この記事は 2020年08月09日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
日本最大の湖である琵琶湖。その中には3つの大きな離島があります。今回はその中の一つである多景島に行ってきました。
目次
多景島
琵琶湖には3つの島がありますが、以前そのうちの一つである沖島に行ってきました。
▼琵琶湖・沖島
今回は残り二つのうちの一つである、彦根沖の多景島(たけしま)に行ってきました。
昔は「竹島」と言う名前で、その名の通り竹が生い茂った島でしたが、江戸時代に向かいの荒神山から土を運び入れて植林しました。その結果今のように緑に囲われることになり、見る方向から多様な景色を見せることから同音で「多景島」と言い改められました。
行き方
最寄り駅は滋賀県のJR彦根駅です。そこから船の出ている彦根港へ向かいます。
彦根と言うと隣が米原でほとんどJR西日本/東海の境目です。大阪駅から彦根駅まで約100km、運賃は片道1,980円となるので何かお得な切符は無いかと探していると見つけたのがこちら、夏の関西ワンデイパス。
▼2020年度夏の関西ワンデイパス
こちらは関西の広い領域(JR)を3,670円で1日乗り放題になる素晴らしいきっぷです。もう1点青春18きっぷという選択肢もありますが、こちらの関西ワンデイパスは特急も別料金で乗車可能、そして1日単位で購入可能であるメリットがあります。
例年一年通して販売されている関西ワンデイパスシリーズですが、今年はコロナの影響で夏版の発売が遅れていました。今年はもうダメかと思っていましたが発売されたようで良かったです。
シャトルバス
乗り場
彦根駅からは無料のシャトルバスが出ています。今回はこちらのバスを往復利用したので快適でした。
こちらは西口を出たところ。バス停はこの駅前のロータリーを南に向けて歩いていきます。ちょうどこの画像の中心の車両が見えているあたりです。
バス乗り場は6番、南端のバス停です。
このバスに乗って彦根港まで。ちなみに乗っていたのは私だけでした。
オーミマリン/シャトルバス時刻表
バスは基本的に船の出航に合わせて設定されているので、下記サイト参考に。
彦根港
チケット購入
10分ほどで到着します。
このような小さな待合室。着いた時には一組だけ乗船客がいました。
窓口で乗船券を購入します。多景島上陸プランは通常1,500円なのですが、事前に予約をすることで1割引きになります。
乗船券は往復でもぎられるタイプなので、帰ってくるまで無くさないように。
▼オーミマリン/多景島
乗船
このような小型の高速船に乗って島まで向かいます。
船内部分はエアコンが効いており快適です。
2F部分は屋外展望デッキになっており、景色を眺めるの良いです。屋外ですが船が動くと風が強く吹き込んできますので、それほど暑くは感じないですね。
小さく見えていた島もだんだんと形が見えてくるようになります。
上陸
周回
上陸前に島の周りを一周します。
東側からの眺め。
南側からの眺め。
北西からの眺め。
桟橋
この小さな桟橋につけます。
一本道。上陸時間は30分なので手早く回ります。
見塔寺
桟橋を上がってまず見えるのは見塔寺の本堂です。
多景島全体はこの見塔寺(日蓮宗)の私有地になっています。
鐘楼堂/釈迦堂
江戸時代に鋳造された鐘。琵琶湖の離島にあったため、第二次世界大戦で供出されずに済んだようです。
こちらは釈迦堂。
石造七十層塔。
題目岩/日蓮上人像
この題目岩と日蓮上人像がある場所までは整備された一本道ですが、そこそこ険しい感じなのでお子さんがいると少し気を付けたほうがいいですね。そして謎の卵のからがあったりもします。
大きな岩が題目岩。手前が日蓮上人像
日蓮上人像。
本来ここには題目「南無妙法蓮華経」の文字が彫られていたのですが、2018年8月の自然災害でごっそり湖に沈んだそうです。今は文字の端っこのみが残るのみです。
誓いの御柱
誓いの御柱には、明治天皇の「五箇条の御誓文」が刻まれています。
高いところから市街地を眺めるのも良いです。
この日は日差しも強かったので、全て見て回った後は汗でびしょびしょでした。着替えは忘れずに。復路はエアコンの効いた船内の座席がベターです。
まとめ
30分と短い上陸時間ですが、小さな島なので十分に全てを見て回れます。
注意が必要な点が1つ。1日2本ある多景島行きクルーズで上陸できるのは15:10発の便のみ。
上陸チャンスは1日1回ですが大阪から気軽に行ける珍しい観光スポットとしてお勧めです。普通の観光としても、寺社仏閣の好きな方にとっても楽しめるのではないでしょうか。
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