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ツアーと個人手配は何が違うのか
ツアーの場合
普通、旅行をしたいと思ったときは旅行代理店のWEBサイトや店舗で「台湾三泊四日の旅!」のようなタイトルとその内訳、つまりホテルクラスや航空会社を確認して選んでいくことかと思います。
ツアーにもいろいろありますが、
・添乗員あり:要所要所をチャーターバスなどで効率よく回る
・添乗員なし:「終日フリー」のような感じで行先は自分で決める
の大きく二つに分かれると思います
いずれの場合も「航空券+ホテル」は確定しているのがポイントですね。
購入した時点で飛行機のチケットとホテルは決まっているので出発から帰国まで”最低限なんとかなる”というのがメリットです。
しかしながら宿が確定されているので、例えば一都市に滞在が限られている場合でその観光場所に飽きてきた場合でもあまり遠くに離れることができません。宿を起点に日帰りができる程度です。
個人手配の場合
一方で個人手配。こちらはツアーが滞在するホテルと航空券(航空会社)の組み合わせが決まっているのとは反対に自由にその組み合わせを設定できます。
こちらにも大きく二種類あり、
・1つの代理店で「ホテル選択+航空券選択」:所謂「ダイナミックパッケージ」
・複数の代理店で「ホテル選択+航空券選択」:完全な個人手配。それぞれを全く別の代理店で購入
があります。
ダイナミックパッケージは終日フリーのツアーにもう少し自由度を与えたようなイメージです。具体的には「航空券は安く済ませていいホテルに泊まりたい!」といった組み合わせを簡単に選択することができます。
ただし終日フリーのツアーと同様にホテルの拠点は絞られることになります。
一方でもう片方の完全な個人手配。ホテルは「A代理店、航空券はB航空会社」のような取り方をできます。これが私がいつも利用するパターンで一番自由度が高いです。ホテルが固定されることがないので、「明日はAホテル、明後日はBホテル」のような取り方ができます。
デメリットとしては後述します。
結局どれがいいの?
あなたがどのような旅行を望むのかによります。
私が考える基準としては…
- 全く英語ができない+海外旅行はほとんどしたことない
⇒添乗員付きツアー
- 簡単な英語で会話ができる+海外旅行はほとんどしたことない
⇒添乗員なしツアーorダイナミックパッケージ
- 簡単な英語で会話ができる+海外旅行は何度もある
⇒完全な個人手配
が良いのかと思います。
1の方法(英語離せない+海外旅行頻度低)
言わずもがなです。先ほどの通り添乗員さんがいるので英語が話せなくても通訳してくれるし、観光名所を効率よく巡ってくれます。
一番海外滞在時のリスクが低いと言えるでしょう。
2の方法 (簡単な英語可/海外旅行頻度低)
色々自分の足で回りたい、あるいは「団体行動が嫌だ!」と言う方はお勧めです。
ただし現地で自分自身で交通手段を見つけたりレストランに入る必要があるので簡単な英語は話せる必要があります。ここで言う簡単な英語というのは中学~高校レベルの英語と思ってください。
私自身「少し英語が得意」くらいのレベルですが、致命的に困ったということはありません。
多少自由行動時に不具合が発生するかもしれませんが、宿まで手配できているのでそれほどリスクはないと思います。
3の方法(簡単な英語可/海外旅行頻度中・高)
これが私がよくやる手順です。
最大のメリットはホテルと言う名の拠点に拘束されないことです。
なんだったら毎日違うホテル、つまり移動しながら旅ができるということです。
リスクとしては移動しながらの旅をしたときに予定が崩れると手配したホテルまで移動できないようなことが発生する可能性があります。ヨーロッパだと交通機関のストライキが普通にあったり、オーストラリアで言えば土日に大きな鉄道駅で堂々と工事していたりしますので。
リスクはあるけど個人手配旅行がおすすめ
さんざんリスクについて記載しましたが、タイトルにあるように個人手配がお勧めです。
なぜならば一度の旅行でいろいろな場所を自由に巡ることができるから!
旅行に行くと色々な街並みを見てみたい私にしてみれば願ったりかなったり。もちろん有名な観光地も素敵ですが、海外の街並みを眺めるのが好きなので路地を歩いているだけでも楽しくなってきます。
そんな色々な街の美味しいところどりしたい人にはぴったり。それは一カ国の複数都市の場合もあるし、複数国ということも可能。
他には「今日は東京にいるけど、昨日の静岡はよかったなぁ。明日もう一回行こう!」みたいなことができますね。ただこれは毎日現地でホテルを取る若干エクストリーミングな取り方にはなってきますが…。
個人手配では旅行前に何を準備する?
これにもいろいろやり方はありますが、
事前にスケジュールを立てるのが好きな方
この順番が良いかと思います。もちろん行先に応じた(電子)VISAなどを取得しておく必要はあります。
日程中の経路に応じたホテルを事前に取っておけば楽ですね。まあこの取り方は予定通りに進まないといけないのでダイナミックパッケージにプラスアルファ程度の意味になってしましますが…。
ちなみに「行先(入国する空港と出国する空港)」という書き方をしたのは、入出国に必ずしも同じ空港を利用する必要がないからです。
先日の私の年末年始(2018-2019)の旅行も、
到着:クロアチア・ザグレブ/出発オーストリア・ウィーン
でしたね。
専門用語でこのような航空券の取り方をオープンジョーと言うらしいです。
スケジュールは現地で決めたい方
これが私がいつもするやり方。
行先(出入国する空港)だけ決めておき、あとは現地で決めていく方法です。
ホテルにかっこをしたのは、1、2日先程度の予定は立てていることが多いので、全日程の最初数日分だけホテルを取っていたりします。
あとは現地で少し先の予定を立てながら移動先に応じたホテルを順番に予約していきます。ちなみに例の年末年始は当日に取るというリスキーなイベントがありました。
大切なのは最終出発する空港に間に合うように移動すると言うことだけです!
自身の経験に応じて最適な方法を
私のお勧めは先ほどの通りですが、最後は自分自身との相談ですね。
無理をして個人手配でトラブルが起こった日には最悪です。アジアはともかく欧米に行くと日本人は基本いないですから助けてくれる人もいない前提でいたほうがよいですね。
もちろん本当に困ったときは日本大使館に行ってください!
また特に個人手配をしたからと言って料金が安くなるといったわけでもありません。
そのあたりも含めて検討し、楽しい海外でのひと時をお過ごしください。
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