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この記事は 2021年04月24日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
福井名物ソースカツ丼を食べたくて敦賀に行ったものの、目的を果たしてしまったので帰りは琵琶湖1周ルートで帰ることに。そして京都ではかねてより行きたかった京都鉄道博物館に行ってきました。
琵琶湖には実は3つの路線が走っていたりします。
2つは比較的わかりやすいんじゃないでしょうか。1つは京都線や琵琶湖線やら色々な別称をもつ東海道本線。そしてもう1つは今回敦賀へ行くために使ったサンダーバードが走る湖西線。
さて残る1つとは?下図をご覧ください。
ここで緑が東海道本線。紫が湖西線。そしてのこりの謎の路線が赤色の部分。
そう、ここ赤色の部分は北陸本線と呼ばれる路線です!
京都以西・以南の関西住民はこの赤色の部分へ行く用事がない限り、まずかかわりのない路線。北陸方面は特急で湖西線経由なので通らないし、名古屋方面も東海道本線で行けるので通らない路線です。
名古屋から北陸だと逆にこの部分を特急が走るので馴染みがあるかもしれません。
さて、その北陸本線ですが北陸と言う名があらわすように、日本海側の北陸の街と関西の玄関口(ある意味東海も)となる米原を結ぶ幹線です。
この北陸本線、実は昔米原から新潟は直江津までを結ぶ路線でした。これが先般の北陸新幹線開業により金沢まで新幹線が通ったことで、並行在来線区間となる金沢=直江津間は第3セクターへ移管されました。つまりJRの路線ではなくなったということです。
この時それまでは富山まで乗り入れしていたサンダーバードの終着駅が金沢へ短縮となりました。同じ理由で北陸新幹線が敦賀まで延長されると、(おそらく)敦賀まで短縮される悲しい運命が待っています。
合わせて青春18きっぷも敦賀から直江津まで利用できなくなるのも残念です。
出発/12:10 到着/12:45
前段が長くなりましたが、ここからは旅行記。目的のソースカツ丼も無事頂けたので大阪に帰ることにします。普通に帰るのも面白くないので、往路とルートを変えて反対側の北陸本線と東海道本線で帰ることにしました。
わずか1時間弱の滞在の敦賀。天気が良ければレンガ倉庫でも行ったんですが…。
この駅の案内板、よく見たらものすごいアナログな方法で表示されていました。これ、ホームかどこかの案内板を撮影して放送してますね。斬新…。
新幹線はまだ先ですが、新幹線ホームに向かう通路はほとんど完成しているように見えます。
しばらくすると特急しらさぎがやってきました。これに米原まで乗ります。
まあ普通の特急車両と言う感じ…。
フットレストはないですが、足元は結構広いので快適です。
帰りのループ線はしっかりループしました。
雨のせいでピンボケしていますが、手前が北陸本線下りで奥が小浜線。
少し木々の先に見えている湖は琵琶湖ではなく余呉湖です。
この余呉湖は人工的に琵琶湖につながっているそうで、もともとはどこからも、どこにも流れない閉鎖された湖だったらしい。
米原までは約30分程度。長浜を過ぎれば少しの間ですが、琵琶湖に近くなります。
出発/12:50 到着/13:43
米原に到着しました。
右に見えているのが名古屋方面から来た電車。左がこれから乗る電車。ここはJR西日本とJR東海の境界駅なので、両社の電車が向かい合います。
オレンジなのがJR東海っぽい感じ。
ここからは新快速です。
特急に乗りたいのですが、この米原=京都間は特急不毛地帯で1日数本しかありません。このうちの1つがレアな高山発大阪着の「ワイドビューひだ」。これを待っていると夜になってしまうので諦めましょう。ちなみにもう1つは早朝の「びわこエクスプレス」。
▼ワイドビューひだも乗った大阪=名古屋一筆書き
新幹線が行きました。関西1デイパスで特急は乗れますが、新幹線は乗れません。意外なところだと、大回り乗車なら利用できます。
普通に京都まではガラガラです。特急でなくても快適。
京都では乗り換え!
出発/13:53 到着/13:55
京都と言えば日本一長いホーム。この0番線と続きにある30番線を足すと558mなんだそう。
その向かいにあるのが山陰本線のホーム。ちなみに京都駅は山陰本線の起点駅。いつか山陰本線も制覇したいところです。
ここからわずか一駅の梅小路京都西駅へ向かいます。
一瞬で着きました!
わずか京都から一駅の梅小路京都西駅まで来たのは京都鉄道博物館に来るため。かねてより行きたいと思っていましたが、京都まで足を延ばす予定もなかったので行けずにいました。
ちょうど今回は寄り道にぴったりだったので訪問が実現!
どこか近未来的な雰囲気のあるエントランス、さっそく入場です。入場料金は大人1,200円なんですが、関西1デイパスがあれば10%オフです。
エントランスで迎えてくれるのは0系新幹線など。博物館だから近距離で見上げることもできるこの構図。
さすがに私は0系には乗ったことはありません。
私が子供のころにあこがれていたのはこの500系ですね!
物心がつきたころにテレビのCMで見た、この先頭車両が長いタイプ。いつか乗ってみたいとワクワクしていました。当時は「のぞみ」として活躍していたこの500系も、N700系の登場でいまでは山陽本線の「こだま」となっているようです。時代を感じますね…。
これは581系というらしいですが、同じような形の電車をよく阪和線(381系らいしい…)で見ました。
一般的な通勤型の電車ではなく特別な電車というのは当時もなんとなく理解しており、「この電車はどこまで行くんだろう?」と踏切で見るたびにワクワクしたものです。
踏切もあります。これは定期的に遮断機が下りてくるので「電車が来たら待つんだよ」とお子さんの情操教育にもいいかも。
あと非常ボタンも押せます。普段絶対やってはいけないことを体験できるのもいいところ。
押してみたいがためにお子様の後ろに並んだのは秘密の話…。
新幹線もハニカム構造を適用しているんですね。航空機にも利用されている技術です。
みどりの窓口の駅員さんが高速で操作している「マルス」。昔はこんな大型の機械だったようです。
左に見える穴が出発地や到着地になっており、そこに棒状のパーツを差し込んで操作していたようです。
改札の仕組みを理解しやすいように透明なパーツで覆われており、なおかつ処理速度も敢えて低速にしていますので切符の流れが良くわかります。
ダミー切符も良くできていており、二回通すと「ピンポーン」とはじかれるようになっているんです。
3Fのスカイテラスからは列車運行のシステムを見ながら、東海道本線を行き来する列車を眺められます。左手に見えている五重塔はおそらく東寺。
そして最後に行ったのは扇形車庫。日本でもここまで立ち入れるところはそれほど残っていないです。
個人的には一昨年訪れた台湾の「彰化扇形庫」が現役なので感慨深い所です。
▼彰化扇形庫
実際に動くSLへは大人300円で乗れますよ!
出口は旧二条駅。
京都鉄道博物館は今回紹介した以外にも色々と体験できるので是非行ってみてください!
出発/15:21 到着/15:24
1時間程度でサッと見学し、京都駅に戻ってきました。
京都駅ではデパ地下で夕食を自分用のお土産として買ってきました!デパ地下の総菜って魅力的ですよね…。ましてや京都…。
出発/16:00 到着/16:28
京都駅までは新快速。
本当は特急1本で帰りたかったのですが、間引き運転されているので時間が合わず…。しかたなく爆速新快速で大阪まで
出発/16:40 到着/17:40
最後は関空快速。
最近見るようになったこのピクトグラム。関空快速は大体紀州路快速とセットですが、これだとわからないですね。
本日最後の電車です。大阪環状線と阪和線を経由し関西空港線のりんくうタウン駅へ。
大正駅付近では京セラドーム。
天王寺からは短絡線を通って阪和線へ乗り入れ。
長居競技場。大阪の学生は運動会で使ったりしますね。
大和川を過ぎると堺市へ入ります。それにしても汚い…。
南に来るとさすがに緑の風景が多く。
日根野で関空快速と紀州路快速が分離し、こちらの関空快速は関西空港線へ。後一駅。
りんくうタウン駅到着!
No. | 出発駅(地) | 出発時間 | 到着駅(地) | 到着時間 | 実利用料金(円) | 参考料金(円) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 敦賀 | 12:10 | 梅小路京都西 | 13:55 | – | 1,690 | |
2 | 梅小路京都西 | 15:21 | 京都 | 15:24 | – | 150 | |
3 | 京都 | 16:00 | りんくうタウン | 17:40 | – | 1,850 | |
4 | 敦賀 | 12:10 | 米原 | 12:45 | 760 | 1,290 | しらさぎ58号指定席 |
小計 | 760 | 4,980 | |||||
繰越 | 6,120 | 7,150 | |||||
計 | 6,880 | 12,130 |
今回は関西1デイパスで行ける最北の地、敦賀へソースカツ丼を食べに行って、ついでに琵琶湖を一周し、京都鉄道博物館にも行ってきた話でした。
ほぼほぼ敦賀にソースカツ丼を食べに行くだけの目的で6,880円。何と贅沢な…。もちろん特急を使わなければ3,600円のみで大丈夫ですが。
琵琶湖は天気の良い日に行くほうがいいですね。雨だとあまり景色が楽しめません。そして今回米原=近江塩津間の北陸本線を利用したので(短くなった)北陸本線を制覇しましたよ。
京都鉄道博物館は見て触って楽しめる体験型博物館、大人も子供も楽しめる素敵な博物館でした。
関西1デイパスと言いながら北陸にも行けてしまうこのフリーきっぷは気軽にプチ遠出できるのでお勧めです。
京都のガイドブック
福井のガイドブック
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