【JR特急縛り】大阪から名古屋一筆書きの旅【旅行記】

和歌山
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前回紹介した通りのルートで一筆書き電車旅をしてきました。特急縛り条件で天王寺から紀伊半島をぐるっと回って名古屋へ向かい、そこから東海道本線で大阪へ戻ってきました。

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大阪名古屋一筆書き

前回は旅程を紹介しましたね。

今度は実際に旅行してきたので写真を交えて紹介したいと思います。大阪と名古屋を遠回りするだけなのに12時間を超える旅で、なおかつ大阪=東京間を越える距離なのでかなりの苦行です。

今回の趣旨は前回紹介したように全行程特急のみを利用する長距離片道(?)電車旅。

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a.天王寺=新宮:くろしお1号

天王寺

出発/07:54

さてさて、一筆書き出発到着駅の天王寺駅に来ました。ここから12時間以上に及ぶ大阪名古屋一筆書きの旅が始まります。

次に食事ができるのは4時間後の新宮。少し時間があったので天王寺駅の喫茶店「Tree cafe」でモーニングを頂き腹ごしらえ。

さっそく記念すべき1本目となるのは「くろしお1号」新宮行き。和歌山方面くろしお始発に乗れるのはどこか新鮮です。

ここに戻ってくるのは12時間後…。

くろしお1号はオーシャンアロー車両。

今は区別なく「くろしお」です。とは言え紙の時刻表では「オーシャンアロー車両」として表記される特別感漂う車両です。

車両の古さは否めないですが、十分なシートピッチは快適です。なおコンセントの設備はありません。

この天王寺=新宮区間は今回の旅程で最長区間で、終点までほぼ4時間と長時間。こんな時間あれば普通に東京行けますね。

紀勢本線(きのくに線)を走る車両らしく、津波時の注意書きがありました。

車両はまず和歌山まで阪和線を走ります。

30分も走ると中間地点となる日根野あたりを過ぎます。この写真の高架は関西空港線。はるかに乗るとこの高架を通って関西空港に向かいますね。

そして出発から1時間もするとやがて和歌山へ。

ここ和歌山駅から新宮駅まで、和歌山の端から端まで制覇します。

太平洋に面した和歌山。道中右手に見えるブルーやエメラルドグリーンの海は美しく、海岸線に出るたびに見とれてしまいます。

観光地として有名な白浜を出発したところ。この駅までは乗車率7割くらいと言った感じでしたがやはり観光地。どっと皆さん下車されて車両には3、4名を残すばかりです。

このように終点新宮駅まではがらがら。

こちらは本州最南端となる串本駅。そう言えば先日は本州ではなく、JR最南端の西大山駅に行ってきましたね。

▼西大山駅と指宿温泉旅行

串本を出ると国の天然記念物である「橋杭岩」が見えてきます。1km弱に渡って立ち並ぶ岩は橋の杭に見えることからこの名称が付いたようです。

ちなみにシートはこのくらい倒れます。

新宮

到着/11:49

そして終点新宮駅に到着。

下車する人は疎ら。

先ほどは後ろからの写真を撮ったので今度は前から。

この新宮駅はJR西日本とJR東海の境界駅。北部は米原、中部は亀山、そして南部の新宮駅です。

新宮駅付近を次の電車までの間ぶらぶら。さすがに休日の為かシャッターは降りていました。

可愛らしい猫ちゃんを見つけました。飼い猫なのか逃げだすことはありませんでした。

唐突に現る中華風の門。ここは徐福公園。徐福というのは中国からの渡来人で、ここ新宮にたどり着いたと言われています。この公園には徐福の墓があり、この門は1994年設置されたようです。

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b.新宮=名古屋:ワイドビュー南紀6号

新宮

出発/12:44

ここからは紀勢本線を走るものの、JR西日本からJR東海の管轄に切り替わります。

最近「(途中)下車印(とちゅうげしゃいん)」と言う物の存在を知りました。その名の通り途中下車する際押してもらえる印です。長距離切符は同じ経路を重複しない限り途中下車でき、その途中下車の証明として押す印で基本的には各駅に配置されています。

紀勢本線は有人改札なのでそもそも自動改札がないのですが、もちろん自動改札で通過することも可能。でもこの印をもらうには自動改札であっても有人改札であっても駅員さんに申し出ないと基本的にはもらえません。

そして駅員さんに申し出て頂いたのがこの印。他の駅の下車印とこの新宮駅の下車印が違うのはグラデーションがかかっていること。やはり境界駅であるからでしょうか。粋な計らいですね。

少し低めの天井のプラットフォーム。3番線から本日2本目の特急「ワイドビュー南紀6号」に乗車します。

ちなみに紀勢本線は新宮駅を境にJR東海側は非電化区間の為、やってくる列車はディーゼルエンジンで動く気動車になります。

ここから紀勢本線、伊勢鉄道、関西本線を経由し名古屋へ向かいます。

この気動車、以前にも乗車した「ワイドビューひだ」と同様の「キハ85系」と言う車両です。この車両は座席が通路より少し高く設定されているのが特徴ですね。

シートは十分なピッチで快適。そしてこちらもコンセント設備はなし。

前の席からテーブルが出てくるタイプ。

そしてこの日当たりの良さ!朝早かったこともあり、小一時間ほど暖かな太陽の光に照らされて爆睡。ディーゼルエンジンが奏でる独特な音とレールジョイント音が子守唄です。

赤羽川を過ぎるとやがた紀伊長島駅。この辺りで今日の旅程半分くらいです。

和歌山は山と海が楽しめる区間でしたが、三重は緑が楽しめる区間です。広大に広がる田畑の長閑な風景が見物です。

そして津駅へ。ここ津駅は日本一短い駅名なんだそう。

そしてこの津を過ぎるとこの列車はJRから離れます。それは津を過ぎると伊勢鉄道の路線に入るからです。元々国鉄の路線でしたが国鉄民営化に合わせて第三セクターへ転換されたようです。

不自然にスペースがあるのは元々複線を引けるように整備していたかららしいですね。

ブレブレですが鈴鹿駅を出発したところ。今回の旅程で唯一JRではない停車駅です。

鈴鹿を出発してすぐにJRの路線と再合流します。再合流後は紀勢本線ではなく関西本線。この伊勢鉄道の路線は名古屋=新宮間特急の短絡線となっています。

紀勢本線起点の亀山駅(津駅から少し西に行ったところ)を経由すると方向転換を余儀なくされ利便性を損なわれますが、こちらを経由するとダイレクトに名古屋方面へ乗り込めます。

関西本線に入ると名古屋までは近いですね。やがて名古屋駅近くのビルが見えてきます。

名古屋

到着/16:10

そして名古屋駅へ。

40分程度の乗り換え時間があったので少し途中下車。名古屋駅の下車印をもらいました。

今年初めての名古屋ですね。

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c.名古屋=岐阜:ワイドビューひだ15号

名古屋

出発/16:48

名古屋駅結構広いです。

今度は岐阜までの短い区間ですが「ワイドビューひだ15号」に乗ります。

列車に乗る前に少し早めの晩御飯で駅の立ち食い蕎麦屋へ行きました。

かき揚げと生卵入りのきしめんを頂きました。ここのてんぷらは直前にあげてもらえるので一層美味しく感じます。

食べ終わったころに来ました。ちなみに立ち食い蕎麦屋はひだが発着するプラットフォームの1つとなりのプラットフォームにあります。

行先は高山。

席は手前へ向いていますが、進行方向は逆方向。これは以前「ワイドビューひだ」記事で説明しましたね。

▼1日1往復の大阪発着ワイドビューひだ

この名古屋から岐阜にかかる生活圏は広大で、20分程の区間には住宅がひしめきあっていました。

そして列車は岐阜駅へ。

岐阜

到着/16:10

短い間お世話になった「ワイドビューひだ15号」はスイッチバックし高山方面へ向かいます。

ここでの乗り換えも時間があったので少し途中下車。今回最後の途中下車です。

ここ岐阜は織田信長ゆかりの地。金ぴか織田信長像が駅前に鎮座しています。

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d.岐阜=新大阪:ワイドビューひだ36号

岐阜

出発/17:43

さてここからまたレアな「ワイドビューひだ36号」に乗って大阪へ向かいます。

高山線から入線してきました。

ここで名古屋方面に向かう16号と大阪方面に向かう36号が解結します。

名古屋方面が一足早く出発します。

日の入りの時間帯。

乗車率は8割程度と言ったところでしょうか。人気ありますね。

新大阪までは岐阜から2時間ちょっと。真っ暗で何か全くわかりませんが米原駅へ到着。ここは北部のJR西日本とJR東海の境界駅。

1時間も走ると新幹線が向かいに見えてきます。

そして京都駅。ここまで来れば大阪までは目と鼻の先。

新大阪

到着/19:44

新大阪へ到着しました!

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e.新大阪=天王寺:はるか55号

新大阪

出発/20:00

そして最後の特急となる「はるか55号」へ!

お馴染みのキティちゃんラッピングのはるかです。

徹底的にキティちゃん。

新大阪を出ると東海道本線から外れ、梅田貨物線に入ります。

ここを通ると大阪駅を通ることなく大阪環状線に乗り込みます。写真で見えているのが丁度大阪駅のあたりになります。

天王寺までは15分程度です。

天王寺

到着/20:16

そして遂に帰ってきました!出発した天王寺!

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まとめ

今回は特急縛りで紀伊半島を経由し名古屋に至り、東海道本線で帰ってきました。

絶妙な組み合わせで実現した特急縛り電車旅、5本の特急で12時間をかけて1周。紀勢本線経由で回ると長閑な風景が多く、癒されるたびとなりました。

手段として電車を利用している普通の人には理解しがたいと思われる旅ですが、このような手段を楽しむ旅行もいいものです。ただ費用的な観点からは中々おすすめとは言えないのが残念です。

もうすぐ青春18きっぷが利用できる季節。今回に懲りずまた変わった旅行を考えたいと思います。

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