函館から日本海を満喫して大阪へ至る旅【プラン説明】

2021年9月28日2024年12月10日

日本の沿岸には各種路線が張り巡らされています。それはJR、三セク、私鉄と色々。今回は北海道は函館から、日本海沿岸の風景を満喫する旅を企画し、実行しましたので、その概要とルートを説明します。

2024年12月追加
この旅は記事作成当時の実現可能なルートで行なっており、現在では利用できないルートも一部含まれています。

はじめに

以前に紹介した「大阪から北海道まで青春18きっぷで行く旅」はご存じでしょうか？

青春18きっぷを利用して、三セクエリアでは別料金を払いながら大阪から北海道まで旅行する計画です。そしてこれを紹介したからには、やはり自分で実行しないといけません。

▼ 大阪から北海道まで青春18きっぷで行く旅

ただしこれらは青春18きっぷの時期でしかできないところが難点です。

よって今回は前回の紹介のリッチ版として、青春18きっぷの時期ではなくてもできて、より効率よく、なおかつ費用もそこまで高くならないような計画をしましたので紹介します。

前回との違いは大きく2つです。

ここでポイントとなるのは”通しの片道乗車券”と言うところ。JRの切符は距離が長くなるにつれてkmあたりの単価はお安くなります。

それは距離に応じて段階的に変化していくものですから、例えば大阪=東京間の乗車券を買う料金と、名古屋で分けて別々に買う料金では同じ金額にはならずに1,000円弱の差が出ます。これは別々に買ったことで名古屋で距離がいったんリセットされたからですね。

また、当然ですがJRの路線(在来線+新幹線)である必要があります。ただし通過連絡運輸と言って、現在はそのルートに1社の他社路線があっても通しで切符を発券してもらえます(接続駅は条件あり)。

今回はこの規則を適用して、日本海側のルートでどうにもならならい直江津=上越妙高間のえちごトキめき鉄道を組み込みました。

これもあまり知られていないと思いますが、距離が(営業キロで)101kmの切符は途中下車することが可能です。特に今回はタイトルにあるように300里、つまり約1200kmもあります。

もちろん途中下車しても切符を回収されることはありません。これを有効活用して経路上の街で観光することが可能です。

北陸地方は北陸新幹線開業のおかげで在来線は金沢=直江津間で三セク化されてしまいました。この部分はもともと北陸本線だった部分で、今はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道3社の路線に分割されています。

前述の通り、通しの乗車券に組み込めるのは、原則他社線1社までなので全てを組み込むことが出来ないといった点、直江津から南方面へは代替となるJR路線が存在しない点を考慮して、金沢=直江津間をその1社とし、残りの部分は北陸新幹線としました。

北海道については函館スタートにする以上、新幹線を利用せざるを得ません。もし費用を押さえたいのなら、函館から青森をフェリー移動とし、切符は青森スタートにする代替案はあります。

今回の旅行でかかった費用を参考に提示します。

下記に提示する費用は純粋な移動にかかった費用のみで、乗車運賃と特急料金になります。

*片道なので往路についいては別途必要

新幹線に乗った回数：5回

特急に乗った回数：3回

有料快速に乗った回数：2回

詳しい旅行の様子は下記より各種記事をご確認下さい。

日程	出発	到着	記事
1日目	大阪	函館	https://tooaruki.com/jp/10002
2日目	函館	秋田	(前編)https://tooaruki.com/jp/10081 (後編)https://tooaruki.com/jp/10153/
3日目	秋田	新潟	(前編)https://tooaruki.com/jp/10280 (後編)https://tooaruki.com/jp/10367
4日目	新潟	宇奈月温泉	(前編)https://tooaruki.com/jp/10445 (後編)https://tooaruki.com/jp/10573
5日目	宇奈月温泉	大阪	(前編)https://tooaruki.com/jp/10591 (後編)https://tooaruki.com/jp/10726