四国満喫きっぷで行く四国一周3日間の旅【3日目/松山=徳島】

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Daisuke

総合旅行業務取扱管理者の資格持ち。
テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

得意分野:乗り物全般/一人旅

この記事は 2020年07月23日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。

四国の普通列車も特急列車も乗り放題な「四国満喫きっぷ」を利用し、四国を文字通り3日間で一周しました。この記事は3日目の旅行記です。

目次

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松山=高松

3日目は徳島駅まで戻る日。朝は少し涼しかったので松山駅まで徒歩で向かいます。

世にも珍しい路面電車と普通の電車が交差するポイント。通常ダイアモンドクロッシングと呼ばれる線路が直角に横断する不思議な場所です。線路はともかく、電線どうなってるんかな…。

昨晩取り忘れた松山駅舎。松山駅周辺は高架化事業が進んでおり、予定では2024年ごろに完了するのだとか。

新幹線って電車なんやで。先に電車走らそう。

松山は四国最大の都市ではあるものの自動改札はない。

朝食に駅でそばでもと思いましたが、開店は七時半から。

朝食は諦めて一本目の07:20発「いしづち8号」に乗車。ある意味四国に来て初めて電車に乗りました。

松山駅からは一気に四国第二の都市、香川は松山まで一気に通り抜けます。途中気になるポイントがありましが、これはまたそのうち行くことにしよう。

田舎と言えば田舎ですが、瀬戸内海沿いの街は住宅も多く、栄えているイメージです。

宇多津駅。

前3両は高松行きの「いしづち」、後5両は岡山駅の「しおかぜ」として解結します。

この先には瀬戸大橋があり、本四備讃線、通称瀬戸大橋線を経由し本州岡山まで続きます。

宇多津駅から高松駅まではすぐ。こちらも宇和島駅と同じく頭橋式のホーム。

瀬戸大橋が掛かる前は、本州と四国を連絡する宇高連絡船に列車を引き込むため、この先の高松港まで線路が伸びていました。瀬戸大橋が掛かったことで連絡船の役目も終わり、高松駅が正式に終端となり、このような形に落ち着きました。

途中下車6回目:高松/うどん

高松で時間を設けたのはもちろんうどんが食べたかったから!

駅のロッカーにリュックを預けて、徒歩で人気のセルフうどん屋に向かいます。ちなみに一番小さなサイズで400円。

ちなみに格安でレンタサイクルを借りられますが、初回登録に時間が掛かるんだそう。

どこに向かっているのかと言うと琴電片原町駅のすぐ近くまで行きます。

そして見えてきたのは「ゴッドハンド」。検索すると上位に出てくる人気店です。

店舗名ゴッドハンド
住所〒760-0034 香川県高松市内町4−1
電話番号+81878234501
営業時間10:00~15:00
17:00~20:00

うどんメニューはご覧の通り。セルフうどん屋なのでうどんだけは注文し、後のサイドメニューは自分でとる形式です。

釜玉を注文しましたが15分ほど待ちました。

シンプルな釜玉が大好きです。醤油をかけていただきます。

釜玉小380円、玉子天ぷら100円、ちくわ天ぷら100円、牛肉コロッケ100円で計680円。

とても美味でございました。

帰りはせっかくなので2駅だけ琴電に乗りました。

歩いて10分くらいの距離で190円。高い。

高松築港駅からは高松城 鞘橋が見えます。

高松城跡は玉藻公園として整備されているようです。

かわいらしい駅舎な高松駅に戻ってきました。

高松=板東

ここからは12:05発「うずしお11号」に乗って板野駅まで向かいます。

板東と言ってもピンとこないと思いますが、実は元プロ野球選手の板東英二がこの板東出身です。

私の目的は板東英二の出身地と言うことではなく、先日紹介した「バルトの楽園」と言う映画で出てきた第一次世界大戦のドイツ人捕虜収容所である「板東俘虜収容所」があった場所なんです。

そうです。聖地巡りです。

徳島に向かう高徳線の列車はまた気動車になってしまうのですが、謎の最新車両。各座席にコンセントまでついているハイスペック車両。

四国の特急にありがちな和式トイレではなく、洋式トイレなのもうれしいところ。

板東には特急が止まりませんので、手前の板野駅で鈍行列車を待ちます。

板東駅までは2駅の短い道のり。

途中下車7回目:板東/ドイツ関連

ものすごいレトロな駅舎。向かう板東俘虜収容所跡までは住宅街で地味なので端折ります。

跡地に向かう前にはバルトの楽園のロケセットもあります。こちらは映画ロケセットを移築させたものなので、実際のロケ地とはことなります。まあロケ地が板東であることには変わりないですが。

施設の中に入れないのが残念です。

ロケ地移設地から少し北上すると本当の跡地が見えてきます。今は遺構を残しつつも公園として整備されています。

入り口には跡地にどのような施設があったのかを説明する案内板があります。英語を差し置いてドイツ語案内であるのも縁の深い地であるからでしょうか。

一部の遺構が残されています。

要所要所に案内図があります。それほど広くないのですぐに見て回れます。

跡地を後にし、板東駅方面へ向かいます。

途中四国霊場第1番札所である霊山寺に立ち寄りました。

意外と地蔵のところに投げ入れるのが難しい。小銭使い果たした結果、一度も入れることはできなかった…。

板東=徳島

板東駅に戻ってきましたが、徳島方面への鈍行列車が1時間以上待たないといけない。時刻表で調べた結果、一旦板野駅に戻ることで時間短縮できることが分かったので高松方面への電車に乗りました。

再び板野駅。また特急うずしおを待ちます。

14:01発のうずしお15号で徳島駅に着きました。

(徳島=和歌山)

徳島で眉山に行こうかな。と思っていましたが、想像以上に疲れたので予定を早めて大阪に帰ることにしました。

帰りは格安な南海フェリーで帰るので、バスに乗っていきます。バスは6番乗り場。

南海フェリー乗り場まで乗っていたのは私だけ。

正面玄関。

萌えパネルのイラストにやや時代を感じる…。

土産屋や飲食店はコロナの影響で終日しまっているので、徳島駅で済ませておくのが良いでしょう。

窓口で乗船券を購入するのですが、普通の乗船券ではなく「好きっぷ」を購入します。

「好きっぷ」の良いところは、通常のフェリー運賃と同額の2,200円でありながら、そこに南海電鉄の乗車券が付くところです。

▼好きっぷ/南海フェリー

南海フェリー株式会社
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乗船券が完全に電車の切符。どちらも南海だからできるサービスですね。

2階が徒歩乗船の待合室になっています。フェリーへは出発15分ほど前から乗船できます。

フェリーが入港してきました。

渡り通路から乗船。

日中のみ利用可能な展望デッキ。

エンジン始動かな。不完全燃焼してますね。

出航。

外にも座席がありますが、この時期は夕方と言えど暑いです。

室内はエアコンが効いているので快適です。

室内は後方にこのようなリクライニングができるタイプの座席。

前方は絨毯タイプの寝ころべる座席。こちらは深夜便に乗船するときは利用したいところ。

さらに前方には有料のグリーン席があります。

船内売店はしまっていますが、カップヌードルは食べられる。

2時間程かけて和歌山港へ。これは到着10分前くらい。

和歌山港付近の工場が見えてきました。

着岸しました。

(和歌山港=大阪方面)

南海フェリーは和歌山側で南海電鉄と接続する鉄道連絡船。

港から駅への渡り廊下。

この和歌山港駅から和歌山市駅まで1駅の「和歌山港線」。フェリーに乗らないと絶対に利用しない路線。

そしてなぜか加太線で走っている「めでたい電車」がやってくる…。

最後に和歌山市駅で乗り換えて、自宅の最寄り駅まで帰ります。

3日目旅程/時刻表

18,980円お得!

(27,510 – 8,000[四国満喫きっぷ] -530[指定席券] )

No.出発駅出発時刻到着駅到着時刻特急名通常乗車料金(円)通常特急料金(円)
1松山07:20高松09:46いしづち8号3,5602,200
2高松11:05板野11:58うずしお11号1,3001,200
3板野12:12板東12:18(上記に含む)
4板東13:28板野13:34210
5板野14:01徳島14:15うずしお15号360330
小計5,4303,730
9,160
1+2+3日合計27,510

※自由席特急料金
※降車すれば通算しない

まとめ

3日目は体力尽きて早々に帰ってきましたが、3日あればとりあえず四国一周はできました!

今回の旅で掛かる通常の乗車料金と特急料金を積算すると27,510円ですが、実際にかかったのは8,000円のみ!しまんトロッコ号の指定席券は例外なので一緒に除いて、四国満喫きっぷを利用すれば18,980円もお得であることがわかりました。

ポイントとなるのはやはり本数の少ない予土線ですね。ここをどのタイミングで乗り切るかによって予定の微調整が必要かと…。

あとは時間調整しつつ、温泉であったり観光地を合間に挟んでいけば、移動の多い旅行ですが楽しめます。

青春18きっぷの1日当たりとほぼ同額でありながら、特急や三セクまで使える、言わば四国限定の強化版青春18きっぷです。

電車で行く、四国旅行はいかがでしょうか。

▼四国満喫きっぷ紹介

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