒531-0076 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1-88
電話番号06-6440-3855
URL(外部リンク)公式HP

東梅田⇒天満橋

次は中ノ島へ向かうのですが、そこで体験できる「中ノ島クルーズ」は17時から…。着いてから気付いたので無駄に京阪に乗ってしまいました…。

中ノ島はスキップして次の機会とし、大阪城の最寄り駅の1つである天満橋へ!

実際には京阪にも乗車していますが、後程紹介する料金はダイレクトに天満橋へ行った場合の料金を記載しておきます。

ちなみに京阪中之島線、中ノ島からはガラガラ…。

さてさて天満橋へ到着。大阪城は入り口色々ありますが、追手門へ!

大阪城公園

B.大阪城の櫓 YAGURA

追手門大学前の歩道橋から。外堀が見えてきました。

大阪城と言うか、大阪城公園はしょっちゅう大阪城ランしているので、この辺りも勝手知ったる道…。

さすがに30℃を越える気温でしたので、ランニングをしている方は春先の昼間と比べると随分と少なく…。夏は昼間より朝早い時間をお勧めします。

ちなみに大阪城ランは「RUNNING BASE大阪城」が便利!参考に紹介記事貼っておきます。

▼RUNNING BASE大阪城で着替えとシャワー

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さて、普段は外周を走っていますので、この大手門より内側はあまり入ったことはありません。

ちなみにこの大手門が大阪城の正門。

何度も来ているのに新鮮な気持ちで観光できそう。

大手門をくぐると「多聞櫓」を通ります。これから向かうのはこの画像に見えている門の上の部分です。

常時公開されているわけではない「多聞櫓」は、冬以外の季節の限られた時期、そして土日祝しか入れないレア施設

入場はこの「西の丸庭園」の受付から。ここでもカード提示の上、バーコードを読み込んでもらいます。

西の丸庭園も広大。さすがに暑すぎるので全て回るのはやめておこう…。

櫓の中はそこそこ広い広間。

「槍落とし」と呼ばれる防御機構。その名の通り、門を通過する敵に槍や石を落として守る設備のようです。

奥に進むと通路と小さな部屋が。

この小部屋は「武者溜」と言い、有事の際は兵士がここに詰めて城の正門たる大手門を守るためにあったようです。

「千貫櫓」の方には火縄銃で外部の敵を狙い撃つ小さな小窓のようなものがあったりと、当時の情景が見て取れるようです。

内部には発掘物などが展示されていたり、詳しい説明が記載されている案内板もあります!続きは特別展示期間中に是非ご覧ください!

C.大阪城豊國神社

大阪城天守閣へ向かう桜門の目の前にあるのが豊國(ほうこく)神社。御祭神は”豊”の時からも推察できる通り豊臣家の豊臣秀吉公、豊臣秀頼公、豊臣秀長卿です。

境内には豊臣秀吉の像!

ちなみに出世開運の神様として祀られています。

出世と言うか何かと負けたくないという思いでお祈り。ご利益があればいいのですが…。

豊國神社の中には他の5つの合祀された神様も祀られています。

D.大阪城天守閣

次は大阪城天守閣へ!向かいの桜門の先に少し天守閣が見えていますね。

その道中には「ミライザ大阪城」。

こちらも歴史ある建物で、旧陸軍第四師団司令部(後に大阪市立博物館)の建物を利用したものです。なんでも昭和6年(西暦1931年)建築で、大阪城天守閣と同時期(同時期)に建築されたものなんだとか。

ちなみに司令部があったことから分かるように、大阪城公園には様々な陸軍の遺構があったりして、これを見て回るのも歴史感じます。

さてさて大阪城天守閣に来ました。

入場前にはプレハブで検温が必要です。その後は画像左部にあるチケット販売所でパスを提示してバーコードを読んでもらいましょう。

近くで見ると中々大きいですね!

ちなみに最後に大阪城に来たのは小学生くらいの頃…。某アイススケートショーへの観覧と共に連れてきてもらった亡き祖父との思い出…。懐かしい…。

今ある大阪城、実は3代目であり前述の通り1931年建築。これは当時の市民の寄付により再建されたものなんだそう。豊臣時代、徳川時代と天守閣はあったわけですが、焼失したりと実はこの3代目が最長で存在しているとのこと。

ちなみに大阪城は鉄筋コンクリート造。先の大きな大戦前に建設されたものではありますが、随分とハイテクな城となっています。

その内部は一般的な城のように急な階段や板の間もなく、ほぼ博物館のような作り。その歴史をじっくりと学ぶことも可能。

梅田スカイビルと比べると視点は低くなりますが、こちらも十分眺めは良好です。

南方向に目をやると、天王寺の「あべのハルカス」(画像左から2番目に背の高いビル)や新今宮の「通天閣」(画像中心)も見えました。

東方面にはライブやイベントには欠かせない大阪城ホールや大阪ビジネスパークが見えますね。

さくっと景色を楽しみ、次はJR大阪城公園駅方面へと向かいます。

内堀に架かる極楽橋。

この北側から見える大阪城の全景が結構好き。

徒歩10分程度でおしゃれな飲食店街の広がる「JO-TERRACE」エリアへとやってきました。

噴水前にある「スターバックス コーヒー 大阪城公園店」で次の施設へ向かう前に少し休憩。

観光地情報

観光地名大阪城公園
住所〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
電話番号06-6755-4146
URL(外部リンク)公式HP

E.大阪水上バス アクアライナー

本日の観光施設としては最後、「水上バス」に乗船します。

大阪城港を出発し約40分、中ノ島までをゆったりと船上から観光できます。

こちらでも他と同様の手続きで乗船券と引き換え。

こんな感じの平たい船で見て回ります。なぜ平たいのかは乗っていればすぐわかる…。

天井も割と低め。

しばらく第二寝屋川と大阪城にそって航行。

寝屋川に一瞬合流した後、大川へも合流しますが、直前に見えるこの橋は「京橋」。

そうです。この近辺にあり、関空紀州路快速の終点起点駅にもなっている京橋駅の由来となった橋です。京橋とはつまり、京都へ通じる橋の意味であり、京都へ通じる京街道への(当時の)起点(のち高麗橋へ変更)にもなっています。

天満橋では何やら祭り?手漕ぎのボートを漕いでいる団体がいました。

天神橋を通過。ご覧の様に橋が非常に近い位置に見えます。

北浜のあたり、左手に向かっているのは東横堀川。阪神高速1号環状線の下を流れる川は、南にずっと流れ、その先には大阪ミナミの繁華街として有名な道頓堀を流れる道頓堀川へ。

これらの川は自然の物ではなく、大阪城を守るために作られた人工物であるのも面白いところ。大阪の街は大阪城と共にあることが良く分かります。

観光船は「淀屋橋」を手前に折り返して大阪城港へと戻ります。

進行方向左手には大阪市役所。

アンティークな建物でよく目立つ「大阪市中央公会堂」。

再び大阪城の畔を流れる第二寝屋川へ。向かいには大阪ビジネスパークのビル街。

大阪城の外殻に見えるこのトンネルも戦前の遺構。昔工廠(軍需工場)であった時代に利用されていたトンネルを埋めた跡とのこと。

40分の船旅は中々しいものでした。

観光地情報

観光地名大阪水上バス アクアライナー
住所〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城2
電話番号0570-035-551
URL(外部リンク)公式HP

大阪ビジネスパーク⇒住之江公園

何だかんだで夕方近く。そして色々と歩き回ったおかげで汗が…。

そんなわけで最後には温泉に行きたいと思います。

心斎橋で乗り換え、向かう先は住之江公園。

温泉施設「スパスミノエ」へ向かいましょう。

F.天然露天温泉 スパスミノエ

駅からは徒歩数分の距離。そして西に一本道なので迷いません。

途中には競艇の「BOAT RACE 住之江」もあったり…。

競艇は全然興味ないんですが、隣のポプラが気になるな…。

中国エリアではよく見かけるんですが、ここ関西ではほとんど見ないレアコンビニである「ポプラ」。

ポプラには「ポプ弁」と呼ばれる、出来立てご飯を詰めてもらえる弁当があり、これが中々うれしくておいしい!中国エリアを旅行した際は何度も利用しました。

▼ポプラでポプ弁

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さてさて、スパスミノエはこの黄色い建物、「マグスミノエ」の隣。

大阪市にありながら非常にリーズナブルな価格で入浴できる天然温泉。

下駄箱で靴を預け、窓口へ!

なおパスは入浴料金相当なのでタオルはついていません。私は持ってきていなかったので券売機で250円のレンタルタオルセットのチケットを購入して入浴を楽しみました。

少々夕方と言うこともあり混雑していましたが、露天風呂やサウナもじっくり楽しみました

施設情報

施設名天然露天温泉 スパスミノエ
住所〒559-0023 大阪府大阪市住之江区泉1丁目1-82
電話番号06-6685-1126
URL(外部リンク)公式HP

住之江公園⇒岸里

何だかんだで6時間程観光。翌日仕事も控えておりますので早めに帰宅します。

住之江公園から岸里へ。ここはスタートした天下茶屋駅のすぐ近くの駅。

駅前のイズミヤで夕食を購入し、帰路へ!

まとめ/結局どのくらい得したか?

大阪周遊パスを使わなければかかった費用を下記にまとめました。

費目費用(円)備考
<交通費>
天下茶屋駅=東梅田280
東梅田=天満橋180
大阪ビジネスパーク=住之江公園330
住之江公園=岸里230
<観光施設>
梅田スカイビル/空中庭園1,500
重要文化財 大阪城の櫓YAGURA特別公開700
大阪城天守閣600
大阪水上バス アクアライナー1,600
天然露天温泉 スパスミノエ820土日祝料金
6,240
▲3,440

梅田スカイビルと大阪城公園の観光、そして最後に温泉でしたがそれだけでも通常6,240円に対して3,440円もお得に観光できました。

これを知ってしまったからには「大阪周遊パス」を使わないわけにはいかないですね!

超コスパの良い大阪周遊パスは府外からの観光客だけではなく、府民の皆さんにも使っていただきたいです!

基本的には休日の利用をおすすめします。何故なら土休日しかやっていない施設も多いから…。

何はともあれ是非大阪周遊パスで大阪観光にトライしてみて下さい!

コスパの良い施設

身も蓋もないですが、大阪周遊パスで行ける施設の中でも単価の高いものを色分けしてマップにまとめてみました。効率優先したい方は参考にどうぞ。

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