5日で東北3県(青森・岩手・仙台)を北から新幹線と在来線を利用して観光する一人旅。2日目中編Aは八戸、盛岡観光。
この記事の旅程

▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
05-02.陸奥湊=鮫
05-b.蕪島神社

これから向かう蕪島(かぶしま)神社は鮫駅からは約1kmの道のりで、歩くと約15分程度です。

駅前の「うみねこライン」の愛称の道路を北に歩いていけばOK。途中どこかで踏切を渡る必要はありますが。

この辺りは八戸港なので、線路を渡ると倉庫が多く目立ちました。

あの小高い山の上にあるのが蕪島神社。

神社の名前にもなっている「蕪島(かぶしま)」は、その名の通り昔は1つの島だったのですが、戦前に陸地との間を埋め立てられて陸続きになってしまったようです。

そしてここはウミネコの繁殖地。
豊富な餌があり、離島で天敵も少なかったため、今に至るまで繁殖地として続いてきたと考えられているようです。

10月はもう子育てが終わっていなくなっていますが、毎年2月末から順々に飛来し、4~7月に子育てを行い個体数は4万羽にまで増えるようです。

ちなみにその時期はウミネコの糞が凄いことになるらしいので、参拝したいだけなら時期を外すといいかもしれませんね。私は見てみたかったのですが…。

この蕪島も東日本大震災の際には津波の被害を受け、その教訓を後世に伝えるためかこのような津波到達点のプレートが参道にございました。

狛犬的ポジションにはウミネコが納まっていました。

なお商売繫盛の御利益があり、「かぶあがりひょうたん御守」が人気なんだそう。

神社の周りもぐるっと回ることができ、種差海岸の様子を一望できます。

岸の方から見た方がよさそうですが、縁起の良い「七福の岩」も。
ちょっとここからはわかりにくいですが…。

境内にはこの時期、ウミネコよりもカラスの方が多そうです。
ぐるっと回ってお詣りし、次の観光地を目指します。
観光地情報
観光地名 | 蕪嶋神社 |
住所 | 〒031-0841 青森県八戸市鮫町鮫56-2 |
電話番号 | 0178-34-2730 |
URL | (外部リンク)VISIT HACHINOHE/蕪嶋神社 |
05-03.鮫=八戸

ここからは次の観光地、盛岡、そして小岩井を目指します。

鮫駅へ戻ってきました。この機関車の動輪、割とどこ行っても見る事が出来ますね。

さてさて、切符を購入しましてまずは八戸駅へと。
この「鮫」と書いた切符は八戸で記念に頂きました。

ここから盛岡まではまた新幹線!
06.八戸=盛岡

再び新幹線駅の方へ乗り換え。この駅では在来線から直接乗り換えられる入り口が無いのでいったん外に出る必要があります。

特急券は八戸駅に着いたときに余裕があったので先に購入しておきました。

特急券はもちろん立席特急券なので、急いで乗っても移動しないといけないかもしれないので最後に乗ったほうが良いでしょう。
平日の朝で混んではいないですが、それなりに乗車されていました。

八戸から盛岡までは新幹線なら30分程度であり、青い森鉄道といわて銀河鉄道の組み合わせ(旧東北本線)の3分の1程度の時間です。
そして料金面においても500円程度しか変わらないので、この区間においては新幹線の方が色々便利でしょう。

盛岡に到着。ここではちょっとしたイベントがあるので見学していきましょう。

それはここ盛岡駅では秋田新幹線と東北新幹線の車両の増解結イベントが見られること!
秋田新幹線の「こまち」と東北新幹線の「はやぶさ」がこの駅でひっついたり離れたりします。

東京行きは秋田方面からやってきた「こまち」が先に到着していた「はやぶさ」に増結されます。

ご覧の通りしっかりと結合。
ちなみにこの増結した「こまち」が走る秋田新幹線は、新幹線であって新幹線ではない不思議な路線です。これは後程また説明します。
06-a.石割桜

さて、この先は田沢湖線の小岩井駅に行きたいのですが、本数が非常に少なく乗り換え時間が発生しました。
そのためその時間を利用して盛岡市内観光へ行きます。

盛岡市内中心部の観光は岩手県交通株式会社が運行する循環バスである「でんでんむし」が便利です。
料金も定額で1乗車120円で交通系ICカードの利用も可能!
ちなみに乗車時にICカードをタッチする必要がありますのでご注意を。

中央通一丁目で下車し、この近くにある盛岡城跡公園付近の観光地を巡ります。
まずは「石割桜」。名の通り「石を割って」咲いているところが見どころです。
観光地情報
観光地名 | 石割桜 |
住所 | 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸9-1 |
URL | (外部リンク)盛岡市 |
06-b.盛岡城跡公園(岩手公園)

石割桜のある盛岡地方裁判所前の中央通りを東に進みますと、櫻山神社の鳥居が見えてきます。

櫻山神社も含めてこの辺りは盛岡城跡の公園エリア。

順々に巡っていきます。まずは櫻山神社。

櫻山の名の由来は、今とは異なる元々の場所に、桜が繁っていたことによるみたい。森岡藩主南部家四柱をお祀りしているとのこと。

神社の裏手にあるこの大きな巨石は「烏帽子岩」と呼ばれるものであり、南部藩の「お守り岩」として祀られていたようです。
▼(参考リンク)桜山神社-盛岡のパワースポット。超巨大「烏帽子岩」で運気アップ!/岩手小旅


次は櫻山神社となりの鶴ヶ池の庭園そばの通路を通りつつ、盛岡城跡へ。

もちろん城跡なのでシンボルとなる天守閣はないのですが、石垣は残されている様子。

盛岡市によると、その石垣は時期により積み方が異なり、自然石を積み上げる「野面積」、割石をパズルのように積み上げる「乱積」、レンガの様に積む「布積」が見られるようです。
ここは本丸東側で、その内の「乱積」が見られました。
▼(参考)盛岡城跡公園/盛岡市


天守閣跡まで上ると、何かこの上にあったであろう台座様の物が見えます。
それもそのはずで、これは南部家42代当主である、南部利祥氏の南部中尉騎馬像台座であるから。
その銅像は残念ながら先の大戦により軍需資材として供用されたことにより、今は台座を残すのみとなったようです。

二の丸跡を通りながら公園を散策。

この近くにあった学校から逃げ出した石川啄木が、文学書や哲学書を読んだのがこの地であったことから、その詩がこのされています。
「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」
と当時の情景を描いた詩がこの碑に書かれているようです。

さて、空き時間を利用した観光を切り上げ、次の目的地である小岩井農場へ!
次回に続く…。
観光地情報
観光地名 | 盛岡城跡公園(岩手公園) |
住所 | 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1-1-37 |
URL | (外部リンク)盛岡市 |
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