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この記事は 2020年09月22日 に作成された記事です。最新の情報もご確認ください。
沖縄に到着して2日目、本格的な観光スタート!南城市の景色の良いスポットに行ってきました。車社会な沖縄ですが、ペーパードライバーな私はレンタカーではなく、路線バス+自転車で巡りました。
ゆいレールが走っているのは那覇市や浦添市の一部の地域のみ。基本的にはやはり車社会であることに変わりがないので観光にはレンタカーが必要です。ただ普段運転しない私はとてもじゃないですがレンタカーなんて借りれないので代替案を考えました。
その結果、見つけた案が「路線バス旅」です。
端から端まで100km以上ある沖縄ですが、実は路線バス網が沖縄全域に張り巡らされています。特に南部は路線網が細かく設定されていますので、いろいろなルートを検討できます。
今回はそんな路線バス旅に便利な、2,500円で買える「沖縄路線バス周遊パス」を購入し、南部の景色が綺麗なポイント+那覇市内の観光をしてきました。
▼沖縄路線バス周遊パス
何はともあれ那覇バスターミナルへと向かいます。最寄りは旭橋駅ですが、一駅だけ乗るのもあれなので、ホテルから歩いていきました。
バスターミナルの内側のロータリーになっている部分にバス各社の窓口があります。こちらで周遊パスを購入。このパスでは琉球バス、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの一部例外を除く路線バスに乗車可能。なのでどこの窓口でも買えるかと。
パスを買える場所はほかにも色々ありますが、こちらの窓口は9時から開いているので、当日買うのならターミナルであるこちらがお勧め。
ちなみに県外からの旅行客のみ購入可能。窓口ではおばちゃんがジョークを交えつつ注意点を説明してくれました。
本当は定食屋で朝食にしてからバスに乗る予定だったんですが、このコロナの影響で時短営業していることが判明。やむなく待合スペースに併設されているファミリーマートでタコライスを購入し、朝ごはんとしました。(その定食屋はちゃんと夕方に行きましたよ!)
まずは338系統のバスに乗って終点の斎場御嶽まで向かいます。正規運賃なら850円(あと1650円…)です。
当たり前ですが路線バスなので下車ボタンがあります。
1時間ほどで到着。降りたところには斎場御嶽の入場券券売機や土産屋があります。
そしてこちらで電動自転車のレンタルができるので、ちょうど画像中央の観光協会の窓口へ行きます。
▼がんじゅう駅/レンタサイクル
念のため行く前に予約がなくてもレンタル可能か確認したところOKとの回答を貰いました。
レンタル費用は2時間500円、5時間700円です。とりあえず滞在時間は未定で、なおかつ超過料金(1時間100円)を払う形でも良いと仰っていただいたので2時間で借りました。
施設名 | 南城市観光協会 |
住所 | 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅541 |
電話番号 | +81989484660 |
URL | https://okinawa-nanjo.jp/ |
営業時間 | 9時~18時 |
綺麗な海と空が広がりますね!
最初に向かうのは少し標高の高いところにあるニライカナイ橋。電動自転車はやはり上り坂も楽々。ただし気温が30℃くらいありましたので汗は止まりません。
観光協会のお兄さんが「吉富の交差点で右折」と教えてくれたので特に地図を見なくても行けました!
まずはカナイ橋。
既にここからでも良い景色。
カーブを曲がっているところあたりからニライ橋。これら二つを足してニライカナイ橋です。
トンネルをくぐるのですが、その上が展望台になっているのでそちらに向かいます。
やっぱり海が綺麗で南国ですね。濃淡分かれる海の境界線も良いです。
施設名 | ニライカナイ橋展望台 |
住所 | 〒901-1400 沖縄県南城市知念知念 |
ニライカナイ橋から西進すると最初の交差点で左折し、海手の方へ下っていきます。
途中分かりにくいですが駐車場あり。
車両通行禁止の看板があったので、一応自転車もアウトかなって思いましたのでここに止めておきます。
入り口には史跡の案内図。
入ると直ぐに少し急な下り坂になっています。
石垣が見えてきました。暗くてわかりにくいですが、石垣の左手が正門。
反対側はこのようになっています。
知念城跡は新城(ミーグスク)と古城(クーグスク)2つの郭(かく)で成り立っているんだって。
説明版が少なく、中々一人旅では中々歴史を読むのは難しいですね。
施設名 | 知念城跡 |
住所 | 〒901-1501 沖縄県南城市知念知念 上田原 |
知念城跡を後にし、再びがんじゅう駅の方へ戻って訪ねたのは知念岬のある公園です。こちらも素晴らしい景色のポイント!
広い駐車場の端っこに自転車を止めておき、公園へ行きましょう。
公園は岬のほうまで続いていますが、一段上から眺めるほうがより雰囲気がよいです。
記念碑があるので、よく見てみると「閉村」記念碑でした。この辺りは2006年に4つの町村が合併時、南城市となったので、この岬のあった知念村(ちねんそん)の思い出です。
ちなみに調べてみたところ、南城市になっても一部を除き字名の頭に旧町村名が付くようになっており、旧町村がどこであったかわかりやすくなっています。
たとえば「がんじゅう駅(南城市観光協会)」は”知念字久手堅”なので同じく知念村にルーツを持つことがよくわかります。
丁度この画像の場所である、岬に至る橋の部分は半島を突き抜けるように涼しい風が吹いていますので、気温は高いもののすごく気持ちが良いかったです。
ここまで電動自転車を利用したにも関わらず、汗でやばいことになっていた私のTシャツがかなり乾きました。
上空にはパラモータが気持ちよさそうに飛んでいました。ちなみに1万円で乗れるようですよ!
施設名 | 知念岬公園 |
住所 | 〒901-1400 沖縄県南城市知念久手堅 |
またがんじゅう駅の交差点のところへ戻ってきました。ちょうど昼食に良い時間だったのですぐ近くの「イーストキッチンあがりすむ」でいただきました。
落ち着いた店内です。
ここはやはり沖縄料理が食べたかったので、なーべーらー(ヘチマ)定食(800円)にしました!沖縄に来て以来、初めての飲食店で食べる沖縄料理です(笑)
結構なボリュームがあります。味噌汁代わりのソーキそばですね~。飲み物はさんぴん茶をチョイスしました。
さんぴん茶はジャスミン茶の一種。もともとジャスミンの香りが苦手で好きじゃなかったんですが、台湾や香港で飲みまくっていたせいでしょうか?いつからか好きになっていました。
食感的には何でしょう、ナスっぽいですね。まあ同じウリ科だし…。癖がないので非常に食べやすかったです。
店舗名 | イーストキッチンあがりすむ |
住所 | 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅 |
電話番号 | +81989880198 |
営業時間 | 11時~18時 |
最後に国の史跡でユネスコ世界遺産でもある斎場御嶽(せいふぁうたき)へ行きました。
斎場は「最高位」を意味し、御嶽は「聖地(祭祀施設)」を意味します。
時系列的には昼食前にがんじゅう駅で入場券を先に買っておきました。
入場料は大人300円。
売店入り口前の自動券売機で購入可能。
ついでに水分補給がてら、謎の柑橘系ドリンクを購入しました。うまい!
またもや緩やかな登り道ですので電動自転車が大活躍。途中の店はしまっていました。コロナの影響か、平日であったためかは不明です。
老人ホームを過ぎたところに入り口があります。手前には駐輪場もあります。
神聖な場所ですので注意事項を守りつつ観光します。
こちらは久高島遥拝所。神聖な島である久高島を望みます。
順路に従って通路を進みます。整備はされていますが段差があったり、濡れていたりするので注意しないと滑りますよ。
大庫理(ウフグーイ)と呼ばれる祈りの場。
途中水たまりがありますが、これは先の大戦中に砲弾が撃ち込まれてできた穴に水がたまったもの。沖縄戦が如何に過酷であったかを物語っています。
寄満(ユインチ)と呼ばれる国王の料理を作るための厨房であった場所。当時ここには海や山の幸が集まったようで、それが「豊穣の寄り満つる所」と名の由来となったようです。
三庫理(サングーイ)とチョウノハナと呼ばれる神域。一番有名な場所ではないでしょうか。
通常はこの下をくぐることもできるのですが、このコロナの状況にあって三蜜を避けるために現在は閉鎖されているようで残念でした。
ここを抜けると久高島を眺められる場所につながっているようです。
シキヨダユルアマガヌビーとアマダユルアシカヌビーの壷。画像には映っていませんが、2つの壷の真上にはそれぞれ鍾乳石が垂れさがっており、そこから聖なる水(水滴)が壷に落ちてきます。
この他にもウローカーと呼ばれる神域もありますが、残念ながら通行止めです。ガイドなしで全てを回れば所要時間は30分くらいでしょうか。
南城市の観光スポットとしては斎場御嶽が最後です。
施設名 | 斎場御嶽 |
住所 | 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅455 |
電話番号 | +81989491899 |
URL | https://okinawa-nanjo.jp/sefa/ |
営業時間 | 3月〜10月 9:00~18:00(最終入館17:30) 11月〜2月 9:00~17:30(最終入館17:00) |
休館日 | 2020年6月21日(日)~6月23日(火) 2020年11月15日(日)~11月17日(火) 2021年6月10日(木)~6月12日(土) 2021年11月5日(金)~11月7日(日) |
斎場御嶽から少し海手に下ったところに雰囲気のよさそうなカフェがありました。
ちょっと隠れ家的な雰囲気も漂います。
実際個人宅で開かれているカフェで、住居の一部をカフェにしているそう。
丁寧に手入れされた庭ににある座席からは、神聖な島である久高島を眺められるおしゃれカフェです。
メニューはこの通り。食後でしたのでデザートとしてかぼちゃチーズ、水出しコーヒーをいただきました。
沖縄民謡っぽい音楽が流れており、落ち着いた空間。ただしこの時期は本州で聞いたことのないセミの鳴き声も混ざってきます(笑)
優しい味わいのケーキでした。
当たり前ですよね。店を利用しないのに撮影だけする人はこの上なく迷惑です。良識をもってご利用くださいませ。
店舗名 | 海のイスキア |
住所 | 〒901-1400 沖縄県南城市知念久手堅267 |
電話番号 | +81989483966 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 水曜日 |
南城市を後にし、那覇へと戻ります。
少し待ち時間があったのでバス停付近をうろうろ。
バスのルートはGoogle mapで検索して利用しているのですが、やってきたバスが南城市の市内バス(B1右:ニライカナイ橋・つきしろ線)で周遊パスの対象外だった…!
でも次のバスまでは時間があるし、乗り継ぎのバスはパスの対象っぽいので300円を払って乗りました。
乗り換えは南城市役所近くの「下親慶原」と言うところだったんですが、バス停のある県道137号線を少し北上すると、眺めの良いところがあるとガイドブックに書いてあったので行ってみました。
ご覧の通り、北方面を望むと南城の市街地が俯瞰できる良い場所でした。多分奥の方雨降ってますね…。
10数分の待ち時間の後、309系統のバスに乗って次の乗り換え場所である真和志小学校まで向かいます。運賃は610円(あと1040円…)。
短い乗り換え時間で撮影スポットまで走ったのものだから、汗が噴き出していたんですが、バスのエアコンが少し弱めで中々ひかなかったです。せっかくがんじゅう駅のトイレで一度着替えたのに残念…。
バスは那覇の中心に近づくまで私一人貸し切りでした!
ここから2系統のバスに乗り換えて、識名園まで!運賃は那覇市内線が一律240円(あと800円…)。
識名園に到着。実は遠回りしています。というのもできるだけ徒歩が少なくなるようにルートを工夫したからですね。
あと沖縄のバスのシステムが旅行者には結構わかりにくいです。普通と言えば普通なんでしょうけども、乗り方・払い方が
・前乗り前降り後払い
・前乗り後降り先払い
・前乗り後降り先払い
が混在しているのでちょっとややこしいです。
こちらも世界遺産の識名園。この日那覇の観光最初にして最後となります。暑いと体力が根こそぎ持っていかれるので夜遅くまでの観光がまあまあ体力必要ですね。
入場料金は400円。
入り口付近で寝ころんでいる猫ちゃん。全然逃げないうえに触らせてくれました。
識名園と言うのは琉球王家最大の別邸。王家の保養であったり、外国使節の接待に利用されていた邸宅になります。まあ簡単に言えば迎賓館。
この番屋は今でいうところの守衛室ですね。
この御殿(うどぅん)は用途に応じた15の部屋からなっており、明治大正時代に増改築が行われたようです。ただしこの識名園自体、先の大戦で壊滅してしまいましたので戦後の再建(復元)になります。
御殿の前に広がるのは琉球庭園。池の中心にあるのは六角堂です。
こちらは勧耕台と呼ばれる展望台。沖縄県南部を一望できる展望台になっています。
まだ明るいですが、これで2日目の観光は終了です。この後はまた2系統のバスに乗ってホテル近くの県庁前まで。
周遊パスを購入しましたが、結局1,940円分しか利用しませんでした。具体的な行き先が決まっているのなら都度支払ったほうが安いですし、私のように予定がはっきり決まってない人や、都度購入が面倒な方は周遊パスでもいいですね。
施設名 | 識名園 |
住所 | 〒902-0072 沖縄県那覇市字真地421−7 |
電話番号 | +81988555936 |
URL | https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/shikinaen.html |
営業時間 | 9時~18時 |
夕食は朝食で行こうと思っていてた「お食事処みかど」です。
ゆいレール県庁前駅から徒歩7、8分で、アパホテル那覇からは徒歩2分くらいのところにあります。
定食色々ありますが、ポークと玉子焼き定食(650円)にしました。
ボリュームがあります。どちらかというと朝食向きのメニューかな。
9/18時点では営業時間が変更されていますので、ご注意を。
店舗名 | お食事処みかど |
住所 | 〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目3−18 |
電話番号 | +81988687082 |
営業時間 | 10時~22時 |
暗くなる前にはホテルに帰ってきました。
Tシャツもズボンも汗臭いのでホテルのランドリーで選択しようと思いましたが1台しかなく、タイミングを見計らうのも難しいので近所のコインランドリーを見つけて選択してきました。これは別記事にしよう。
▼松山エリアで便利なコインランドリー
3日目は首里城と水族館です!
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