北海道は札幌を起点、稚内を終点とし縦断する旅、さらに北海道までは大阪/京都からフェリーを利用する長時間フェリーの旅。4日目は美瑛と富良野の観光。前編は美瑛観光。
目次
この記事の旅程
▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
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06.旭川=美瑛
ホテルで簡単な朝食を頂き、早速出発!
旭川駅前から1kmにも及ぶ平和通買物公園は歩行者専用道路。
果てしなく終わりの見えない道路に北海道らしさを感じます。
雲一つない青空で、この先の旅は幸先良さそう。
今回は富良野観光に便利な「ラベンダーフリーパス」(2,800円)を購入。
正直な所元は取れないのですが、これから乗車する富良野線は無人駅も多く、いちいち購入するのも面倒なのでこのフリーパスを利用します。
さっそく1番線の美瑛行きに乗車!
ローカル路線あるあるの1両編成気動車。
窓が汚いのもあるある(笑)。
列車は出発すると南に進路を取り、ここから北に向かう宗谷本線、東に向かう石北本線とは離れます。
うん、窓が汚いのであれなんですが、水田のある風景も楽しめますよ。
ここ美瑛までは約30分。さあ美瑛観光を楽しみましょう。
06-a.四季の情報館/美遊バスツアー申込
さて、美瑛観光ですが、正直いつもの自転車レンタルだけだと厳しいところがあります。
観光スポットが点在しており、それぞれの距離がかなり離れているからですね。
そんな時に是非利用したいのが「美遊バス」のツアー!
予約制ではあるのですが、当日に空きがあれば利用可能。それには駅前にある「四季の情報館」で申し込むことが必要です。
WEBでは前日に予約することができないので困っていましたが、電話すると親切に空き状況を教えていただけました。
もし予約する場合は下記からどうぞ。
▼(外部リンク)美遊バスチケット/美瑛町観光協会
https://www.biei-hokkaido.jp/ja/bus_ticket/
観光案内所を兼ねている「四季の情報館」ではお土産も購入可能です。
時期やコースにより料金は異なりますが、私が手配した7月の「青い池・花畑コース」は3,500円。観光にはバスでの周遊だけではなく、添乗員付きで名所案内もしてくれます。
午前出発のAコースは9:45に出発して12:50に戻ってくる所要時間3時間程度のプランです。
ちなみに「美遊バス」の”美遊”は”びゆう”と”VIEW”をかけているようです!
バスは一般的な4人掛けのバス。大きな荷物は四季の情報館のコインロッカーか、バスの格納庫に預けてしまいましょう。
観光地情報
観光地名 | 四季の情報館 |
住所 | 〒071-0208 北海道上川郡美瑛町本町1丁目2-14 |
電話番号 | 0166-92-4378 |
URL | (外部リンク)公式HP |
営業時間 | ・11月~4月 08:30~17:00 ・5/10月 08:30~18:00 ・6~9月 08:30~19:00 |
定休日 | 年末年始 |
06-b.白ひげの滝
駅前の丸山通りから見えるのは十勝岳。
白煙を吐く活火山である十勝岳は天気が良ければよく見ます。この日も若干霞んでいましたが少しその様子が見て取れました。
また、この通りの電柱は全て地下に埋設しておりますのでその景観も良好です。
青々とした田園風景が続き、色々な作物が見えます。
美瑛川を通過。そしてここは道道966号線。
丸山通りの交差点から1km程度の所にある先ほどの橋を渡ると8kmにも及ぶ直線区間!いかにも北海道らしいところ。
その道中からは様々な作物が育てられている様子が楽しめます。
黄金に輝く小麦など。これを刈り取るとあの麦稈ロールができるのですね。
2,30分走ると最初の観光スポット「白ひげの滝」へと到着。
なお、この辺りは新興の温泉が湧き出る白金温泉郷。
「この湯は地底から湧いたプラチナ(白金)ともいうべき尊いもの」と語ったことから白金温泉と名付けられました。
引用:びえい白金温泉とは/美瑛町観光協会
戦後にできたこの温泉の名の由来はこのようになっているみたいです。
ここから向かうのは白ひげの滝。
なお、こちらに見えている橋は川にかかっている橋ではなく「流路溝」に架かった橋。流路溝はかつて大災害をもたらした十勝岳の大噴火を教訓に、その噴火により発生する泥流を人工的に導くために整備されたものです。
そんな火山はここまでくると噴煙の様子が見て取れます。
一方こちらのブルーリバー橋は正真正銘川の橋であり、美瑛川に架かっています。
そのブルーリバー橋から眺められるのがこの「白ひげの滝」。まるでその流路が髭の様にみえることからその名がつけられています。また、岩の隙間から流れ出すこの滝は、潜流瀑という珍しい滝のようです。
またこの川はご覧の様に青みがかかっていることが特徴。
これはこの辺りの湧水が水酸化アルミニウムを多く含んでいることが原因であり、太陽光を吸収したり、反射したりで青み成分が多くみられるようです。
これはおそらくレイリー散乱やミー散乱の部類。
気になる方は下記の記事もご確認ください。
▼空が青いのはレイリー散乱、雲が白いのはミー散乱
空と川の青が映えますね。
ちなみに橋を渡った所には十勝岳火山砂防情報センターへの通路があり、十勝岳が噴火した際にはシェルターへ通じる重要な経路となっています。
さて、白ひげの滝と青い美瑛川の風景を楽しみましたら次はあの有名な「青い池」です。
観光地情報
06-c.青い池
白ひげの滝から程なくして到着したのが青い池。
幸いにして観光バスは他になく、比較的空いているようです。
先ほどの画像で高台の様になっている部分は約8,000個のコンクリートブロックが敷き詰められた土手。
実はこの土手、青い池の観光のために作られたものではなく、この土手が作られた結果できたのが青い池なのです。
この土手は先ほどの流路溝と同じく、十勝岳の停留を防ぐために造成された土手。これが出来た結果、大きな水たまりも発生し、それを青い池と呼んでいるのです。
そしてお目見えした青い池。何とも鮮やかなコバルトブルーであり、立ち枯れた白樺がよい味を出しています。
青い池の周辺に遊歩道が整備されており、その周りを散策可能。
美瑛川に面した部分からは少しずつ池から川へと流れ出ているようです。
青い池の風景は、美瑛川沿いの部分から眺めるほうが良さそう。
冬になると凍ったこの池はライトアップされ、それはそれは素敵なようです。
風景も良いですが、この土手には売店があり何ともインスタ映えしそうな商品が販売されています。
それがこの青い池にちなんだ青い商品たち。
青いきつねも可愛らしいですね。
青い池のミニチュアもあったり。
その中でも手軽に頂けるのが「青い池ソフトクリーム」(500円)。
ラムネ味でこの青いソフトクリームは青い池を背景にすると何とも映えますね!
青いきつねのクッキーも可愛らしい!
アイスクリームはバスには持ち込めませんので食べきってしまいましょう!
ちなみにこのあたり野生のキツネもでますが決して餌をやらないように。そして最も大事なのが絶対に触れないこと。
彼らはエキノコックスという、それは質の悪い寄生虫を持っており、これが人に感染すると肝臓に寄生し、重大な肝機能障害を起こします。
キツネと言わず野生動物にはむやみに触らないことが大事です。
ここでは前述の土手を形成するコンクリートブロックも見て取れます。
眺めの観光時間がありますが、見て回るとあっという間!
ツアーは次の「四季彩の丘」を目指します!
中編では色彩の丘からお届けしますね。
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