【廃止】大阪ひだは新幹線と組み合わせれば安くなる!?

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1日1往復、大阪と飛騨高山を結ぶ大阪ひだ(特急ひだ)は実は新幹線を使えばさらに安くなる!今回はそんな裏技的なきっぷの購入方法を紹介。

2024/03/27 更新
2024年春、JR各社において新幹線と在来線特急の乗継割引は廃止されました。
下記の記事は 2023/08 頃の情報となります。

目次

運賃の仕組みを利用した裏技

もう皆さんこの記事を検索している辺り、大阪を1日1回出発、到着する大阪ひだ(特急ひだ)のことは御存じでしょう。

飛騨高山方面への観光には乗り換えなしで行けるので大変便利な列車です。説明はいらないかもしれませんが、一応大阪ひだの参考記事を貼っておきます。

▼1日1往復、大阪発着「特急ひだ」で飛騨方面(高山/下呂)が便利

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さて、そんな大阪ひだですが、実は少しお得に乗車する方法があります。

それは一部の極わずかな区間に新幹線を組み込むことです。

乗り換えが発生するので若干利便性は下がるものの、大して所要時間は変わらない上に、最大*で片道810円お得になるので是非参考に頂ければと思います。

*最繁忙期指定席利用の場合

乗継割引+特定特急料金を利用

新幹線と在来線の乗継割引

さて、今回紹介する裏技はJRの運賃制度を利用したものです。

それが「新幹線と在来線の乗継割引」と呼ばれるもの。JR西日本によると下記の記載があります。

以下に紹介する条件で、JR線の特急列車や急行列車を乗り継ぐと特急・急行料金、指定席料金が半額になります。

引用:JRおでかけネット/JR西日本

そして今回適用される条件と言うのがこちらです。

東海道・山陽新幹線の新横浜~相生間の新幹線停車駅…

引用:JRおでかけネット/JR西日本

特定特急料金

もう一点ポイントとなるのが新幹線特定特急料金と言う制度です。

これは簡単に言うと隣り合う1駅間、新幹線を利用すると通常の自由席の料金よりもさらにお得になるルールです。

そのあたりの話は下記が参考になると思いますので参考に!

▼特定特急料金制度のために小倉=博多間の新幹線が確約で利用可能

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京都駅乗換で「半額特急料金<新幹線特急料金」を満たす

大阪から高山への道中には大阪から米原の区間で新幹線が並走しています。よって前述の条件に当てはまり、この区間で新幹線と在来線を利用すると、在来線の特急料金が半額になります。

さて、その新幹線の乗継割引を利用するにあたって大事なのが「半額特急料金>新幹線特急料金となること!当たり前ですが折角特急料金が半額になってもそれが新幹線の特急料金がそれを越えていれば全然意味がありません。

大阪から乗車するケースですと、京都乗換えがその条件を満たします。

実際どのくらい安くなる?

大阪=高山/下呂の例(自由席)

こちらが普通に大阪から大阪ひだを利用して高山/下呂に向かうケース。

*大阪は新大阪を含む

そしてこちらが京都まで新幹線、そこから大阪ひだに乗り換えて向かうケース

ご覧いただくと分かりますが、在来線の場合の特急料金は2,420円なのに対して、新幹線+在来線の特急料金は2,080円となり、新幹線を利用したほうが安くなっていることがわかるでしょう。

こちらは全て自由席を利用した場合であり、高山までは340円安くなります。自由席料金というのは季節によらず一律の料金であるので紹介しましたが、大阪ひだで指定席を利用するときはもう少し複雑です。

では実際に指定席を利用した場合のケースを紹介します。

大阪ひだ指定席を利用した場合(大阪=下呂)

では大阪ひだの指定席を利用した場合はどうなるか。実例を交えて紹介します。

新幹線部分は特定特急料金でなければ安くならないのでここは同じです。
※ここを指定席にしたとたん通常の指定席ルールが適用されものすごく高くなります。

一方で大阪ひだの特急料金は1,570円とあります。自由席が1,210円に対して360円高くなっていますね。これの内訳は下記の通りです。

(営業)キロ300kmまでの指定席料金:2,950円…①
繁忙期料金:200円…➁
—————————
(①+➁) / 2 = 1,570円…③ (10円未満は切り捨て)

このように最後に割引が掛かるので、指定席を利用しても割安に利用することが出来るのです。

ちなみにこの場合の合計料金は6,950円。そして大阪からひだの指定席に乗車した場合は7,660円になりますので710円お得になりました。

京都の場合は?

参考に京都から乗車する場合の例を紹介します。こちらは通常の料金。

こちらは新幹線を利用する場合の料金。大阪とは違い、京都から乗車する場合は米原駅で乗り換えるようにしましょう。

結果を見ても分かるように京都から乗車する場合もお得に利用できそうですね。

まとめ

乗換が発生するものの、大阪から高山や下呂までの乗車は新幹線を組み合わせることで安くなることがわかりました。

特に新大阪=京都間は全ての新幹線が利用できるのでそれほど乗り継ぎで不便することは無いでしょう。

できるだけ安く、早く飛騨高山に向かいたい場合はおススメしたい乗り方です。

Daisuke
SE/ソロトラベラー
得意分野:乗り物全般/一人旅

趣味とその延長で取得した旅行業務取扱管理者の資格を活用し、テーマ性がありつつも自由度の高い旅行を設計して実行しています。

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