2023年のGW(ちょっと拡張)は中欧4か国(オーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア)を2週間で巡る旅。8日目、最後はプラハの高い位置から街並みを楽しみます。
この記事の旅程

▼この旅の一覧、費用のまとめはこちら。
09.プラハ
ヴィシェフラド

さて、8日目の観光も残りわずか。9日目の準備も色々と終えまして、最後に2カ所、景色の綺麗な観光スポットへ向かいたいと思います。

まずその内の片方ヴィシェフラドへ。
ヴィシェフラド(Vyšehrad)とは「高い城」と言う意味であり、実際に緩やかな上り坂を昇っていく必要があります。

少しずつ城壁っぽいところが見えてきましたね!

ちなみに私は城の南、ターボル門付近から城の方へと向かっています。

そして内側の門、レオポルドヴァ門へ。
聖マルティン教会のロトンダ

まず特徴的な建物が目に入ります。こちら「聖マルティン教会のロトンダ」という施設。
ロトンダとはドームのある円形状の建物のことを指すそうです。
文献によると、このドームについて述べられた最も古い時期は1396年にも及ぶそうで、その建物はプラハにある”トロンダ”の中でも最古の部類だそうです。施設の一部はプラハ城にある聖イジー教会に似ているものもあるそうで。

そこから数百年。その間には火薬庫として利用されたり、刑務所として利用されたりと数奇な運命を辿り、数々の修復も経て今に至るようです。

内部には入ることができなかったので次を目指します。
聖ペテロ聖パウロ教会

やがて特徴的な3つの塔が目立ち、このヴィシェフラドで中心的な存在の「聖ペテロ聖パウロ教会」が見えてきました。
このヴィシェフラドもプラハ城と同じく、”いかにも”といった城は存在せず、このような教会と執務室で成り立つようです。

ちなみにその教会の周りには日本の寺の様に墓所である「ヴィシェフラド民族墓地」も。

ここには19世紀、チェコの民族運動で活躍した人物の墓があるようです。その中にはかの有名な画家、アルフォンス・ミュシャの墓もあるそうで。
ちなみにプラハ本駅の近くにミュシャ博物館があったので行きました。撮影は禁止なので画像はないのですが…。

墓所を回り込んで正面に来ました。

こちらの建物は比較的新しく19世紀終わりごろに建てられたネオゴシック様式の建物。

なお、教会内部にはいるのは有料みたいだったのでチラ見。外からは無骨ですが、内側から見るとステンドグラスが美しそうですね!
街並み俯瞰

さて、先ほど紹介した通りヴィシェフラドとは「高い城」の意味。
よってブルタバ川の方向を眺めるとご覧の様に少し街並みを俯瞰できます。

チェコの少し古い街並みに異質ともいえる建物、ジシュコフのテレビ塔も。

異質と言えばこの高速道路と近代的な建物も何だか浮いて見えますね。

もちろんオーソドックスな街並みも美しく。
さてさて、ヴィシェフラドの景色を楽しみ、次はもう片方の高台…というか展望台へと向かいます。
ペトシーン展望台タワー

これから向かう「ペトシーン展望台タワー」は路面電車を乗り継ぎ、ブルタバ川の向こう。プラハ城のある辺りであるマラー・ストラナ地区にあります。
その道中、路面電車の渋滞というハプニングもありちょっとバタバタ…。

何はともあれペトシーン展望台タワーのあるペトシーンの丘の公園へとやってきました。

芸術ってのはいまいちわからないものもありますね…。(東側から)公園に入ってすぐの所にあります。
ケーブルカーが便利

丘の上にはもちろん徒歩でも行くことが出来ますが、効率よくいくならケーブルカーを利用しましょう。

24時間乗り放題きっぷであれば、このケーブルカーも有効のようです。
この時は短距離きっぷしかもっていなかったので追加で購入が必要でした。散々24時間きっぷを勧めているのはたまにこのような罠があるからです…。

60CZK、地味に高いんだよな…。

ここ麓駅である「Újezd」より頂上駅の「Petřín」へ。

短い乗車時間で頂上駅へと到着。

展望台はここから歩いて数分です。
チケット購入と階段

さて、展望台へと昇りたいと思います。
この展望台は19世紀に展示会向けにパリのエッフェル塔の1/5の縮尺で建てられたそうです。

展望台のみの料金は2023年7月時点で220CZKですので約1,400円くらい。
他にも公園内にある鏡迷路との共通チケットも売っています。

チケットの購入は展望台の1Fのカウンターでどうぞ。購入が済みますと、この右手から昇って行きます。

さて、この展望台、基本は徒歩で階段を上る必要があります。
高さは58.7mあり、階段の段数は299段…。

昇っていると壁がフェンスに変わってきますので高所恐怖症にはちょっと厳しいかも。

中間部分から眺めた風景。ここからでも素晴らしいのですが、最上階はさらに素晴らしい!

中間部分で少し休憩し、さらに階段を上に。まあまあ息切れします。
プラハの街を一望!

さて、これが最上階フロアから眺めた風景。
どうでしょう、かなり高い位置からプラハの街並みを一望できます。その高さはモデルとなったエッフェル塔と同じ高さなんだそう!

こちら、近代的な建物があるのは新市街ですね!

こちらは北方面の景色。

こちらに見えるのは朝に観光したプラハ城。左手には聖ヴィート大聖堂、右手に少し見えている塔は聖イジー教会ですね!

個人的にはこのブルタバ川の蛇行する景色が好きです。右端に見えているのがカレル橋。そして左手の奥はプラハにやってきたときにはじめて降り立ったホレショビツェのあたりです。
復路は徒歩で散策もあり

帰りは公園をゆったり歩いて帰るのもよいでしょう。

その道中ケーブルカーの線路の上から眺める景色も素晴らしいもの…。

頂上から麓までは徒歩で15~20分くらい。緑豊かな公園を散策するもの良いものですね。
さて、8日目の観光はこれで終わり。ホテルへ。
本日の夕食

本日の夕食は凍ってしまいました。
事前に購入していた夕食、ホテルの冷蔵庫が冷凍庫化しており、サラダがだめに…。

なので新しいサラダを調達してきました。

あとアルコールは無事でした。というかキンキンに冷えていて最強にうまかった!
ちなみにどちらも20CZKくらいなので約140円くらい。ビール大国のチェコ、ビールというかアルコールはガチで安いのでおススメ。その料金はほぼ日本の半分くらいです!
さて、9日目はプラハを旅立ち、同じチェコの南方にある街並みの綺麗なあの街へ!
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参考

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