この記事は 2021年10月07日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
大阪を訪ねて三百里…。函館から大阪までひたすら日本海側を観光しながら電車で巡る旅。5日目は新潟から大阪まで。富山から一気に帰阪します。後半は金沢から大阪まで。
目次
この記事の旅程
14.金沢=加賀温泉
[2024/08/21 追記]
北陸新幹線が金沢から敦賀に延伸され、当該区間の在来線は第三セクターに移管されています。
JRのきっぷを通しで購入する場合(特に2社以上の他社区間を挟む場合)は新幹線を利用しましょう。
出発/14:48 到着/15:25
高岡あたりから再検討していた計画ですが、ここで決心しました。敦賀で途中下車して観光します。ただ、新高岡から敦賀まで通しで特急券を購入すれば、在来線部分の特急料金は半額になったのですが、今から買うと通常の特急料金ですが、何か損した気分
ここからはケチケチ作戦です。日暮れ前に敦賀について、特急料金も安く抑えられる駅はどこかと考えながら取り急ぎ普通列車に乗って大阪方面へと。
大阪あたりでも見そうなタイプでいよいよホームタウンに帰ってきた感じがしてきました。
粟津駅での長時間の通過待ち。ここで次の特急への乗換駅は加賀温泉と決め、すかさずe5489で特急券の購入をしておきました。JR西日本の範囲はこのe5489での予約は普通に買うよりも安く済ませられるのでおススメです。
朝からこのくらい晴れていたならば黒部渓谷鉄道のトロッコに乗れたのに…。
サンダーバードの通過を待って普通列車が出発。
青い空と緑豊かな大地を楽しみながら加賀温泉へ。
乗り換え時間は20分しかないですが、駅の近くにおいしそうなスイーツ店を見つけたのでちょっと立ち寄ります。
14-a.かがの湯ぷりん 加賀温泉スイーツ
その店は駅を出て西に徒歩2,3分の所にあります。
それがこちらの「かがの湯ぷりん」。たまたま加賀温泉当たりを調べていて見つけたおしゃれなプリンのお店です。
公式HPによると
地元加賀で採れた平松牧場の新鮮な牛乳と平岡養鶏場の新鮮な卵を使用した加賀産100%のこだわりプリンです。
出典:かがの湯ぷりん(公式HP)
とのこと。地元愛あふれる素敵なスイーツ店です。
可愛らしいビンにつめて販売されています。私は一番オーソドックスそうなカスタードプリン350円を注文。
プリンは時間がないので電車の中で頂きましょう。
店舗情報
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店舗名 | かがの湯ぷりん 加賀温泉スイーツ |
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住所 | 〒922-0424 石川県加賀市小菅波町1−55 |
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電話番号 | 0761-76-5001 |
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営業時間 | 10:00〜16:00 |
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URL | kaganoyupudding.com |
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15.加賀温泉=敦賀
出発/15:45 到着/16:41
敦賀まではサンダーバードで。さっそく先ほどのプリンをいただきます。優しい甘さの広がる味で美味でした。
内陸部分を走るので、海は見えませんが、ここも田園風景が楽しめます。
夕暮れも近い西の空は、青に混ざってオレンジ色が混じってきました。
もうすぐ延伸開通する北陸新幹線の高架を眺めます。今回の旅最後の途中下車駅となる敦賀は近い。
15-a.敦賀赤レンガ倉庫
敦賀駅で降りて、1時間の間に観光をします。ここで利用するのはレンタサイクル。駅を出て左手に見えるこの立体駐車場の1Fにあります。
JR西日本が運営するレンタサイクル駅リンくんとは違い、こちらは無人で利用できる代物。ただし事前にユーザ登録しておく必要があります。登録は下記サイトから。
▼(外部リンク)つるがシェアサイクル
電動自転車を本気でこいで10分くらい。敦賀港の近くにある敦賀赤レンガ倉庫にきました。左手にはJRの古い車両も展示されています。
車両の方は「キハ28」と言うものらしいです。この車両は旧国鉄で利用されていたもので、その後大阪市のアチハ株式会社の手に渡り、その後敦賀市が取得したようです。
このアチハ株式会社と言う会社、実は今回の旅で耳にするのは2回目なのです。先の直江津で訪れたD51レールパーク、そこで展示されているD51はこのアチハ株式会社の貸与なのです。
そんなアチハ株式会社が何をしているかを調べてみると、鉄道車両や航空機などの大きなものを輸送する会社のよう。意外なところで大阪と北陸、甲信越がつながりびっくり。どこか縁を感じました。
話を戻しましてこの赤レンガ倉庫、内部はカフェやショップが入る施設になっています。
2件のレストランと1つのカフェ。
奥には鉄道のジオラマ館があります。最終入館は17:00までのようで、この日は入れませんでした。
ここで食事も良いですが、敦賀以降は普通列車での帰阪を予定しておりますので今回はパス。
観光地情報
スクロールできます
施設名 | 敦賀赤レンガ倉庫 |
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住所 | 〒914-0072 福井県敦賀市金ケ崎町4−1 |
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電話番号 | 0770-47-6612 |
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営業日 | 09:30〜22:00 |
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定休日 | 水曜日(祝日の場合その翌日) 12月30日から翌年1月2日まで |
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URL | tsuruga-akarenga.jp |
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16-b.敦賀港付近
今回の旅は日本海と田園風景を楽しむ旅。ここ敦賀は最後に日本海を楽しめる場所となります。
この敦賀赤レンガ倉庫の目の前がすぐに港になっているので夕暮れの日本海を最後に望めます。この度幾度となく日本海と田園風景を見てきましたが、いざここが日本海が見られるのが最後、そして旅の終わりが違いので少しアンニュイな気持ちに。
夕焼けに照らされる赤レンガ倉庫も良い雰囲気です。
雰囲気は大事ですが、一方で電車まで時間もないという事実。敦賀までの帰路も急ぎ足で。ちなみに道路は自転車専用道が整備されているので車道も走りやすいです。
敦賀駅前はところどころ銀河鉄道999のオブジェがあります。何故そんなものがあるかと言うと、
敦賀市の将来都市像「世界とふれあう港まち、魅力あふれる交流都市敦賀」を目指し、現在市のイメージである「科学都市敦賀、歴史を引き継いだ港、並びに敦賀駅」と将来ビジョンを重ね合わせたキャラクター像27体を設置
出典:シンボルロード/敦賀市
前回ソースカツ丼の時も銀河鉄道999は知っていましたが、宇宙戦艦ヤマトもあるらしい…。これはそのうち全部見に行くかもしれませんね!
▼関西ワンデイパスでソースカツ丼を食べに行く話
16敦賀=大阪
敦賀=近江塩津
出発/17:49 到着/18:06
敦賀駅に急ぎ足で戻り、自転車を返して大阪方面へ。
エスカレータで見えるこの新幹線のルート。この旅でJR西日本範囲は糸魚川を除いて全て下車しましたね。行けなかった糸魚川は別の機会に行ってみたいです。なんでもフォッサマグナミュージアムなる施設があるんだとか。
さて、話を戻してここからは限りなく地味な道のり。日も暮れていますので外は真っ暗で何も見えない上に、ここから京都までは各駅と言う…。
播州赤穂行きなので、このまま乗っていれば大阪に着きますが、もともとサンダーバードに乗って帰ることを想定していましたので、乗車券は湖西線指定。近江塩津で乗り換えが必要です。
最後の最後に鳩原ループ線を1周したところで敦賀市内を見通せます。
ここまで共にした乗車券たち。函館駅で貰った乗車券入れはこのようにぼろぼろになってきました。時には乱暴にポケットに突っ込まれ、時には雨に濡れ…。旅の過酷さ(?)が感じ取れますね?
近江塩津=近江今津
出発/18:16 到着/18:34
何故函館駅で素直に米原経由の乗車券を購入しなかったのか…。そんなことは後の祭り。
この何もない近江塩津駅で湖西線方面の電車へ乗り換え。丁度一番右に見えるやつです。
先ほどの写真はiPhoneの補正でかなり明るくなっていますが、補正を押さえるとじっさいはこんなもんです。駅の明かり以外は割とマジでない…。
途中雨が降っていまいた。
近江今津=京都
出発/18:54 到着/20:01
何故京都まで行ってくれないんだ…。近江今津で電車を乗り換え。ここから京都までは1時間の長旅ですが、しばし乗り換え時間が発生します。
駅の外にはでませんでしたが、駅のすぐ傍に「女騎士館」というなんとも興味をそそる喫茶店をみつけてしまいました。ちなみにいたって普通の昔からある喫茶店でコーヒーが美味しくいただけるみたいです。
▼(外部リンク)女騎士館/食べログ
2022年1月、行って来ました。
次のはこの電車。これもだいぶ昔のやつですね。先般鹿児島から青春18きっぷで帰ってきた旅で、広島で乗りましたね。
▼青春18きっぷで鹿児島から神戸へ至る旅【4日目】
城端線や氷見線と同じくあれな感じ…。
日が暮れてからの電車旅が急につまらなくなるのは、まわりの景色が見えなくなってしまうから。
市街地は街灯りに照らされてまだ楽しめますが、郊外は灯りも少なく、ほぼ何も見えないという…。真っ暗な琵琶湖沿線を駆け抜けてやがて終点京都へ。
京都=大阪
出発/20:14 到着/20:42
そして京都駅到着。大阪までは電車で30分の距離。
時間があったので、この右手に見える駅弁屋で普通に晩御飯を買って帰る。
色々スキップして新大阪を過ぎたあたり。京都=大阪は頻繁に乗っている感じがしますね。そして淀川を渡ると旅の終わりの大阪。
大阪梅田の煌びやか街灯りに照らされて。
そしてここに函館から300里、1200kmに及ぶ長距離旅行は終わりを迎えました。
まとめ
今回は函館から大阪まで日本海経由で電車旅をし、その沿線の街や日本海、田園風景を楽しむ様子をお届けしました。
5日間で日本全国の約4分の1に相当する11府県を移動する忙しい旅でしたが、所々有名な観光スポットやご当地名物を頂ける美味しいどころ取りな旅でした。今でもスタートの函館に降り立った際は若干の肌寒さを感じたことを覚えています。
青春18きっぷのような格安旅行も良いですが、今回は普通の乗車券を購入したので特急も新幹線も乗れる少しリッチな旅です。少し長い休みを取れる紳士淑女の皆さんにはピッタリ。
たまには都会の喧騒を離れて、自然の楽しむ旅はいかがでしょうか。今回の切符の買い方は是非参考に頂ければと思います。
(ちなみに青春18きっぷでは新幹線には乗れず、また、北陸エリアは三セク天国なのでこのような旅ができません。参考まで。)
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