【4日目中編B】富良野・美瑛ノロッコ号でゆったり富良野へ【旭川=富良野】

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Daisuke

旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

北海道は札幌を起点、稚内を終点とし縦断する旅、さらに北海道までは大阪/京都からフェリーを利用する長時間フェリーの旅。4日目は美瑛と富良野の観光。中編Bは富良野・美瑛トロッコ号。

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07.富良野・美瑛ノロッコ号/美瑛=ラベンダー畑

さて、前回の記事で紹介したように、美瑛の青い池や四季彩の丘を始めとしたいくつかの観光地をバスツアーで巡り終わりました。

ここからはさらに南の富良野に向けて旅しますが、乗車するのはこのような列車。

それは富良野・美瑛ノロッコ号。

非常にカラフルなこの機関車DE15が客車を引きます。

北海道を代表する作物の1つである小麦をイメージして塗装されている様子。小麦はそこかしこに配置されている麦ロール、つまり麦稈ロールの原料とも言うべきものですからね!

ノロッコというのはトロッコとのろのろをかけているようです。

機関車に比べて客車はぶどう色ので落ち着いた雰囲気になっています。

どちらも国鉄時代から走る年代物の列車。ここからはゆっくりと美瑛や富良野の景色を楽しみながら進行します。

なお、今回ラベンダーパスを購入し、この美瑛や富良野エリアを観光している訳ですが、この富良野・美瑛ノロッコ号の自由席には追加料金なしで乗車可能です。

車内には富良野や美瑛を体表するラベンダーも植えられていました。一方で内装はほぼなく、このような骨身むき出しな客車がトロッコらしさを出していますね!

今時LEDが当たり前な時代ですが、このような発熱電球も趣があって良いものです。

列車にはグループでの参加にもうれしいコンパートメント席も。

乗る便によっては旭川から富良野までの旅路ですが、車内にはトイレもございますので長旅になっても心配不要です。

暖簾にはここ出発点地点である美瑛の「四季彩の丘」をイメージしたであろう図柄が掲載されていました!。四季彩の丘については前回の記事を参照いただければその魅力が理解いただけることでしょう。

列車はゆっくりと富良野方面に向けて出発。

先ほどバスで渡って来た本通りと美瑛川掛かる赤い橋、そして青い川を左手に眺めることができるでしょう。

列車では乗車記念にこのような「乗車証明書」を頂けます。

列車からは緩やかな丘、つまり波状丘陵が続く美瑛や北海道らしさが感じ取れる風景が見られることでしょう。

お隣は美馬牛に到着。

ちなみに乗車している車両は客車であり動力はありません。動力となりけん引するのは先頭車のみであり、この車両はただただ引かれるだけで動力音がしないのもいいところ。

ではそれだけで快適かと言われるとそうでもないです。

具体的には冷房設備がないので、その道中多少は窓から風は入るものの、基本的にはそこそこ暑いのが難点…。

まあそういったところも許容してやらないと列車旅は楽しめません。

上富良野に到着。

美瑛駅から乗車し、下車するのはラベンダー畑駅なのですが、このラベンダー畑駅が中々レアな駅であることを先に伝えておきます。

上富良野から左手に大雪山系の山々の景色と田園風景、牧場風景を眺めていると目的のラベンダー畑駅はもうすぐ。

そして目的地に到着。

さて、ここでラベンダー畑駅一つ手前の西中駅の駅名標を紹介。

少し不思議に思いませんか?それはラベンダー畑駅も西中駅も隣の駅が「なかふらの(中富良野)」になっていること。

それは何故かと言いますと、下車したラベンダー畑駅が臨時駅であるから!

よくラベンダー畑駅の駅名標を見ていただくと「(臨)」の文字があることが分かります…。

臨時駅であるからして、その作りは非常に簡素。ご覧の様に工事現場で利用するような骨組みが駅の柵として利用されている程度に。

これは後日乗車する宗谷本線の糠南駅にも匹敵するような簡易具合です。

富良野方面はこのぶどう色の落ち着いた車両が先頭になっています。

この車両には動力がなく、後方に接続されている機関車がその能力を持っており、こちらには運転台のみ。いわゆる「推進運転」が見られます

一面畑が広がるこの駅で下車、列車を見送り次の観光地へ!

一応この臨時駅にも待合室はありますが、ごらんのように待合室と言いながら、なんとも言い難い設備…。

そしてここから向かうのは、まさにこの観光地のためにこの駅がるともいえる、ファーム富田

そこはラベンダー畑がとても美しいところ…。

次回後編にてお届けします。

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