四国満喫きっぷで行く四国一周3日間の旅【1日目/徳島=宿毛】

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この記事は 2020年07月20日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。

四国の普通列車も特急列車も乗り放題な「四国満喫きっぷ」を利用し、四国を文字通り3日間で一周しました。大阪から最も近い徳島を起点終点として、基本移動でありつつも、観光名所や温泉を要所要所で回る電車旅です。

目次

概要

先日JR四国と九州が攻めたきっぷを販売していると紹介しました。

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紹介するにはやっぱり自分で使ってみないといまいち説得力に欠けるので使ってみることに。九州はともかく四国は大阪からも近く、四国に行くまでの費用もそれほど掛からないので、今回はJR四国の方の切符をチョイス!

旅程としてはあらすじの通り、四国満喫きっぷを利用して3日間で四国を一周する旅。徳島線、土讃線、土佐くろしお鉄道、予土線、予讃線、高徳線と、四国の路線を乗りつくします!

基本は移動で車窓を楽しむ旅ですが、乗り換え時間を利用して観光や温泉にもトライする旅ですので、モデルコースとしてもどうぞ。

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(大阪=徳島)

この部分は四国ではないのですが、四国への移動も旅の一部。

往路は高速バス、復路はフェリーを利用しました。

四国へ行くために電車を使えば岡山経由となり時間も費用もかかります。本当は往路もフェリーにしようかと考えたのですが、時間が中々会わないので、絶妙なタイミングかつ本数も多い高速バスで向かいます。

なんば駅のバスターミナルから出発なんですが、私自身なんば駅にそんなものがあったのを初めて知りました。

やや迷った結果、ターミナルにアクセスできるエレベータを発見。場所的にはなんばCityの西口付近です。ペッパーランチやココイチに面したところね。

こんな感じ。ホテルの入り口の前ですね。

時間になれば待機していたバスが入ってきます。

今回は阪急バスが運行する徳島バスを利用しました。内部は2×2構成ですが、結構ゆったりしている感じ。もちろんトイレ付(阪急の構成)なので急を要する場合もばっちり大丈夫。

うれしいことに各席携帯用の充電コンセント付き、なおかつ無料Wi-Fi付きなので何も気にすることなく調べ物できますね!

結局このバスターミナルの感覚がよくわからなかったのですが、出口が日本橋なあたりで理解しました。この出口の前よく通りますからね。

バスは湊町ICから高速に乗り、大阪駅の近くで一度降りますが、やや遅延しておりました。また雨も降っておりましたがこの時だけで徳島についてから帰るまではほぼ快晴でした。

ちょうど三ノ宮あたり。

明石海峡大橋を渡ります。この橋を渡るのはもう10年ぶりくらいです。

そして四国側では大鳴門峡。うずしおが見れるところですね。

大阪での遅れも取り戻し、約3時間で目的地の徳島駅前に到着。

旅が始まります。

徳島=大歩危

とりあえず電車に乗るまで1時間くらいあるので、その間にきっぷの購入と、昼ご飯を済ませてしまいます。

お値段は以前紹介した通り8,000円。これで私鉄も含め四国ほとんどの列車にのれるんですごくお得ですよね。

ちなみにこの時2日目でお楽しみ用の座席指定券を購入しておきました(四国満喫きっぷの対象外)。

昼ご飯は駅からほど近い、セルフうどん やま 徳島駅前店へ行きました。

かけうどん200円から色々あります。

釜玉を注文。サイズは小ですが、1玉あるので大きさには要注意です。

これに天ぷら二品を追加して500円ちょっとくらいだったのでリーズナブル。この旅でうどんはよく食べました。

腹ごしらえが完了し、時間になったので出発です。

徳島のターミナル駅である徳島駅ですが、自動改札ではなく有人改札です。ちなみに徳島には電車がないです。よってディーゼル音響く気動車(汽車)に乗っていきますよ。

と言うか四国で(JRの)電車が走っているのは伊予市から高松の間の予讃線だけですので、電車に乗るのは最後の日だけです。

記念すべき一本目は12:01発「剣山5号」。うーんボロイ。

この列車で終点の阿波池田駅まで。ちなみにトイレは和式なのでやや抵抗があります。

徳島線は別名「よしの川ブルーライン」という愛称がありますが、本当に吉野川沿いをひたすら西進します。天気が良くなってきたね。

気動車と言えど100km/h以上出てますので結構速く感じます。

乗り換え時間が少しあったのでぶらぶら。

駅前には商店街があります。普通の田舎駅って感じです。

もう少し晴れていればきれいな写真が撮れそう。

そして次は13:32発の「南風9号」。これまたボロイ…。

小歩危駅。こちらは特急が止まらない。次の大歩危駅で降ります。

途中下車1回目:大歩危/温泉

温泉への道のり

最初の観光地は大歩危。ここでは大歩危温泉に行きます。

祖谷のかずら橋への最寄り駅でもありますが、そちらは時間がかかりそうなのでパス。

向かっている温泉旅館が川の対岸にあるので、駅前から坂を上って橋を渡ります。

大歩危橋から南側を眺めた風景。こちらは国が指定する大歩危峡ではないですが、広義の意味では同じでしょう。天気が回復し、素晴らしい眺めです。

ここから北側に向かって徒歩。

途中道の駅があるのですが、ちょっとした展望台があり、こちらからは大歩危峡の南端を望みます。

そしてしばらく歩くと先ほどの写真にも見えていた旅館で、日帰り温泉でお世話になる「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」が見えてきます。

ちなみにこの時点で汗をまあまあかいています。嫌な方はタクシー使うのもありかも。

温泉/峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか

裏手の玄関から入りましょう。入ってすぐに受付があるので、日帰り温泉利用であることを伝えて料金を払いましょう。

浴室内を写すわけにはいかないので感想だけ…。

浴槽は室内と露天風呂があります。露天風呂はもちろん吉野川側に面していて、豪快な川の流れの音を聞きながら楽しめます。浴槽は普通のものとタル風のものがあり、どちらも快適。

一方室内側にはシャワー設備や岩盤浴設備があります。岩盤浴は別料金のようでした。シャワーは5台あるので足りなくなることもないでしょう。

更衣室と岩盤浴室前にはウォーターサーバを置いてあるのもうれしいサービスですね。ウォータークーラーではなく、上にタンクを置いて付け替える方式のため清潔です。

また、更衣室には16個のカゴと、18個の貴重品ロッカーがあります。貴重品ロッカーは財布や小物を入れるためだけのサイズではなく、小さめのリュックなら入りそうなくらいです。

設備は新しく、綺麗に掃除がされておりとても居心地のよい設備でした。日帰り温泉のみの利用ですが、おすすめできる温泉旅館です。

施設名峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか
住所〒779-5451 徳島県三好市山城町西宇1644−1
電話番号+81883841216
URLhttps://www.mannaka.co.jp/
入浴料金大人700円(中学生以上)小人350円(2歳児以下無料)
入浴時間12:00~最終受付20:00

温泉からの道のり

帰りも景色は一緒ですが美しいですね。川を見るとラフティングを楽しんでいるようでした。これはこれでいつか挑戦したいものです。

大歩危橋から吉野川と鉄道をセットで。

大歩危駅でしばし次の列車を待つことに。時刻表がぽっけに収まるサイズじゃない…。

大歩危駅では駅の構内にも展望台があり、こちらも良い景色が眺められます。

二か所ありますが、北側のほうが遮るものが少ないですね。これは先ほどわたってきた大歩危橋。

駅にはこんな面白いものもありますよ。

大歩危=高知

さて、次の列車は15:41発「南風13号」。先ほどの南風と同じ車両ですね。

しばらくは川沿い山沿いを走るのでこのような風景が続きます。

土佐山田駅を過ぎると街の風景が広がり、高知駅まではもうすぐ。

高知駅に到着。

アンパンマンのお出迎え。故やなせたかし氏が高知出身ということもあり、JR四国ではアンパンマン推しです。

高知駅には自動改札あるんですね…。

途中下車2回目:高知/観光

2時間くらいで軽く観光します。

高知にはこの路面電車である「とさでん」があるので”電車”があります。逆にこれを除いたJR、土佐くろしお鉄道、阿佐海岸鉄道はありません。

はりまや橋駅で乗り換えて、大橋通駅まで行き、そこから歩いて街並みを楽しみます。

乗り換えの際はこのような切符のようなものを貰います。これがあれば市内均一金額エリアであれば追加費用なしで乗り換えが可能となります。

ここから「ひろめ市場」へ。なお、高知城を下から眺めようと思っていましたが、すっかり忘れました。

ひろめ市場に来ました。

入り口ではマスクをしたねこちゃんがお出迎え。

中では、高知名産であるカツオをはじめとした海鮮素材や、飲食を楽しめます。ここで夕ご飯にしようと思ったのですが、いまいちシステムがわからずあきらめることに(聞けばいいのにね)。

そんな訳でひろめ市場を後にし、商店街をはりまや橋方面へ散策。

はりまや橋にきました。割と探すのに迷いました。

橋から水路を眺める。

はりまや橋からは高知駅の方へ向けて散策。こんな場所もあります。

ちなみに何だかんだで夕食はココイチになりました(笑)。ですが、店の中にはやからしてるおじさんがいて居心地が悪かったです。そしてアルバイトの男の子がかわいそうだった…。

高知橋。水面から橋が近すぎて怖いです。

そして高知駅に戻ってきました。観光と言えるかどうかは微妙なところですね。ちょっと寄ってみた的な。

ちなみにアンパンマン推しはJRだけじゃなかった。街中にはこんなベンチもあります。

高知=宿毛

ここからは途中下車もなく、日も落ちるのでかなり地味な旅になります。

日が暮れると景色も楽しめないので、あとは単なる移動。

アンパンマン列車ですね!

側面もしっかりアンパンマン。そんなアンパンマン列車は18:55発「あしずり11号」。ここから窪川駅を経由し、土佐くろしお鉄道の中村駅まで直通します。

ビルの向こうに見えるのは、すっかり忘れていた高知城の天守閣。

高知市から離れると田園風景がまた広がります。

暗くなると何も楽しくないですが、この時間は資格の勉強に充てることにしています。家では中々勉強しないのに、電車に乗ると何故か捗ります。学生の時も通学中の電車で勉強していましたからその名残ですかね。

1時間ほどでJR土讃線の終端駅である窪川駅に着きました。ここからは土佐くろしお鉄道の中村線。

ここまで来ると、高知駅ではそれなりに乗っていた乗客もほぼいなくなりました。

さらに1時間で乗換の中村駅に到着。

ちなみにアンパンマン列車の前方、グリーンシート付近は座席までアンパンマンな徹底ぶり。これはお子さんが喜びそうですね。あと高知駅出発と中村駅到着時のアナウンスもアンパンマンです。

ここからは特急ではなく、普通列車で宿毛駅まで向かいます。時間帯によっては特急も直通しています。ちなみに翌日乗ります。

もちろんワンマン。20:54発です。

そして乗客は私を含めて(たしか)最後まで2人。

宿毛駅までは30分。

この時間にもなると窓口も終わって無人状態です。

駅前もそうですが、比較的広い道路であっても街灯が少なく真っ暗です。ここから駅近く?のホテルに向かいました。

1日目旅程/時刻表

No.出発駅出発時刻到着駅到着時刻特急名通常乗車料金(円)通常特急料金(円)
1徳島12:01阿波池田13:16剣山5号1,6601,200
2阿波池田13:32大歩危13:51南風9号460330
3大歩危15:41高知16:39南風13号1,3001,200
4高知18:55中村20:49あしずり11号3,1001,620
5窪川20:54宿毛21:24(No.4に含む)
小計6,5204350
10,870

※自由席特急料金
※降車すれば通算しない

徳島のガイドブック

高知のガイドブック

Daisuke
SE/ソロトラベラー
得意分野:乗り物全般/一人旅

趣味とその延長で取得した旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

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