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大阪からフェリーを利用して週末北九州・下関観光に行ってきました。主にグルメを中心に楽しむ弾丸ツアーです。後半は北九州観光と大阪までの道のりをお届けします。
下関の唐戸市場から1.5kmの道のりを経て、壇ノ浦コーストへ。
壇ノ浦コーストの目の前が関門トンネルの人道入口です。
入口とと言っても扉がある訳でもなく、2基の大小エレベータが備えられているのみ。
なお徒歩であれば利用料金は無料ですが、自転車や原付は片道20円かかります。
そしてトンネル内で乗車してはいけないので手押し、自転車はともかく原付はまあまあ苦行になると思われます…。
地下と地上のみとシンプル。そこそこ長い距離を下るのか、結構時間が掛かったように思います。
ちなみに小さい方のエレベータでも23人乗りなのでそこそこ収容可能。
エレベータを降りた所には観光案内の掲示板もあり、大変参考になることでしょう。
せっかくなので記念スタンプをいただきましょう。
専用の台紙には下関、門司でそれぞれ半分ずつスタンプが押せるようになっており、それぞれの入口で押すことが可能です。そして台紙自体も観光マップになっているので大変便利!
それではトンネルを通って門司側へと進んでいきましょう。
このトンネルは国道2号線でもあり、大阪から続く道でこの先トンネルを出たところあたりが終点になっています。
通路は右側通行のようです。
なお、関門トンネルはこのような造りになっています。
トンネルの上部に車が走り、下部に人道。そしてその下にはさらに排水用の水路が設けられているみたい。
海面から深いところで60mほど下を通るトンネル内には、海底をあしらったであろうペイントがところどころあり可愛らしい。
この吸い込まれるような単調な一本道においてはちょっとした癒しかも。
全長780mもあるこのトンネル。時々距離のプレートが現れて自分の位置が分かるようになっています。
そうしてようやく県境へ!海中の県境を徒歩で渡るのは何とも新鮮な気持ちですね。
中間地点からはこれまでの緩やかな下りに代わって上りへと変化。
引き続きひたすら直進して門司側の出口へと到着しました。
もちろんこちらでもしっかりとスタンプをいただきました。
2つの図柄を合わせると、関門海峡をイメージした船とトンネルのイラストが現れますよ!
門司側では大きい方のエレベータに乗車してみました。
この昭和感あふれるエレベータボタン、久しぶりです。
門司到着!
下関側の入口には住居や店舗も多少ありましたが、こちらの下関側は何もなさそうです。
入り口を出た所からは関門橋がよく見えます。写真右手の建物があるあたりからこれだけの距離の海底トンネルを歩いてきたと考えると、結構長いトンネルであったなと感じられますね。
さて、ここから門司港駅まで引き続き観光しつつ歩いていきます!
観光地名 | 関門トンネル人道入口 門司 |
住所 | 〒801-0855 福岡県北九州市門司区門司 関門トンネル人道入口 |
電話番号 | 083-222-3738 |
URL | gururich-kitaq.com/spot/kanmon-pedestrian-tunnel |
営業時間 | 6:00~22:00 |
料金 | 歩行者 無料 自転車/原付 20円 |
ここからしばらく沿岸側の歩道、めかり街道を利用し、門司港駅へと向かいます。
道中には古くは「産湯井(うぶゆのい)」、壇ノ浦の戦い後は「平家の一杯水」と呼ばれるようになった井戸跡のレプリカがあります。
海よりも低い位置のこの井戸には海水が入ることも多かったようですが、塩気は無く、戦い中の平家平氏がそののどを潤したことがその名の由来なんだそう。
次に見えてくるのはノーフォーク広場。
これは北九州市(当時は合併前の門司市)と姉妹都市を締結しているアメリカのノーフォークをイメージして作られた広場なんだそうです。
公園付近からは門司の代表的な観光スポットの1つである、門司港レトロ展望室のある高層マンション「レトロハイマート」がひと際目立って見えます。
ちなみに近くには平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線のノーフォーク広場駅もあります。
ただ観光鉄道で本数も少ないので、狙っていかないと乗車は難しそう。
ふと警笛が鳴ったタイミングで海峡を眺めてみると、なんとも大型な客船が航行しているではありませんか。この豪華客船、奇しくもコロナ初期に感染者が出たことで有名になったダイプリことダイアモンド・プリンセスだったのです。
今やアフターコロナの時代。ダイアモンド・プリンセスの運行は既に運行は再開され、この先いくつかのプランは既に完売状態。
ダイアモンド・プリンセスは10万程度から比較的リーズナブルに10日程度の海外を含めた船旅が楽しめるので私も是非乗船してみたいところです。
さて、そろそろ門司中心部へと近付いてきました。
途中にはなんともりりしい顔立ちの猫ちゃんに遭遇!飼い猫か野良猫か分かりませんでしたが、誰かに餌を貰っていてご満悦の様子。
ようやく展望台もある観光スポットが集まったエリアに来ました。
ちなみにレトロハイマートのすぐそばにあるこのレトロな建物は大連友好記念館。実はここ十数年で出来た建物であり、その由来はロシア帝国が建築した東清鉄道汽船事務所なんだそうです。
中国大連との友好記念として建築されたのがこの建物ということでした。
こちらは正真正銘”レトロ”な旧門司税関。1912年(明治)に建築されたこの建物は昭和初期まで税関庁舎として利用されていたようです。
内部は吹き抜けになっており、開放感あふれる施設。
やはり旧税関庁舎と言うこともあり、こちらでは税関の歴史や業務を紹介するコーナーも備えられています。
3Fは関門海峡を程よい高さから望める展望室。行きかう船を眺めるのも素晴らしいひと時ですね。
観光地名 | 旧門司税関 |
住所 | 北九州市門司区東港町1-24 |
URL | (外部リンク)公式HP |
営業時間 | 09:00~17:00 |
撮影スポットになっているこちらはブルーウィングもじ。
ぱっと見は普通の橋なんですが、1日6回その橋が約60度上がる「はね橋」なんだそう。
橋が上がる時間は10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00と決まっているようなので、タイミングを合わせて行くのがよいでしょう。
ちなみに橋が閉じて最初に渡ったカップルは一生結ばれると言われており、なんともロマンチックな経験ができるかもしれません。
さて、時刻は10時ごろですが、昼頃には帰るつもりだったので後は小倉付近を少し観光することにします。
小倉付近で観光できると言えばまずは小倉城ではないでしょうか。そしてその最寄り駅である西小倉駅で下車。
駅前からまっすぐと大きな通りを歩いていくと数分で到着。
ちなみにその通りは小倉出身の作家である松本清張氏を記念して、「清張通り」と名付けられています。
小倉城でも宮本武蔵乗像がありました。「巌流島の戦い」で有名な巌流島は先ほど観光した門司にあるので一度行ってみましょう。
中にまでは入っていませんが、入場料は大人350円となっています。
観光地名 | 小倉城 |
住所 | 〒803-0813 福岡県北九州市小倉北区城内2-1 |
電話番号 | 093-561-1210 |
URL | (外部リンク)公式HP |
営業時間 | ・4月〜10月 9:00~20:00 ・11月〜3月 9:00~19:00 |
入城料金 | 一般/350円 中高生/200円 小学生/100円 |
城南側にある小文字通りを東進し、旦過市場を目指します。
旦過市場は皆さんご存じの通り、2022年に2度の火災によりその大半が焼失しております。
ごちゃっとした感じの雰囲気がよかったのですが、現在は大半が更地に。早く復興されることを願います。
旦過市場はJR小倉駅からも歩いてこれるくらいの距離。実際にモノレール駅からは小倉駅がよく見えます。
そして旅の最後に何を思ったか、スーパー銭湯に行って来ました。
旦過駅から2駅の片野駅ちかくにある、こちらの華の湯片野店。それほど大きくないスーパー銭湯ですが、ゆったりと足を延ばして浸かるお風呂は最高ですね。
早朝起きで少したまった疲れが解放されたようです。
さて、スーパー銭湯でさっぱりし、最後に小倉名物をいただいてから大阪に帰ることにします。
場所は変わって北九州モノレール平和通駅近くにある「小倉鉄なべ 総本店」へ!
メニューは色々あり、ランチ用のメニューもあったりするのですが、ここはシンプルに鉄なべ餃子とビールを注文します。
単品ですと2人前から注文可能。
しばらく待つとアツアツの鉄なべに餃子が敷き詰められて出てきました。焼き目もしっかりついて食べる前から美味しいことを確信。
この組み合わせ、シンプルかつ最強だと思いませんか?
私はこれだけで永遠に食べて、飲んでを続けられる自身があります。
1人前は8個入りなので2人前で16個もあるんですが、1つ1つは小ぶりなので余裕です。
そして外はカリカリ、中はあつあつジューシーな餃子でビールを一杯やったのでした。
飲食店名 | 小倉鉄なべ 総本店 |
住所 | 〒802-0006 福岡県北九州市小倉北区魚町2丁目3-12 |
電話番号 | 093-513-8033 |
URL | (外部リンク)公式HP |
営業時間 | 11:00~23:00 |
時刻は13時前ですが、大阪へ帰ることにします。今から帰れば夕方に大阪に着くので旅の疲れも残すことなく月曜日を迎えることが出来るでしょう。
小倉鉄なべの店からJR小倉駅は大した距離もないので徒歩でもOK。
このモノレールが建物に吸い込まれるようなJR小倉駅のビルが結構近代的で素晴らしいですね。
駅ビルには多くのお土産店があり、小倉のみならず福岡全体のお土産も購入可能なので大変便利です。
新幹線のきっぷはe5489で購入。普通に指定席を購入するよりも1,000円程安く購入することが可能です。e5489はJR西日本では欠かせないので是非下記も参考に。
▼1人から利用できるJR西日本のトクトクきっぷ
大阪までは約2時間!
0泊2日、フェリーで行く北九州・下関の旅はなんだかんだでグルメの旅でした。
下関名物のふぐや小倉名物の鉄なべ。北九州・小倉エリアは食事も楽しめるエリアであることが再確認できました。
今回は弾丸ツアーかつ、ノープラン旅でしたのであまり観光地は巡れませんでしたが、1泊2日でしっかり計画をすれば郊外の温泉なんかにも行けそうです。
また、移動手段としてのフェリーですが、やはりゆったりと睡眠がとれるのでコスパ最強の移動手段ですね。
特に今回の阪九フェリーのスイートクラスは最高に快適でした。
皆さんもフェリーを利用して九州旅行いかがでしょうか。
▼(外部リンク)大連友好記念館/門司港レトロインフォメーション
▼(外部リンク)旧門司税関/門司港レトロインフォメーション
▼(外部リンク)ブルーウィングもじ(はね橋)/ぐるリッチ!北九州市観光情報サイト
山口のガイドブック
福岡のガイドブック
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